コメディでドMなおすすめアニメランキング 12

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのコメディでドMな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番のコメディでドMなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

95.5 1 コメディでドMなアニメランキング1位
この素晴らしい世界に祝福を! 第2期(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2198)
11800人が棚に入れました
不慮の事故により異世界に転生した、ゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」という夢はイマイチ叶わないものの、なんとかそれなりに、異世界での日々を送っていた。転生特典として道連れにしてきた女神・アクア。一日一発しか魔法を撃てないアークウィザード・めぐみん。攻撃が当たらないクルセイダー・ダクネス。能力は高いのにとんでもなく残念な3人のパーティメンバーたちとも、なんとかそれなりに、クエストをこなしていた。―――そんなある日。機動要塞デストロイヤーの脅威からアクセルの街を救ったカズマたちに、王都からやって来た使者は言い放った。「冒険者、サトウカズマ。貴様には現在、国家転覆罪の容疑がかけられている!」……平凡な冒険者・カズマが過ごす異世界ライフの明日はどっち!?

声優・キャラクター
福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、原紗友里、稲田徹、堀江由衣、豊崎愛生、諏訪彩花、江口拓也、生天目仁美、西田雅一
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この素晴らしいアニメに拍手を…贈ろうと思う

今期一番の期待作品が始まりました。さてさて、どんな冒険(?)が待っているのでしょうか。

1話…やっぱりこの連中はこうでないと
{netabare}完全に一期の続きです。あのタイーホから始まりました。
クズ…カス…カズマが国家反逆罪容疑で捕まり、取り調べ。救おうとアクア達が動くが、相変わらずすっとんきょうな感じで役に立ちません。裁判ではララティーナ(ダグネス)のおかげで処分保留。が、領主屋敷の弁償として12億ものの借金を背負うことに。

この感じ、良いですね。難しく考える必要なし。クズマとダメガミと爆裂娘とMお嬢様の冒険ではない冒険譚。ファンタジーとは言いがたいファンタジー、クスクスしてしまう笑。やっぱり面白いです。
作画がなんか変です。狙い?万策尽きる前のギリギリ?原作の挿し絵やなんかは可愛いのに。{/netabare}

2話…黒歴史は涙無しには見ることが…
{netabare}あの場面、見たことあるぞ、そう、∀ガンダムだ。黒歴史とは過去の恥じではない、恥ずかしいだけだ。

ダグネスが一晩経っても帰ってこないことに悶えるカズマたち。そんな折りにデカガエルの退治を命じられる。ドタバタしながらも退治を試みるが、残りにパクリでピンチ。ピンチを救ったのは「ゆんゆん」。自称、めぐみんのライバルで、紅魔族の長の娘。めぐみんが主席でゆんゆんは次席という立場だったらしい。
ゆんゆんに勝負を挑まれるものの、卑怯(?)な手でかわすめくみん。
家に帰り、カズマの挑発に乗って一緒に風呂に入るめぐみん。結局アクアにバレてカズマは「ロリニート」の称号を得た。
カズマ達がウィズの店へ行くと、偶然を装って店にいたゆんゆん。再びめぐみんに挑もうするも、仲良くなるための魔法の水晶を使う(その間にウィズの胸をモミモミするちょむすけが気になった)。そこで映し出されためぐみんとゆんゆんの過去があまりにもな…めぐみんは貧乏すぎる過去が、ゆんゆんは超ボッチなとが明らかになってしまった。

ゆんゆんが思った以上に可愛くデザインされていました。豊崎さんの声も合っています。これからどんな活躍(?)を見せるのか楽しみです。{/netabare}

3話…アクアって女神だったんだなぁ…
{netabare}大借金を背負ったカズマ一行。それでもめぐみんの爆裂魔法の日課を欠かせない。
新しいダンジョンが見つかり、お宝があれば借金返済の足しになると挑むカズマ。カズマは新たなスキルをマスターしており、未知のダンジョンもなんとか進むが、待ってろと言ったのにアクアがダンジョンに。アンテッドが襲うけど、アクアが清めて浄化。そしてリッチと遭遇。そのリッチは過去に結構な魔法使いとして活躍していて、王の妾の一人を解放し、一緒に行動していたが、彼女が重い病になり、それを解き放つためにリッチとなったのだとか。
すでに彼女も亡くなり、アクアに浄化してほしいと願う。アクアは願いを聞き入れ、魂を導いた。

何、この感動系の話は?…このすばっぽくない。でも所々笑いぶっ込んでくるので飽きないです。アクアは女神だったんだなぁ…
前回と今回は作画がきれいだったような…{/netabare}

4話…ララティーナ(本名)は真性の…
{netabare}カズマとアクアが戯れる(日常)なか、飛び込んできた謎の美女、ララティーナ(ダグネスとも言う)だった。何でも見合いさせられるという。
パーティーで冒険を続けたいララティーナは見合いを破談させようとカズマたちに頼み込みにきたのだ。寿退社ならやめさせる理由にもってこいと考えたカスマは屋敷へ向かう。
屋敷ではララティーナが見合い相手の話をするが、どこをどう考えても良縁である。ララティーナからぶち壊すように頼まれていたものの、臨時執事で見合いを成功させようとする。見合い相手はイケメンな上に性格も良し、本当は断るつもりできたのが、ララティーナを気に入ってしまった。何とかしたいララティーナは本性を見せつけ、カズマと決闘。カズマとの仲を勘違いしたのか何だか分からない感じで破談になる。しかも、お腹にはカズマの子を宿していると爆弾発言を残して。

今週も腹抱えて笑いました。ダグネスの真性っぷりが良いです。2週物語から離れていた分、爆裂した感じです。
このすばは展開だけでなく、細かいところも爆笑できるんですよね。今週はアクアに笑いを持っていかれてます。冒頭のでかいコブ、米粒を使った紙の修復、鯉の呼び寄せなど。本当に面白いです。{/netabare}

5話…オチは?
{netabare}セナにモンスターの出現がカズマのせいと疑われるが、ダンジョンにアクアが魔方陣を張ったせいだった…
仮面を被ったちびモンスターは爆発するものだったがダグネスには効かない。カズマとダグネスがダンジョンに入り、魔方陣を消すことに。すると、魔王軍幹部のバニルが待ち構えていた。バニルはダグネスタイプのM持ち、どんなやられ方するのが楽しいか考えていた変態混じり。但し、能力は確かで、見通す力や土から人形系モンスターを発生させるなど優秀。
が、ダンジョンからモンスターがいなくなったことのが女神であるアクアのせいだと怒り、アクアを倒すことに動く。そこをダグネスの剣がたまたまカズマがこけたせいで当たり、倒す。と思ったら、仮面だけで乗り移れる能力を持っており、ダグネスに乗り移る。ダグネスとバニルの一人漫才が始まる。バニルに乗っ取られながらも最後まで精神的な抵抗をし、最後はめぐみんの爆裂魔法をダグネスに放ち、バニルを倒した。
この件を一部始終見ていたセナからカズマの嫌疑は晴れて無罪放免。しかも、幹部を倒した功績によって借金完済どころか、莫大な恩賞を得ることに。

あ、あれ? こんなキレイなオチでいいのか?
ダグネスとバニルの漫才が面白かったです。掛け合い上手いものだなと感心です。しかしまぁ、魔王軍の幹部は変なのしか居ないのか? 魔王は更にいっちゃっているんではないか?{/netabare}

6話…ちゅんちゅん丸と聞いて、ピュンピュン丸と反応した人は…
{netabare}年齢がばれてしまいます。
バニルは生きていた。というより、仮面にⅡとあり二号機のようだ…。バニルからカズマの世界の商品を売ったら儲かると言われ、カズマは早速コタツを製作。あまりの気持ちよさにコタツムリになるカズマ(熱源はなんだろうか?という突っ込みは…)。ダグネスとめぐみんにコタツごと外に投げ出され、ようやく動くことに。
カズマが新たな武器として日本刀を製作をしたが、商品やドアに引っ掛けてしまい、結局は短刀に(背中に背負うとか、武士のごとく脇に差すとかすればいいものをという突っ込みは…)。かっこいい名前をつけようとしたら、めぐみんが勝手に「ちゅんちゅん丸」と名づけてしまい涙目のカズマだった。
リザードランナー(80年代に一世を風靡したあおのトカゲ)を退治するクエストに挑む一行。珍しくカズマが完璧な作戦を立てたものの、フラグでしかない。見事にアクアがぶち壊してしまい、アクアは悶絶。ダグネスは群れにぐちゃぐちゃにされ喜ぶ…。カズマがキーポイントのモンスターをかっこよく(このシーンは本当にかっこよい描写)討つものの、登っていた木から落下、首がグシャ…。気がついたらエリス様の前にいて、生き返りを進めるものの、ふと考えるカズマ。なんと、現世に生き返りたいと言い出す。
アクアが説得するものの、動じない。めぐみんが体にいたずらをしていると聞き、あわてて戻ることに。目を覚ますと涙目のめぐみん、なぜかこらえるダグネス(泣いているように見えたのだが…)、やれやれという感じのアクア。
家に戻り、風呂に入ろうとすると、下腹部に「聖剣エクスかリバー」のいたずら書きが。

今週も爆笑でした。どうせやられると言ってダダこねるアクアの動きが妙におかしくて。エリスが可愛いのと、めぐみんの涙目がキュンときました。{/netabare}

7話…どんどん優雅になっていく…あってはいけない
{netabare}めぐみんはゆんゆんのところから帰ってきて焦った。なぜかカズマとアクアが優雅なティータイムを送っていたからだ(ただし、紅茶はアクアによって浄化され、単なるお湯になっているが)。バニルがやって来て、カズマにカズマが用意したグッズを一括なら3億で、月々なら百万で買い取ると言うのだ。すでにセレブ気分だった。冒険しようとめぐみんは言うが、カズマは首折れたばかり、よくなるまで休みたいと言い、それなら温泉にと言うめぐみんの誘いに乗った。
温泉行く前にウィズの店に寄ったら、ウィズがボロボロになっていた。売れそうもない商品を仕入れてきたウィズにバニルが撃ち込んでいたのだ。温泉にはウィズも連れていくことになった。
温泉へ行くための馬車乗り場でゴタゴタするカズマ一行。ようやく出発したら、なんか走ってくる影が…どうも、ダグネスの着ている防具に寄せられたらしい…。

安定感抜群の面白さです。留守中に乗り込んでくるゆんゆんの孤独さたるや…。
作画がこれまでのなかで一番綺麗だったような気がします。アクアの斜め上からの目線が綺麗で、めぐみんの表情が可愛くて。まぁ…この作品は作画が云々ではないのですが、それでも綺麗な方が良いのは確かです。
{/netabare}

8話…前半珍しい冒険譚、後半詐欺話
{netabare}ダクネスに突進してくる鳥たち、相変わらずダクネスは嬉しそう…。カズマの機転を利かせた対処で一難を乗り越える。その夜、野宿でカズマは違和感を感じる、それはゾンビだった。どうやらアクアに寄ってきたらしい…。ウィズが川を渡りそうになるが、アクアが退治した。カズマはお礼の受け取りを拒否した…すみませんと言いながら。
目的地の温泉に到着、そこはアクシズ教の総本山だった。カズマに近寄ってくる人々は詐欺師…アクシズ教に入信させるためにあの手この手で迫ってくる。エリス教のダクネスには物凄く冷たい。あまりのしつこさに流石にキレたカズマだった。

今週も安定したお笑いでした。ダクネスのMっぷり、アクアのダメっぷりが絶妙。ウィズの川を渡りそうになる場面にはそう来たかという感じで。
女神がアクアですものね、そりゃあ信者もそうなる…。エリスを目の敵にしているのもね(笑){/netabare}

9話…アクシズ教は詐⚪集団?
{netabare}キレたカズマは教会に乗り込む。そこにはシスターが居たのだが、やっぱりおかしい…。傍らでめぐみんはアクシズ教の恐ろしさに震えていた。
懺悔室に入ったカズマ、答える女の子はどこからどう見てもアクアだった。調子に乗っていたアクアにカズマは容赦なく攻める。半泣きのアクアは陥落した。
アクシズ教の信者はそれほど多くはないらしい。なので、アクアは信者をどんなことをしても守るのだという。
目的だった温泉、当然のように混浴に向かうカズマ。そこにはカップルみたいな男女がいた。男はアクシズ教の勧誘にぐったりだった。女はカズマの熱視線を浴びてあがっていった。女風呂にダクネスとめぐみんが入ってきて…。
風呂上がり、アクアが泣いていた。なんでも、温泉を浄化してしまい、女神だと言い張ったのに信じてもらえなかったらしい(当たり前である)。だが、温泉が毒で汚染されているとのこと、何とかしようとがんばるアクアだが…

今回もたっぷりと笑わせてもらいました。アクアとカズマの教会でのやり取り、「エリスの胸はパッド入り~」、ウィズが浄化されそうになるときの場面、風呂場のカズマとめぐみん&ダクネスのやり取り、カズマのガン見、噴水前での演説などなど、本当に飽きません。アクシズ教、怪しすぎ…て、女神が女神だしね~
今回もゆんゆんの手紙で締めたけど、どんどん悲壮な感じになっていくのだが…気になります。
おや?次回で終わり? 早いよ~{/netabare}

10話…このおかしな一行に祝福を
{netabare}アクシズ教徒から追われるアクシズ教の女神アクア(ちょっとかわいそう)。毒が混入されている原泉に向かうが、追い返されそうになる。そこはララティーナ(ダグネス)の家の威光で入れることに。するとそこには怪しげな男が何かしていた。ウィズが思い出す「ハンスさんですよね」。なんと、魔王軍の幹部で強いと言われる毒スライムだったのだ。スライムと聞いてカズマは余裕ぶっこいていたが、スライムは弱くはない(それはドラクエのイメージだ)、焦って逃げ出すカズマたちだったが、後ろからはアクシズ教徒の集団がやって来ていた。原泉を浄化しようと突っ込むアクアにカズマは観念して戦うことを決める。ウィズはハンスが管理人を食ったことに激怒して氷の魔法で攻撃する。カズマの自己犠牲を伴った戦略でハンスを弱め、どこからどう見てもホイミスライムとなったハンスをアクアのゴッドブローが襲う。そして、原泉も浄化され、一件落着。
だったはずだが、アクアが温泉を完全浄化してしまったため、町を追われてしまう。蘇ったカズマ、始まりの街に戻り、中間たちとの日常が一番と感じておしまい。

アクシズ教、これはいかん…。教義、笑ったけど、真を突いているところもあったりするところが憎いです。まぁ女神が女神だけにねぇ…。でも、アクアが教徒を守ろうとする気持ちはかっこよかったです。
カズマも同じ、何だかんだ言いながらみんなを守るところが何とも良いです。
それにしてもバトルの場面、メチャクチャカッコいい感じがしたのですが…。この作品は作画まで含めて笑ってくださいということなんでしょう。
三期の予告期待したのですが、何故かカウンターに置かれたパンツが…。まったく、最後の最後まで笑わせてくれる。{/netabare}

二期も一話から最終回まで楽しめました。大爆笑というより、クスクスが連続でやってくる感じがこの作品の持ち味です。また、下手な人情話はないけど、時おり仲間や町の人たちのことで行動するようなところが良い感じになっています。
一本の流れはなく、一話から数話で話をまとめていて、中だるみも、飽きることもありません。

クズマ…カズマと3バ…3人のヒロインたちの関係は相変わらずの距離感で本当に良いです。カズマも言っていたとおり、見た目は良い3人なので普通ならハーレムアニメになるんですけどね…付かず離れず、恋愛にもならず、かといって互いに嫌な感じもしない。これこそ「このすば」の魅力なんだと思います。

作画ですが、OP1話ED見たとき、このままずっとこれではさすがに…と思ったのですが、毎回のように違い、7話や最終回のバトルは本当に美麗にさえ感じ、何が本当なんだかよく分からないのが「このすば」。作画まで「ネタ」なんでしょうね。

三期の予告を期待したのですが、ありませんでした。このあとも(というより、このあとの方はもっと)面白そうなので、アニメにしてほしいです。ともあれ、この作品に祝福を!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 59
ネタバレ

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この素晴らしい石鹸なんか食えるか!!

この素晴らしい世界に祝福を!二期の感想になりますが長文なので、読んで戴く場合はその点をご理解下さい。

まず結構感心したのがオープニング&エンディング。
一期のオープニングは物語の始まりらしく、メインキャラの特性と今後登場するキャラの顔見せ的な構成でした。
これに対して二期は場面変化と共にキャラが徐々に汚れ表情も変化させ、各々の得意技を披露してから締め括り冒険成功の報酬をGETするまでを1つの物語として描きます。
これによりクエストをこなし糧を得られる様な冒険者への成長具合も分かる様に構成されていました。

エンディングの場合一期と同様アクセルの街と各キャラの一日を描き、冒頭等で流れるチルトシフト調の風景が余計に生活感を増させつつ生活状況の変化を自然と織り交ぜています。(チルトシフトはミニチュア風に写す技法の事です)
例えばカズマが一期と違い釣りが上手くなり、アクアは子供に対しての人気がやたら上昇。
メグミンはリンゴを勝手に取る事を止め猫を飼い始め、ダクネスは以前より街に馴染んだ感じ。(売り物のリンゴを盗ったらダメですしね)
そして帰る場所が馬小屋から屋敷に変わるが、帰宅する順番が重要です。
一期では最後にトボトボ帰ってくるカズマが一番先に戻って魚を焼き出迎える。これは彼が役立つ存在へと成長しパーティの要になったと様に感じました。

オープニングは仕事という日常、エンディングは休日という日常。
タイプの違う日常を短い時間で上手に描いている良い演出だと思います。

次はストーリーについて…また思い切った展開ですよね。
{netabare}主人公はいきなり囚人で裁判を受けるも何とか死刑を回避!するのですが膨大な借金を背負わされる。
しかもメインヒロインの一人ダクネスが丸々二話ほぼ出てこないという思い切りっぷり。
ここから先の話は暫くほぼララティーナことダクネス無双。
その変態性…いやいや問題児っぷりを存分に発揮しドン引きさせてくれると同時に盛大に笑わせて貰いました。
まぁなんやかんやで魔王軍幹部のバニルさんを討伐し汚名返上名誉回復、借金問題もなくなり似非セレブ候補になります。
そして4話を跨ぐ温泉回が始まりますが、肝である入浴描写は1話のみという構成。
代わりに一番多く描かれているのが温泉街の特異性で、簡単に言うと怪しげな新興宗教団体の異常行動の数々を赤裸々に描きます。
それはそれは恐ろしく街中に張り巡らされた勧誘トラップの数々…偶然を装った出会いから貴方の為に祈らせて下さいコンボ…飲める洗剤やら食べれる石鹸ってアム◯ェイ?果ては子供すら囮に使う徹底ぶり…みたいな感じで妙にリアル…もし自分があの街に行ったなら精神に異常を来たす自身があります…(登場人物の一人は異教徒に対する仕打ちを楽しんでたが…)
この手の方々の一番怖ろしい所は「純粋に良かれと信じやっている」点でして、ホント怖いなぁ…
で、またなんやかんやでラスボス「デぇっドリぃポぃぞンスラぁイムのハぁンス」との戦闘へ突入します。
各キャラが特性を活かし神作画の戦闘に勝利するのですが、{/netabare}ここで一番肝心なのがカズマの行動。
ご存知の通り主人公パーティはカズマ以外個々の能力が非常に高い。しかし各々問題があるのでそのままでは額面通りの能力を発揮できません。
カズマの機転と的確な指示、自らを囮とした誘導なくして強敵の{netabare}デぇっドリぃ以下略に勝利する事は叶わなかった筈。{/netabare}
つまりカズマはエース、ジャック、クイーン、キングを最適に運用出来る繰り手であり自らも化け戦うジョーカーという立場です。
エンディングの事でも少し触れましたけど、やはりカズマは無くてはならないリーダーではないでしょうか。

妙に主人公カズマの事を書いてしまったので、もう少し彼について考えてみたいと思います。
ダクネスが「アイツはどういう男なのだ?保守的で臆病かと思えば、身分の差を気にもせず貴族相手ですらひどく強気な時もある」と疑問を呈した通り、彼の行動はかなり変わっています。
周りからカスだのクズだの言われてるけど、本当にカスでクズなら貰えるお金を選んだりしませんし、強い相手には媚を売り諂い(へつらい)役立たずと知れば途端に縁を切る筈です。しかし彼は一概にそうしません。
どうしてかというと、彼はたぶん自分のルールに従順なだけではないでしょうか。
根性はないが自分が納得したら躊躇せず動くし、納得出来ないならば断固として断るという行動がそれを物語っています。
それに欠点のある彼だからこそ、同じ様に凸凹なパーティの欠点を理解し補うことが出来る様に思えます。
妙に褒めてしまいましたが、正直品性は汚いし小狡い…でもそういう彼を本気で嫌う人は少ない…不思議と愛される魅力があるという事ですね。

少し脱線してしまいましたが、前作と同様に全話を通じテンポ良く進むストーリーで一気でも個別でも視聴しやすいですから、色々な人に楽しんで戴きたい良作です。

えっと後、少し謎に思っている事を…
{netabare}カズマってスティールを使うと女の子のパン…下着をほぼ確実にGETしますよね。
でもアクアの場合だけは羽衣を剥ぎ取れました…これってアクアがノーパ…いやいや下着を付けてないから羽衣だったの?
む?そうなるとデュラハンのベルディアもそうだったのか?男だったから?
いやはや謎は深まるばかりですね。

で、やっぱり気になってグーグル先生に調べて貰った所、同じ様な疑問を感じてる方々のスレへ行き着きました。
それによりますとアクアのリアルなフィギュアではTバックを着用していて、ディフォルメされた「ねんどろいど」では未着用だったそうです。
う~ん…まぁどっちでもいいやw{/netabare}

一期のレビューもありますので、良かったら読んで戴けると嬉しいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37
ネタバレ

赤緑 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

2期も良かった ただし作画は・・・ ハーレムのようでハーレムじゃない男子向けファンタジー

1期が好きなら楽しめると思う。
しかし、作画は1期より平均レベルが下がったように見える。
あと、めぐみんファンにはちょっと物足りないかも。
男子向けというのはお色気が多めという意味。


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あにこれ始めてから初のリアルタイム視聴アニメ。


ラノベ原作の、異世界転生RPG風ファンタジー、ただしギャグ。
詳しい説明は1期のレビューを参照。


2期はダクネス無双だった。(※ひいき目。実際はアクアも同じくらいだったと思う。)
その代わり、めぐみんが第2話を除いてちょっと目立たなかった気がする。
とにかくダクネスを堪能できた。注目しているのは、エロのところじゃなくて、お嬢様のところね。

新キャラもたくさん出てきて楽しい。
特にバニルがいいキャラ。人気も高いらしい。
バニルに言葉責めされているダクネス、いいね。


ただ、作画がちょっと・・・。1期にも増して悪いところが目に付いた。
第5話が一番良くて、第1話が一番悪かった、かな?
あと、後半はちょっと勢いが失速したと思う。さすがにマンネリになってきた気もする。
最終回はカッコ良かった。


最終回のエンドカード、原作のイラストの方が書いてるんだけど、何これ可愛い。
ダクネスが手前にいるから一番大きく描かれているわけだが。


《総合評価》

作画が良くないが、ギャグかキャラが気に入れば楽しめる。
見た目も好きなキャラがいるのに作画は評価できないということがあるのだろうか。


物語:
主にギャグの評価。
ストーリーは特に注目すべき点はない。
アルカンレティア編(温泉の都)は同じネタが続いて飽きた。

作画:
正直良くない。全編で第1話の水準だったら観てられなかった可能性が高い。
第5話で3.0、第1話で1.7、平均で2.2弱くらい?
OP・ED作画もあまり良くないのが悪印象になっている。

声優:
茅野さんあってのダクネスだ。
他のみなさんも、サブキャラ含めて良かった。
ただし、好みでの評価であって、総合的には最高とまでは言えない。

音楽:
劇伴のアコーディオンの曲が笑える。
OP曲、ノリがイイ曲。
ED曲は1期と同じノリのカントリー風。

キャラ:
ダクネス。
カスマさんも相変わらず。
アクアとめぐみんも割と好き。
過度な巨乳キャラが多すぎるのがちょっとマイナス。



以下、放送中に書いた駄文。

{netabare}
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▼第1話~第4話 - ララティーナ可愛いよララティーナwww

1話目での作画崩壊でどうなることかと思ったが、2話目からは何とか持ち直した。
ただ正直なところ、面白さの勢いは失速してしまったかな。

でもアクアの不憫さとダクネスの可愛さでまだ走り続けられそうだ。
拗ねてるダクネス超かわいい。


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▼第5話 - 作画が安定してきた(このすば基準)

今回もダクネスが大活躍。
中身がアレでも見ている分には問題ない!
あー可愛かった。

アクアもあいかわらず。

めぐみんの影が少し薄かった。

あと、すごくどうでもいいこと。→最奥は「さいおう」と読む。姑息そうな男、は誤用な気がする。


そして今回作画が、このすば史上最高品質だったのでは?


締めのシーンで、ガリル(角が生えた鉄のお面みたいのつけてる冒険者)が
前回の私の投稿のタイトル(↑第1話~第4話)と全く同じセリフ言ってて笑った。
(原作未読。)


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▼第6話 - 中休み回

今回は久々にロープレらしい展開。
・・・いや、前回は中ボス討伐だったはずでは。
前回のはカズマとダクネスの暴れっぷりが凄すぎて、中ボスバトルのイメージが無さ過ぎた。(褒めている)

安定の駄女神。


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▼第7話 - うちのがすいません

ストーリーがダクネス中心で進んでいる気がしてならない。

ところで、もしかして、めぐみんも履いてない?(いや、黒いの履いてるはず)

バニルいいキャラしてるな。


いざ、冒険に出発。
しかし、音楽が無駄にカッコいいなー。

「そんなスキル使ってません」「バインド」・・・ダクネスもう隠す気ないだろ。

カズマの名ゼリフ→すいません、うちの変態がすいません!


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▼第8話 - 美しい景観の街。景観は良かった、景観は。

やはりダクネスの登場シーンが多い気がするのはなぜだ。
私得じゃ・・・語呂悪いな、「俺得」じゃないか。

今回は作画がダメな部分が目立ったな。第1話ほどではないが。


カズマ、鬼畜とはいえ、なぜダクネスの言うとおりにした。(引き摺り)

そういえばトンビだったか、あのダチョウ。

ターンアンデッドの時のアクアの表情がヤバい。そういえば特徴に「顔芸」を付けてなかったな。

ウィズをもっと心配したげて。
ところで、ウィズを背負ったらスゴイことになりそうだが、平気なのかカズマ。

作画が悪い作品だけに、アルカンレティアの到着シーンは作画がんばったのか、美しかった。
アクアの同類がたくさんいるところを除けば良いところだな。

しかし後半はちょっと同じネタがクドかった。
最後のオチも読めたし。
幼女の叫び声は良かったが。

作画の悪さと髪型服装の違いもあって、街を散策した時のダクネスが誰だお前状態に。
キャンプ時の黒い私服のダクネスは可愛かった。そしてちょっとエロかった。


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▼第9話 - 温泉いきたい

また作画が良かった。もち(ry
特に、ヒロインたちが3割増しくらいで可愛いな。風呂だからとかそういうのではなく。
カスマが壁に耳つけているときの顔がウケる。

あと、ネコ(ちょむすけ)も可愛い。

ウィズは不憫属性が上がった。


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▼第10話 - カッコいい!

カズマの捨て身の策で
ハンスを倒すシーン、絵面はカズマを除いてカッコよかった。

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

90.3 2 コメディでドMなアニメランキング2位
この素晴らしい世界に祝福を!(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (3267)
15637人が棚に入れました
ゲームをこよなく愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)の人生は、交通事故(!?)によりあっけなく幕を閉じた……はずだった。
だが、目を覚ますと女神を名乗る美少女・アクアは告げる。

「ねぇ、ちょっといい話があるんだけど。異世界に行かない? 1つだけあなたの好きなものを持って行っていいわよ」
「……じゃあ、あんたで」

RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!
……と舞い上がったのも束の間、異世界に転生したカズマの目下緊急の難問は、
なんと生活費の工面だった!

声優・キャラクター
福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、原紗友里、稲田徹、諏訪彩花、安元洋貴、江口拓也、堀江由衣
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

このすご!

・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:


「この凄く楽しい作品に祝福を!」

略して

「このすご!」

はい、感想タイトル通りこの作品、すご〜く楽しかった。
うん、めちゃくちゃ楽しかったです。

第1話からぐいぐい引き込まれちゃって10話があっという
間でした。

もの凄〜く簡単なあらすじとしては、
ひょんな事故?(事故なのかどうかわかりませんが…
とってもバカバカしいです…いきなり笑えました)
で亡くなった主人公が天界で出会った女神に異世界で
魔王を倒したら1つだけ望みが叶えられると持ちかけられ、
次々と加わる仲間と共に異世界で起こる出来事を乗り越え
ていくドタバタギャグコメディかな。

私はこの作品は全くの前知識を持たずに見たので

「この素晴らしい世界に祝福を!」

というタイトルに何故か、
「これ絶対感動する作品だ」、「泣けちゃう作品だ」
と思って見てしまったので、第1話での私の勝手な作品への
思い込みとのギャプが凄いでした。
このギャプがある意味「はたらく魔王さま」と似た感じが
あって凄く嬉しかったかな。

RPGの様な世界でおバカなキャラがワイワイガヤガヤ。

作品の世界観やキャラ設定は今までの作品でもありがちと
言えばありがちみたいな作品なんだけど、こういう世界観
の作品で細かいツッコミとネタで最後まで笑えるのが凄く
なんだか新鮮な感じがしました。

キャラデは私的には「おっー!」って思うほど綺麗でも
可愛いくも無く逆に崩れてない?って思う時もあるけれど
基本ギャグ路線なので逆にそこが良かったりする感じ。

妙に合ってたりして…

お話が進むに連れてキャラの設定やおバカな世界観に
マッチした楽しい雰囲気に溶け込んでいく感じが不思議。
だんだんキャラが可愛くなって愛おしくなっちゃう感じ。
そんなデザインです。

ゲームとかあまり分からない私にもRPGの世界ってこんな
感じなんだなぁって、楽しみながら理解出来るのが嬉しい
ですね。

制作は「地獄少女」「Fate/stay night」「ひぐらしのなく
頃に」「薄桜鬼」「昭和元禄落語心中」などなど人気作の
多いスタジオディーンさん。

監督はアニメーターで「これはゾンビですか?」「東京レ
イヴンズ」「ルパン三世 princess of the breeze 〜隠され
た空中都市〜」などで監督を務めた金崎貴臣さん。

そしてシリーズ構成・脚本に上江洲誠さん。
もう私でも知っている方なので有名ですね。
「瀬戸の花嫁」「刀語」「宇宙兄弟」「結城友奈は勇者で
ある」「暗殺教室」「アルスラーン戦記」などなど、
私的には「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」が
最近では1番印象的な脚本家さんです。

声優さんでは私の最近視聴した作品の中では久しぶりに
雨宮天さんが出演されていたのが嬉しかったかな。
この雨宮さんのアクアの演技が楽しくて可愛くて。

茅野愛衣、堀江由衣さんは言うまでもなく、「俺ガイル」
のヒッキーこと江口拓也さん、「アルペジオ」刑部蒔絵
ちゃん役の原紗友里さんなど意外におっ!って思っちゃう
役者さんが楽しいです。

そしてそして何と言っても昨年あたりから活躍が目覚ましい
めぐみん役の高橋李依さん。
がっこうぐらし!の直樹美紀、それが声優の一ノ瀬双葉、
乱歩奇譚 Game of Laplaceのコバヤシなどなど主役、
準主役級に多数抜擢。
今年も当作品のめぐみんをはじめ魔法つかいプリキュア!
でも主人公:朝日奈みらいを演じるなどこれから凄く楽しみ
な声優さんなんです。
今年の3月に行われた第10回声優アワードで新人女優賞を
上坂すみれさん、田中あいみさんらと共に受賞。
私的にこれから要チェックな声優さんです。

オープニングテーマ「fantastic dreamer」を歌うのは
ホリプロで田所あずささんと同期のMachicoさん。
アップテンポな曲が楽しいオープニングアニメーションと
マッチしていて、見る前からワクワクさせてくれます。
オープニングの途中でお話しのタイトルが出るのもなんだ
か斬新でいいですね。

エンディングテーマ「ちいさな冒険者」を歌うのは
アクア:雨宮天さん、めぐみん:高橋李依さん、ダクネス:
茅野愛衣さんのヒロイン3人。
凄〜くのんびりした曲でいっぱい笑った後にこの曲を聴く
ととっても癒されます。
一回リセットしてまた新たな楽しみがあるみたいな。
最後は「ほけっー」とした気持ちにさせてくれるのが嬉し
いですね。
劇中でのBGMもシーンに合わせての細かい演出がとっても
ストーリーの魅力をアップしてくれてたと思います。

全10話で軽く笑えながら最後まで視聴出来ますので興味の
ある方は第1話だけでも視聴して欲しいな。
ハマる方は第1話でいきなりハマっちゃうと思います♪

私のハートを鷲掴みにした逸品。
早速、2期も決まっているみたい。
楽しみです♪


・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:


【作品DATE】
{netabare}
《staff》
{netabare}
原作 - 暁なつめ
原作イラスト - 三嶋くろね
監督 - 金崎貴臣
助監督 - 吉田俊司
シリーズ構成 - 上江洲誠
キャラクターデザイン - 菊田幸一
美術監督 - 三宅昌和
美術設定 - 藤井一志
セットデザイン - 青木智由紀(第6話 - )
色彩設計 - 吉田沙織
撮影監督 - 浜尾繁光
3D監督 - 今垣佳奈
編集 - 木村佳史子
音響監督 - 岩浪美和
音楽 - 甲田雅人
音楽制作 - 日本コロムビア
アニメーション制作 - スタジオディーン
製作 - このすば製作委員会
放送局 - TOKYO MX、BS11ほか
放送期間 - 2016年1月 - 3月
話数 - 全10話
{/netabare}

《cast》
{netabare}
佐藤和真(サトウ カズマ) - 福島潤
アクア - 雨宮天
めぐみん - 高橋李依
ダクネス - 茅野愛衣
ウィズ - 堀江由衣
クリス - 諏訪彩花
ルナ - 原紗友里
荒らくれ者 - 稲田徹
デュラハン - 安元洋貴
ミツルギ - 江口拓也
{/netabare}


《songs》
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オープニングテーマ
「fantastic dreamer」
作詞・作曲・編曲 - 園田智也 / 歌 - Machico
第1話ではエンディングテーマ。
第10話では挿入歌として使用。

エンディングテーマ
「ちいさな冒険者」
(第2話 - 第10話)
作詞・作曲・編曲 - 佐藤良成 /
歌 - アクア(雨宮天)、めぐみん(高橋李依)、ダクネス
(茅野愛衣)
{/netabare}
{/netabare}

【mio's café】
ここからはネタばれですので
視聴済みの方だけ見てね♪

{netabare}
もう1話目からスっごく笑っちゃいました。

このお話し、ストーリー云々よりもキャラの魅力、セリフ
の魅力が8割方を占める作品だったかなって感じ。

カズマの死に方の滑稽さもさることながら、
(医者にも親にも笑われながら亡くなるって…
ある意味幸せ?)
女神・アクアの毒舌能天気ポンコツキャラに一目惚れ♡
私、こういうキャラやっぱり好き。
雨宮さんの演技が凄くいいですね。
声を聞いてるだけでウキウキしちゃう感じ。
声にならない絶叫してるところとかもう…

カズマCV:福島潤さんとの絡みが最高。
会話の間とテンポが凄く良くて笑いが止まりません。
変わり者が多いとされるアクシズ教の御神体。
変な意味で恐れられているのがなんとも…
職業はアークプリースト(上級職)で強気の発言でわがまま。

でも駄女神呼ばわりして突き放すカズマに最後は
必ずすがってしまうかまってちゃんぷりも可愛い。
誰かに似てるなって思ったら強気でワガママな性格と
スタイルバツグンで青くて長いロングの髪。
そうアルペジオのタカオちゃんだぁって思ったの私だけ?
タカオちゃんよりもっとポンコツキャラなんだけど…。
そんな2人の絡みだけでも充分楽しいのにこの2人に割って
入る様に登場しためぐみん。

凄いですね、魔法の威力もさることながらこのキャラの
魅力の破壊力。
魔法能力が高いと言われる紅魔族の中でもトップクラスの
実力を持つ天才魔法使い。
爆発系最上級魔法「爆裂魔法」の使い手で職業は
アークウィザード(上級職)。

「爆裂魔法しか愛せない」

なんとも…

1日1発しか撃てない「爆裂魔法」への愛情はただならぬ
ものがあり、中二恋のあのキャラを彷彿させる中二病ぷり
にさらにおバカ値を+10足した様ななんとも言えない
愛すべきキャラ。

登場した第2話からいきなり爆裂魔法を使った後動けなく
なってパタリ…。
「ヤバイです。喰われます。」
「すみません、ちょっと助けて…うっ、くぱっ…」
ってカエルに食べられるし、
「カエルの中って臭いけどいい感じに温いんですね。」
とか凄く笑っちゃいました。
って言うかセリフの1つ1つとキャラの表情、高橋李依さん
の演技がとても楽しくて笑いが止まりません。

これこそ、エクスプロージョン!

こんな3人にこれでもかととどめを刺す様に加わったのが
職業クルセイダー(上級職)でありながら、皆の盾になる事を
異様に好むドMの騎士、ダクネス。

最初は見た目と裏腹なそのキャラクターに目を奪われちゃ
ったけど途中からはちょっとドMキャラに飽きた感じも
したかな?
でも茅野愛衣さんの演技がアドリブも含めて本当楽しい!
デュラハンとの戦い、最終話での役所とても楽しかっ
た。彼女が高貴な貴族の娘っていうギャップも良かったで
すね。

そして後半で登場のウィズ。
堀江さんの演技もさることながら、そのキャラが私的には
結構ツボでした。
えーっと、なんだっけこのアクアとウィズの絡み、どっか
で見た事あるなぁって思ったら、ハルヒとみくるちゃんの
絡みみたいだぁって思っちゃった。
弄られまくり…。
過去の出逢いのお話をすっ飛ばしての登場だったから
??ってなっちゃう部分があったけど楽しかったです。

10話のバトルシーンなんだか凄くカッコ良く見えちゃう
不思議。
ウィズとめぐみんのダブル爆裂魔法!
バトルの途中で初めてOPが流れる王道的な演出や作画も
これが最後だと言わんばかりに気合いが入っている様に
見えたのはエクスプロージョン効果でしょうか…
初の1日2発目の爆裂魔法。

「エクスプロージョン!」

この作品を通して見てやっぱりギャグ、コメディのアニメ
ってテンポと間が凄く大事なんだなぁって思いました。
そしてこれだけの魅力的な女性キャラの中で空気にならな
かったカズマのキャラ立ち。

私の中ではカズマが「MVP」です。

まさに彼がこの作品の監督であるかの様に周りにいる魅力
的な女性キャラクターを上手く使って演出した様にも感じ
ました。
プレイイングマネージャーって感じ?

上げるところは上げる、落とすところは落とす。
毒舌で弄りながらも周りのキャラクターの魅力をアップ
させ、自身の存在感もさりげなく主張するツッコミが
楽しかったです。

そして助演男優賞はデュラハン‼︎
いいですねー!
特に私が好きなセリフが「きっちぃー!」です♪
アドリブのエピソードを聞いて思わず笑っちゃいました^ ^

2期もカズマを中心としたドタバタ、楽しみにしています♪
{/netabare}


【おまけ】
やっぱりこの作品の魅力大半ははおバカ?なセリフ数々。
名言?迷言⁇
2期放送開始を記念して言葉だけでもシーンが蘇る私の
お気に入りのセリフをピックアップ!
お気に入りといってもどのセリフも楽しいからいっぱいに
なっちゃったw
セリフを忠実に抜き出すのって大変ですね。でもこのすば
もう1回じっくり見れて楽しかった♪
かなり長いのでお時間と興味のある方は見てね♪
とりあえず5話まで。


{netabare}
(第1話)
{netabare}
カズマ「は?じゃあ何?俺の死因はトラクターに耕された
ってこと?」
アクア「いいえ。ショック死ですけど。トラックに轢かれ
たと勘違いして。」
カ「ショック死〜!」
ア「プッ!あっははははぁ、あははははぁ!
あたし長くやってきたけど、こんな珍しい死に方したのは
あなたが初めてよ。プークスクスクスクス!」
カ「初対面でなんだろう…この子…。」
ア「あなたは轢かれそうになった恐怖で失禁!
気を失い近くの病院に搬送。医者や看護師に笑われながら
心臓麻痺ぃ!」
カ「やめろぉぉぉ!聞きたくない!聞きたくない!
聞きたくなぁぁぁーい!」
ア「あなたの家族が病院に駆けつけ、その死因に家族さえ
も思わず吹き出し…。」
カ「あーやめて!やめてぇーーーへぇっーー!」
ア「さて、私のストレス発散はこのくらいにしておいてぇ…♡」
カ「コイツ…。」

*これだけのセリフで私のハートは鷲掴み!
このやりとりだけで視聴決定したと言っても過言ではない
ですね。
特に「プークスクス」が最高でしたw

ア「その世界は長く続いた平和が魔王の群勢によって
脅かされていた!
人々が築き上げてきた生活は魔物に蹂躙され、魔王軍の
無慈悲な略奪と殺戮に皆怯えて暮らしていたぁはぁっ!
いたぁはぁっ!」

ア「副作用として運が悪いとパァになるかもだけれど、
だからあとは凄い装備か能力を選ぶだけね。」
カ「今重大な事が聞こえたんだけどぉ、パァがなんだって
ぇ?」
ア「言ってない♡」
カ「言ったろ」

ア「ねぇ〜早くしてぇ、どうせ何しても一緒よっ。
引きこもりのゲームオタクに期待はしてないからっ。」

カ「コ、コイツ〜。ちょっとばっかり可愛からって調子に
乗りやがってぇ〜っ!」

ア「うっ、嘘でしょ!いやいやいやぁ〜っ!
ちょっと、あの…お、おかしいからぁ!女神を連れてく
なんて反則だからぁ〜。無効でしょ〜こんなの無効よねぇ
ー!待ってぇ!待ってへへぇぇぇぇぇ〜。」

カ「ふふふふふっ、散々馬鹿にしてた男に一緒に連れて
いかれるってどんな気持ちダァ?
あっははははぁ、あんたは俺が持っていく物に指定された
んだぁ。女神ならその神パワーとかでせいぜい俺を楽させ
てくれよぉ!」
ア「いやはぁぁぁぁー!
こんな男と異世界行きなんて、いやはぁぁぁぁーっ!」

カ「さようなら、引きこもり生活!
こんにちは、異世界!」

カ「見ろよこの格好。ジャージだよ。せっかくの
ファンタジー世界なのにジャージ一丁ですわぁ〜。
ここは必要最低限の装備…」
ア「あゔぇぇへっへっ…あゔぇぇへっへっへっー」
ーPAUSEー
「あゔぇぇへっへっ…あゔぇぇへっへっへっー」


ア「なっ、ゲームオタクの引きこもりだったはずなのに
何故こんなに頼もしいの?」

ア「女神なのよ、そんな下々のことイチイチ知るわけ無い
でしょ。」
カ「コイツ使えねー。」

ア「あっ、待って!こんなに出来る男の感じなのになんで
彼女も友人もいない引きこもりのオタクだったの?
なんで毎日閉じこもってヒキニートなんかやってたの?」
カ「ヒキニートはやめろ。クソビッチ!
引き篭もりとニートを足ぁすな!」

ア「いきなり頼り甲斐が無くなったわねぇ。
まぁしょうがないわね、ヒキニートだもんね。」
カ「ヒキニート言うな。」

ア「そこのプリーストよ!宗派を言いなさい!私はアクア。
そう、アクシズ教団の崇める御神体、女神アクアよぉ!
汝!もし私の信者ならば……お金を貸してくれると助かり
ますっ!」
プリースト「エリス教徒なんですが。」
ア「なゔぁっっ…!」
カ「なぁっっ…!」

ア「えふっふふふふ…。女神だって信じてもらえなかった
んですけど…。
ついでに言うとエリスは私の後輩の女神なんですけど…。
私後輩の女神の信者の人に同情されてお金貰っちゃったん
ですけどぉ……。」
カ「おっ…おうぅ…。」

カ「そういうイベントは俺に起こるんじゃぁ?」
ア「さぁ、今日から冒険者生活よぉ!カズマ!」
カ「お前心底嫌がってただろ。」
ア「そうだったかしら♡?」

カ「って、ちがーーーう!」
{/netabare}

(第2話)
{netabare}
カ「最低賃金?労働基準法?なにそれおいしいの?」

カ「あーーーっ!助けてくれアクア〜!ふぁっ!ふぁっ!
助けてくれ、うわっ!」
ア「プークスクス、ヤァばい!ちょーウケるんですけど!
カズマったら顔真っ赤で涙目でちょー必死なんですけどぉ
ぉぉ!」
カ「あいつ後で埋めて帰ろう!」
ア「助けてあげるわよヒキニート、そのかわり明日からは
崇めなさい!」

カ「喰われてんじゃねーーー!」
ア「うぇっっ…うっうっう…。
あっ、ありがとうカジュマー…ありがとぅ、ありがとうね
ーーーうぇっっへっへっへっへ…」
カ「生グセーーー!」

ア「私はもう汚されてしまたわぁ…。
今の汚れた私をアクシズ教徒が見たら信仰心なんてダダ下
がりよぉー!これでカエル相手に引き下がったとか知れた
ら美しくも麗しいアクア様の名が廃るわぁー。」
カ「日頃大喜びでおっさん達と汗まみれになって、風呂上
がりの晩飯と酒を何よりも楽しみにし、馬小屋で涎垂らし
て寝ている奴が汚されたとか今更…。」

ア「ウゥゥァァァァァーーーーーーーー!
神の力思い知れっ!私の前に立ち塞がった事、そして神に
牙を剥いた事、地獄で後悔しながら懺悔なさいっ!
ゴッドブロオオォーー!」
カ「おおぉっ!」
ア「ゴッドブローとは女神の怒りと悲しみを乗せた必殺の
拳っ!相手は死ぬっ!」
ア「クッ…。カエルってよく見ると可愛いと思うの〜♡
キャッ!」

ア「このあたしがいるんだがらながまなぁ…。」
カ「飲み込めー!飲み込んでから喋れ。」
ア「んっんっ、プハァーー!わたしは最上級職のアークプ
リーストよぉ。どこのパーティも喉から手が出るくらい欲
しいに決まってるわぁ!そんなわたしがちょろっと募集か
ければ、お願いです連れてって下さいっていう輩が山ほど
いるわぁ。わかったらカエルのから揚げもう一つよこしな
さいよ!はむっ!」
カ「へぇーーえ。」

ア「急募!アットホームで和気藹々としたパーティです♪
美しく気高きアークプリーストアクア様と共に旅をしたい
冒険者はこちらまで。
『このパーティーに入ってから毎日がハッピーですよ。
宝くじにも当たりました。』
『アクア様のパーティーに入ってから病気も治って
モテモテになりましたぁ♡』
採用条件、上級職の冒険者に限ります。」

めぐみん「募集の張り紙見させてもらいました。
ふっふっふっ、この邂逅は世界が選択せし定め。
わたしはあなた方のような者達の出現を待ち望んでいた!
我が名はめぐみん‼︎アークウィザードを生業とし最強の
攻撃魔法、爆裂魔法を操る者‼︎」
カ「えっと………。」
め「ふふんっ、あまりの強大さ故、世界に疎まれし我が
禁断の力を汝も欲するか。」
カ「ハァァァ?」
め「ならば我と共に究極の深淵を覗く覚悟をせよ!
人が深淵を覗く時、深淵もまた人を覗いているのだぁ。」
カ「冷やかしに来たのか?」
め「ちっ、ちがうわーいっ!」

カ「その眼帯はなんだぁ。怪我してるならコイツに治して
もらったらどうだ。コイツ回復魔法だけは得意だから。」
ア「だけぇっ⁈」
め「フッ…これは我が強大なる魔力を抑える、まずぃっく
あいてむぅ!もし外される事があればこの世に大きな災厄
がもたらされるであろう。」
カ「封印…みたいなものかぁ!」
め「まぁ、嘘ですがぁ。単にお洒落で着けてるだけ。」
カ「んーん‼︎
め「あぁ!ごめんなさい!引っ張らないでください!
やめ、やめろぉーーーっ!」

め「あぁぁ、ちょっとやめて下さい。今手を離したら…。
いいですか、ゆっくりですよ、ゆっくりいけば、
ちょっと、あぁーっ!いったい!目がぁーーっ!」
カ「悪い。からかってるのかと思った。訳の分からない事
ゆうしー、変な名前だしー。」

カ「因みに両親の名前は?」
め「母はゆいゆい、父はちょいざぶろーー!」

ア「見てなさいカズマぁ!今日こそは女神の力見せて
やるわぁーー!
震えながら眠るがいい!ゴッドレクゥイエムッ!
ゴッドレクイエムとは女神の愛と悲しみの鎮魂歌。
相手は死ぬっ‼︎やばっ…。」
カ「さすがは女神。身を呈しての時間稼ぎか。」

め「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みた
もう。覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行
の歪みとなりて現出せよ!踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に
望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。万象等しく灰塵に
帰し、深淵より来たれ!これが人類最大の威力の攻撃手
段、これこそが究極の攻撃魔法、エクスプロージョン‼︎」

カ「めぐみん!一旦離れてっ‼︎えっ……?」
め「プッ!我が奥義である爆裂魔法はその絶大な威力故、
消費魔力もまた絶大。要約すると限界を超える魔力を使っ
たので身動き一つとれませぇん。」
カ「へぇぇぇーー。」
め「近くからカエルが湧き出すとか予想外です。
やばいです。食われます。すいません、ちょっと助けて…
うっ、クパッ…!」
カ「お、お前らー喰われてんじゃねーーー!」

ア「なまぐしゃいよぉ〜なまぐしゃいよぉ〜。」
め「カエルの中って臭いけど、いい感じにぬくいんです
ね」

カ「爆裂魔法魔法は緊急の時以外は禁止な。
これからは他の魔法で頑張ってくれよぉ。」
め「使えません。私は爆裂魔法しか使えないんです。
他には一切魔法は使えません。」
カ「マジか…」
め「まぁじです。」

め「私は爆裂魔法をこよなく愛するアークウィザード。
爆発系統の魔法が好きなんじゃないんです。
爆裂魔法だけが好きなんです!
もちろん他の魔法も覚えれば楽に冒険が出来るでしょう。
でもダメなのですっ‼︎私は爆裂魔法しか愛せないっ‼︎
たとえ1日1発が限度でも魔法を使った後に倒れるとして
も!それでも私は爆裂魔法しか愛せないっ‼︎
だって私は爆裂魔法を使う為だけにアークウィザードの
道を選んだのですからぁっーーーー‼︎」
ア「素晴らしい!素晴らしいわぁー‼︎非効率ながらも浪漫
を追い求める姿に私は感動したわぁー!」
カ「まぁーずい、この魔法使いはダメな系だぁ。
よりによってアクアが同調しているのがその証拠だ。
俺はこの2回の戦いでどぉーもこの女神ちっとも使えないん
じゃないかと疑っている。
はっきり言ってこれ以上問題児は…。」

め「我が望みは爆裂魔法を撃つことのみ。なんなら無報酬
でもいいと考えています。
そう、アークウィザードの強力な力が今なら食費と雑費だ
けでぇ…。
これはもう長期契約を交わすしかないのではないだろうか
っ…。」

め「どぉんなプレイでも大丈夫でぇすからぁー‼︎
先ほどのカエルを使ったヌルヌルプレイだって耐えてみ
せ…。」

カ「年上の美人相手ということで緊張し若干上擦った声に
なってしまったぁぁ。長い引き篭もり生活の弊害だぁ。」
ダクネス「んっはぁ〜///私の名はダクネス、ク、クルセイ
ダーを生業としているものだ。んっ、はぁ〜はぁはぁは
ぁ…是非私を、是非この私をっ///パッ、パパパパパパパー
ティーにーー‼︎///」
{/netabare}

(第3話)
{netabare}
ダクネス「さっきのドロドロの2人はあなたの仲間だろ。
一体何があったらあんな目にっ!///」
カズマ「あーいえー、ジャイアントトードに捕食されて
粘液…」
ダ「なぁはっ‼︎想像以上だ…///」

ダ「ちょっと言いづらかったのだが…私は力と耐久力には
自信があるのだが、不器用で…その、攻撃が全く当たらな
いのだ」
カ「やはり俺のセンサーは正しかったらしい…」
カ「あーわかった…こいつも性能だけでなく、中身も駄目
な系だぁ…」

アクア「あっ見て見てカズマ。どぉーよ、新しく習得した
スキル。水の女神たる私にふさわしいと思わなーい?」
カ「宴会芸じゃねえか、この駄女神」

めぐみん「さあ!私と一緒に爆裂道を歩もうじゃないです
かっ!んんっ!」
カ「あぁ、顔が近い…。」

カ「ちょっ、おち、落ち着けロリっ子。つか今3ポイント
しかないんだがぁ…」
め「ロリっ子………」
カ「あれっ?」
め「プッ……このわれがロリっ子……」

カ「宴会芸のくせに5ポイント!高ぁーーー!」

カ「おぉ!当たりも当たり!大当たりだぁーー‼︎」
クリス「いっ、いやぁー!パ、パンツ返してぇーー‼︎///」
カ「いーやっはぁーはっははぁー!うわぁーはっはぁー
ー‼︎」
ダ「何という鬼畜な所業…。やはり私の目に狂いはなかっ
たぁーーっ‼︎///」!

ク「財布返すだけじゃダメだって、じゃいくらでも払うか
らパンツ返してって頼んだら自分のパンツの値段は自分で
決めろって…」
カ「待てよっ!お、おい!待てぇー!間違って無いけど。
本当待てぇーー!」
ク「さもないともれなくこのパンツは我が家の家宝として
奉られることになるってぇ…」
カ「ちょーっ、まわりの女性冒険者達の目まで冷たいもの
になってるから、本当に待てって!」
ク「べぇ♡///」

め「なんですか、Lvが上がってステータスが上がったか
ら、冒険者から変態にジョブチェンジしたんですか?
あの…スースーするんでパンツ返して下さい///」

カ「特にダクネス。女騎士のお前なんて魔王に捕まったり
したら大変だぞぉ。それはもうとんでもない目にあわされ
る役所だっ!」
ダ「あぁ、全くその通りだ。昔から魔王にエロい目にあわ
されるのは女騎士の仕事と相場は決まっているからな。
それだけでも行く価値はある!///」
カ「えっ、あれっ?」
ダ「なっ、なんだ。私は何かおかしな事を言ったか?」

カ「緊急クエストってなんだ、モンスターの襲撃なの
か!?」
ア「言ってなかったっけ?キャベツよキャベツ!」

ダ「倒れたものを見捨てるなど…できる、ものかー!」
ダ「見られている。むくつけき男達が私の肌を見て興奮
しているっ!
何という辱しめっ‼︎///汚らわしいっ!どうだっ‼︎///」
カ「悦んでるッッ!」
冒険者「あんなになってまで人を守るなんて!」
冒険者「俺も騎士として見習わなければ。」
カ「ちがーう!みんな誤解してるぞ!」

め「我が必殺の爆裂魔法の前において何者も抗うことなど
叶わず。」
カ「ここにもややこしい奴がぁーーーーっ‼︎」
め「ふふふふふ、あれほどの敵の大群を前にして、爆裂魔
法を放つ衝動が抑えられようかぁ………いや、ないっ!」
カ「いやあるよぉーーーーっ‼︎」
め「光に覆われし漆黒よ。夜を纏いし爆炎よ。紅魔の名の
もとに原初の崩壊を顕現す。終焉の王国の地に、力の根源を
隠匿せし者。我が前に統べよ!エクスプロージョン‼︎」

ア「あの鉄壁の守りにはさすがのキャベツたちも攻めあぐ
ねていたわ」

ダ「それではカズマ。これからも遠慮なく私を囮や壁がわり
に使ってくれっ、うっふっ♡///」
カ「こいつはアレだ。ただのドMだ…。」

ダ「パーティーの足を引っ張るような事があれば、強めに
罵ってくれっ!なんなら捨て駒として見捨ててもらっても
いい。
うっ…そ、想像しただけで武者震いが…///」
{/netabare}

(第4話)
{netabare}
ダ「カズマはどんな時でも容赦ないな…へへっ…///」
カ「今はかまってやる余裕はないぞぁ。お前を超えそうな
勢いのそこの変態をなんとかしろよ。」
め「ハァッ///ハァッ///魔力溢れるマナタイト製の杖の
この色艶っ…ハァッ///ハァッハァッー///」

ア「カーズーマーさん?今回のクエストの報酬わぁ、
おいくら万円?」

ア「カ、カズマ様~!前から思ってたんだけど、
あなたって、その…そこはかとなく良い感じよね!」
カ「特に褒めるところが思い浮かばないなら無理すんな
ぁ!」
ア「かじゅまさ〜ん!私、今回の報酬が相当な額になるっ
てふんで持ってたお金全部使っちゃたんですけどぉーー!
ていうか大金入ってくるって見込んでこの酒場に10万近い
ツケまであるんですけどぉーーー‼︎」
カ「知るか!今回の報酬はそれぞれの者にって言い出した
のお前だろ!」
ア「だって私だけ大もうけできると思ったのよぉ!」
カ「最低ぇーだな…。」

ダ「ハァッ!免疫まみれっ!///」
カ「お前今興奮したろ」
ダ「してない…///」

め「紅き黒炎、万界の王。天地の法を敷衍すれど、我は万
象昇温の理。崩壊破壊の別名なり。永劫の鉄槌は我がもと
に下れ!エクスプローーージョン!」
め「燃え尽きろ、紅蓮の中で………はぁっ…
最高…デェス」

め「エクスプロージョン!」
め「ロージョン!」
め「ジョン!」
カ、め「ばっくれつ!ばっくれつ!ばっくれつ!」
め「ン!」

カ「ナイス爆裂!」
め「ナイス爆裂!カズマも爆裂道がわかってきましたね
ぇ。」

カ「この宴会芸しか取り柄のない穀潰しがっ!」

ア「いやぁぁーーっ!回復魔法だけはいやよぉぉぉ!
私の存在意義をうばわないでよぉぉぉー!私がいるんだか
らいいじゃないーーっ!」
め「カズマは結構エゲツない攻撃力がありますから遠慮
なく本音をぶちまけると大概の女性は泣きますよ。」
ダ「ストレスが溜まっているのなら代わりに私を口汚く
罵ってくれても構わないぞっ///」

デュラハン「ハァッ…ハァッ…毎日毎日毎日っ!
おぉっ、俺の城に毎日欠かさず爆裂魔法を打ち込んでく
る、あぁ、あ、頭のおかしい大バカはどぅあれだぁーー
ー‼︎」

デ「お前が…お前が毎日毎日俺の城に爆裂魔法をぶち込ん
でくる大バカ者かぁー!俺がぁ魔王軍の幹部だと知ってい
てケンカ売ってんなら堂々と城に攻めてくるがいい。
その気がないなら町で震えてるがいいー!
ねぇ?なんでこんな陰湿な嫌がらせすんのぉー?
どうせ雑魚しか居ない町だと放置しておれば調子に乗って
毎日毎日ポンポン!ポンポン!ポンポン!ポンポン!
打ち込みに来おって!
あったまおかしいんじゃないのか貴様らーー!」
め「我が名はめぐみん!アークウィザードにして爆裂魔法
を操る者っ‼︎」
「…………」
デ「めぐみんってなんだぁ?馬鹿にしてんのかっ!」
め「違うわいっ‼︎」

め「無理です。紅魔族は日に一度、爆裂魔法を撃たないと
死ぬんです」
デ「おーい!聞いた事がないぞそんな事!適当な嘘をつく
なよ!」

め「余裕ぶっていられるのも今の内です。
先生ぇーーっ!お願いしますっ‼︎」

ダ「なんて事だ…。つまり貴様はこの私に死の呪いを
かけ、呪いを解いて欲しくば俺の言う事を聞けと…
つまりはそういう事なのかっ‼︎」
デ「はっ⁈」
カ「ダクネスが何を言ってるのか理解したく無い」
ダ「呪いくらいではこの私は屈しはしない。
屈しはしないが、ど、どーしよぉー!カズマーー!///」
カ「はい、カズマです。」
ダ「見るがいい。あのデュラハンの兜の下のイヤラシイ目
をっ!
あれは私をこのまま城に連れ帰り呪いを解いて欲しくば
黙って言う事を聞けと凄まじいハードコア変態プレーを
要求する変質者の目だっ///」
ダ「この私の身体は好きに出来ても心まで自由に出来ると
は思うなよっ!城に囚われ魔王の手先に理不尽な要求を
される女騎士とか…
あーどーしよぉー!どーしよぉーカズマ///」
カ「はいはい、カズマです」
ダ「予想外に燃えるシチュエーションだぁ!
行きたくはない!行きたくはないが仕方がない‼︎
ギリギリまで抵抗してみるから邪魔はしないでくれー///」
ダ「では、行ってくりゅー///」
デ「きっちぃー!」
カ「やめろ行くなー!デュラハンの人が困っているだろぉ
ー!」

カ「勝手に盛り上がっていた俺とめぐみんのヤル気を
返せぇ…」

ア「よっ!勝利の花鳥風月!」
{/netabare}

(第5話)
{netabare}
ア「もぉー限界!借金に追われる生活!クエストよ!
あのデュラハンのせいでキツいクエストしか無いけど受け
ましょう‼︎お金が欲しいのっ‼︎」
ダ「わ、私は構わないが…///」
ア「おっ、お願いよぉーー!もう商店街のバイトは嫌なの
よっ‼︎コロッケが売れ残ると店長が怒るの!頑張るから!
今回私全力で頑張るからぁーハァッハァッハー!」
カ「惨めだ……この自称女神……」

ア「あたし、今から売られていく希少モンスターの気分
なんですけど…」

カ「決して使えない女神を湖に投棄しにきたわけでは
ない。」

ア「あたし、ダシをとられてる紅茶のティーバッグの気分
なんですけど…」

カ「水に浸かりっ放しだと冷えるだろうー。トイレー、
行きたくなったら言えよぉー!」
ア「うぅっ…アークプリーストはトイレなんか行かないし
ーー!」
め「なんだか大丈夫そうですね。
ちなみに紅魔族もトイレなんか行きませんからっ!」
カ「お前ら昔のアイドルかっ!」
ダ「わ…私もっ…///くぅるせいだぁーだからぁ…///
トイレはぁ…トイレはぁ…///うっ…ぬぬっ…///」

ア「檻がぁー!
檻が変な音立てているんですけどぉーーーー‼︎」

ア「ヒァーッ!メキっていったぁ!
今、檻から鳴っちゃいけない音が鳴ったぁぁぁ!」

ダ「あの檻の中ちょっとだけ楽しそうだな…///」
カ「行くなよ。」

カ「お…おーい。いい加減檻からでろよぉー。もうワニは
いないからぁー。」
ア「このまま連れてって……。」
カ「なんだって?」
ア「檻の外の世界…怖い…このまま街まで連れてって…」

ア「るーるーるるる♪でーがらーしーめーがみが
運ばれてーくーよー♪
きーっとーこーのーまーま売られていーくーよー♪」
キョウヤ「女神様ぁーーーー‼︎」

ア「さぁ!女神の私に何の用かしらっ♪
あんた誰ぇ?」

カ「言いたい放題だなぁ、この野郎。アクアの事ろくに
知りもしないくせに。」

ダ「おい!いい加減その手を離せ!礼儀知らずにも程があるだろっ!」
め「ちょっと撃ちたくなってきました…」
カ「って、それはやめろ。俺も死ぬ。」

カ「だいたいこいつらが優秀?そんな…片鱗…
一度も…見たことが…なぁいんだがぁっ‼︎」

ア「ちょっとヤバいんですけど…
あの人本気で引くくらいヤバいんですけどぉ…
ナルシストも入ってる系で怖いんですけどぉ…。」
ダ「どぉしよぉ…あの男は生理的に受け付けない…
攻めるより受けるのが好きな私だが、あいつだけは無性に
殴りたいのだが…。」
め「撃っていいですか?撃っていいですか?」

カ「真の男女平等主義者な俺は女の子相手でもドロップキ
ックを喰らわせられる男…。
手加減して貰えると思うなよ…
公衆の面前で俺のスティールが炸裂するぞ!」
カ「ぬっ…へへへへへへへっ…さぁどうする…
ぬぁっははははぁー!ほほほーれっ…ほほほーれっ…
あっ…いや…」

ア「あの男!今度会ったら絶対ゴッドブロー喰らわして
やるんだからっーー!」

キ「探したぞ!サトウカズマっ‼︎」
「君の事はある盗賊の少女に教えてもらったよ。
パンツ脱がせ魔だってね!他にも女の子を粘液まみれに
するのが趣味だとか噂になっているそうじゃないか。
鬼畜のカズマだってね‼︎」
カ「おーい!待てっ‼︎
誰がそれを広めたのか詳しくぅーー‼︎」
キ「アクア様。僕は必ず魔王を倒すと誓います。
ですからこの僕と同じパ………」
ア「ゴッドブローォォォォォォォォーーーー‼︎」
キ「はぁぁぁぁぁぁぁーーーー‼︎」
ア「ちょっとあんた、壊したオリの修理代払いなさいよ!
30万よ‼︎30万‼︎」

カ「さっき20万って言ってなかったかぁー?」

デュラハン「きっさまらぁー。なぁーぜ城にこないのだぁ
ー!このぉっ!人でなしどもがぁぁぁぁーー‼︎」
カ「はぁいっ⁇」
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 112
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この可笑しくも愛すべき彼らに祝福を!

テンポがとってもいいのと、間の取り方が絶妙です。
笑いのツボを外さない快作だと思います。

これは楽しく最後まで完走できそう。

キャラはいろいろ散々ですが、
スタッフは愛情込めてキャラたちを
おもちゃにして遊んでる感じがよいです。

エンドの手紙、誰のアイディアなんだろう?
原作未読ですが、原作にもあるんでしょうか?
無いとしたらシリーズ構成の上江洲誠さんかな?それとも監督?
好きですね、これ。
朗読を途中までで切ってしまうところとか。

上江洲さんはシリーズ構成&脚本家として、
センス抜群だと、かねがね思っています。
原作から旨味を拾い出し、作品を構成する絶妙なセンス。

上江洲さんがシリーズ構成で参加した作品の中で
私のお気に入りでは、
『瀬戸の花嫁』『天体戦士サンレッド』『人類は衰退しました』
『ディーふらぐ!』『暗殺教室』『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』など。
アルペジオでは、基本シリアスでもセンスの良い笑えるーンに癒された。

今作の金崎貴臣監督と、上江洲さんのコンビ、
過去の同コンビ作『これはゾンビですか?』は未視聴。
これを機に、近い内にたぶん観ると思います。

音楽では、OPは回を追うごとに好きになりましたが
それ以上に、2話から始まったEDの曲と画がとても好いです。
騒々しい本編で笑った後にピッタリ。
ゲームグラフィック風の街並みとリラックスしたキャラ達。
ほのぼのしてて、キャラに親しみを感じてほっこりします。

作画は、このぐだぐだなギャグコメディにぴったり。
ちょっとくらい残念な方が作品にはむしろ合ってる。
作風とのバランス取れてるので若干評価高めです。

<各話レビュー>
★ 第1話「この自称女神と異世界転生を!」{netabare}

人生は先が分からないから面白い。

引き籠りニートだった主人公、
ある日あっという間にリアル冒険者。

勇者の道も地道な一歩から。。。

霊界の案内係だった女神アクアを道連れに、
今回のクエスト?は土木建築工事。
まずはがむしゃらに働いて日銭稼ぎの日々。

来る日も来る日も
肉体労働して少しずつ衣食住を整える。

労働の後の毎日通う銭湯。
洗い場で頭からお湯被る。
風呂上りは、必ず腰に手を当てて「この一杯っ!」
酒場で吐くまで飲む。
明日のために気持ちよく爆睡する。

同じパターンが繰り返される演出。

キャラたちが汗水流して毎日生活してるんだと伝わる。
以前住んでた世界より、生命を満喫しているように見える。
生き生してる姿がとても微笑ましい。

どうやらポンコツ女神とタッグを組んでしまったカズマに祝福を!
{/netabare}
★ 第2話「この中二病に爆焔を!」{netabare}

肉体労働おつかれ~
ようやく本来の勇者活動スタート!

今回の討伐クエストは、
3日間で『ジャイアント・トード』を5匹討伐せよ!

<一日目>
えっ、これでモンスター?
緊迫感ない巨大カエルはちっとも怖くない。
ジャンプで迫ってくる、口にくわえる、以外はほとんど動かない。
無表情だし…見た目弱そう。

ああ、女神様、あなたはなんて献身的…
足止め要員さえいれば討伐は意外と簡単だった。
カズマは運が強い。
おかげで初日は2匹討伐成功。

しかしアクアは、面目駄々下がり。
でもあれじゃ、男の父性本能が放っておけないな。

<二日目>
「中二病でも魔女がしたい!」…「このすば」原作第2巻のタイトル
なるほど納得のキャラ、めぐみん初登場。

後ろ姿に、コスプレの長門有希を思い出す。
自信溢れる魔法使いから素の女の子に戻った時のギャップが楽しい。
こういう、不器用な、うざ可愛いキャラは好みです。

高橋李依さんの演技が冴えてます。「目がー!」で(爆)
なおかつ台詞にイカ娘まで混入させるというハイブリッドさ。
「私の両親について言いたいことがあるなら聞こうじゃなイカ!」は、
マジで金元寿子さんかと思った。
高橋さんの台詞の抑揚の付け方、語尾の処理の仕方が好いです。

残り3匹はめぐみん加えた三人で討伐することに。
足止め要員二人だったからこそ見事に?クエストクリアできたニューパーティであった…(~_~;)
カズマはやはり運が強い。

ようやく仲間と出会い居場所を見つけられためぐみんに祝福を!
{/netabare}
★ 第3話「この右手にお宝(ぱんつ)を!」{netabare}

一番強そうなのに一番ダメな系、ダクネス登場
ダクネスの本質をいち早く見抜くカズマ。
最弱と言いつつ、意外と冷静で的確な判断力を持つ常識人、
一旦仲間になったらそれがどんなにダメな系でも
受け止められる包容力が感じられます。

今回彼が習得したスキル、全くもってしょうもない、と思いきや
突如発生したクエストのポイント獲得にはちゃっかり貢献。

<華麗なるハロ…、じゃなくてキャベツどろぼう、カズマ>
今回のクエストとなった、空飛ぶキャベツの大群を大量ゲット。
なおかつそれらは経験値豊富な価値の高いもので
得られた報酬は大きいようだ。やはり彼の運は強い。

カズマの「ヘェー」、トリビアの泉の如くよく出てきますけど
ニュアンスの演技が絶妙で可笑しい。
僕街の「馬鹿なの?」ほどじゃないけど、いい味でてます。

話自体は、冷静に観るとナンセンスでばかばかしいと思います。
しかし、キャストの皆さんの演技に乗っかると楽しくてしょうがないです。
毎回、アドリブらしき台詞と間の取り方が実に上手いと思います。

アレで残念ながら打たれ強いダクネスに祝福を!
{/netabare}
★ 第4話「この強敵に爆裂魔法を!」{netabare}

前回のクエストで小金持ちになったカズマ。
今回、ようやくジャージを卒業、冒険者らしい出で立ちに。
ゴマするアクアがイタくも可愛い。

<魔王の幹部は、それはもう。お怒りだった>

おおー!ようやくまともな対戦相手登場か!?

そりゃ、自分の家が毎日一発爆裂魔法攻撃されたらたまったもんじゃない。
でも、なんで一発目で報復しなかった?
大らかで忍耐強いのか、魔王の幹部は?

仕返しで、結果的にダクネスに呪いの魔法掛けられちゃったけど
ノリが子供の喧嘩に見えて可笑しい。
素直に居城に出向き、彼を気分よくさせれば
呪いなんてあっさり解除してくれそうな気がします。

見た目と中身のギャップの可笑しさ。。。
去年の夏クールのオバロのアインズ様を思い出しました。

<どう?どう?私だってたまにはプリーストっぽいでしょう!>

ずーーっと一番残念なキャラだと思ってたアクア。

欠点:腹黒、傲慢、お調子者、お人好し。
長所:素直な所もある、働き者(但しあんまり頭使わない仕事)、
花鳥風月(宴会芸)、回復魔法

と思ってましたけど、今回ようやく回復魔法の出番。、
しかし今回、空気読めない、というのも彼女の欠点に加えよう。

今回、二体の天使が、ダクネスから
呪いの黒いスライム状のものを抜き取る演出がなかなか。

勝手に盛り上がって花鳥風月に興じるアクアに祝福を!
{/netabare}
★ 第5話「この魔剣にお値段を!」{netabare}

借金地獄の負のスパイラルから抜け出せないアクア。
売り子や内職のバイトより、
得意の花鳥風月で稼げば効率的で一番手っ取り早いと思うのですが
知力が足りないというのはこういうことなのか。

一攫千金の高額クエスト望み、毎度お馴染み泣き落としスキル発動。
涙も花鳥風月(水芸)の一種なのだろうか?
すっかり呆れられ、アクアに相応しいクエストを選択するパーティ一行だったが…。

<ルールールルル♪出がらし女神が運ばれてくよー♪
きーっとこのまーま売られていくよー♪>

ずっとブレない痛い性格が玉に傷ながら、
アクア様の水の浄化力すごいです。
ぜひ環境問題止まらない現代日本にお招きして
その力を存分に発揮してもらいたいものです!

その能力だけ着目したら立派な女神様なんですが…
普段の行いでカズマ以外、女神だと全く信じてもらえないポンコツさ。
やっぱり内面伴わないと、ありがたみがすべて吹き飛んでしまうのですね。

<今回の犠牲者、ミツルギ キョウヤ(CV:江口拓也)>
前回のデュラハンさんに続くカズマたちの第二の犠牲者。
イケメンで正義感強くても苦労知らずの自己中ナルシストは嫌われる。
それでも一応善意での決闘だったのに、
自分を英雄たらしめていたアイテム取り上げられて
しかも売られちゃたまりません。
笑えますけどさすがにちょっと可哀想。

カズマの鬼畜さがよく伝わる回でした。

この作品は、アニメでよくある、
いきなり頭身替えたり、極端に絵柄替えたりして
笑いを誘う作画と演出がほとんど不必要。
(2話でカエルにゴマするシーンのアクアの表情は効果的でしたけど)
キャラが見事に立っており、
後はキャストの演技力と間合いで十分笑えます。

作画も、狙ってる感すらあるチープな部分と、
今回のカズマの指の動きのように拘るところが
妙に混在してるのが可笑しい。

放置され、しっかり弄ばれてる感のデュラハンさんも再登場。

なんだか良識ありそうな魔王の幹部と意外と鬼畜なカズマたち。

はてさて次回はどんなやりとりが見られるのか?

高い授業料でクズマさんとアクア様の恐ろしさを学んだキョウヤに祝福を!
{/netabare}
★ 第6話「この強敵に爆裂魔法を!」{netabare}

<なぜ城に来ないのだ!この人でなしどもがー!!>
デュラハンさん、お気の毒。
律儀に待ったにも関わらず、シカトされ誰も彼の居城に訪れず。

その間、めぐみんの居城への爆裂魔法の日課は、成され続けられていた。
めぐみん曰く、爆裂魔法のターゲットは大きくて硬いものでなければ我慢できない体になったそうな。
カズマには秘密で、そして爆裂後のめぐみん回収役はアクア。
デュラハンのクレーム後、頭の良いカズマに共犯者はすぐにバレ、
口笛吹いてごまかそうとアクア。
ここはお約束だが、スカスカな音なのがアクアらしい(笑)

しかし真の怒りは、爆裂魔法の被害以上に、
呪いを掛けたダクネスをほったらかしたカズマ一行に向けられていた。
デュラハンは、アクアのチートな能力の存在なんか知る由もなし。

アクアの、ある意味最強、かつズルい能力と低俗で幼稚な中身。
めぐみんの、おとぼけ自己中ぶり。
ダクネスのエロカッコよさ。
賞金貰えてもそれを上回る借金こさえるパーティ一行。

今回も楽しかった~
展開は先読み可能だけど、テンポと演出がいいのと
キャストが楽しんで収録してる感もあって相変わらずのクオリティです。

今回のエンドの作文は、メグミン。
いかにもな中二キャラらしくて面白い!
手書きしたのはキャストかな?

なんの悪さもしてなかったのに弄ばれ、
悪者になって成敗されちゃったデュラハン(ベルディア)さんに祝福を!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

のさばらし異世界に祝福は訪れるのか?

原作未読


劇場版公開前の地上波再放送にて。※我慢できずに配信で完走

特筆すべきは話数。1クールを12~13話に収めるのに苦労している作品が多い中、本作は全10話です。
異世界転生“ものながら”とことんお笑い。2~3話くらい経過すると視聴のお作法もわかり、{netabare}ギルドの緊急招集にも心拍数が上がらないくらい{/netabare}肩の力を抜いて楽しめるという安定したコメディでした。
“ものながら”としたのは、数多ある異世界転生もののテンプレ、例えばハーレム、俺TUEEE、バトルものの先入観を軽く裏切ってくれたから。多くの作品を鑑賞済みの方には変化球と映ったのかしら。あにこれでの高評価は新鮮味も加味してるかもしれないな。そんな作品です。

テンポや掛け合いの間も良く、ありきたりなほのぼのコメディでもなく、

 ≪ドタバタ系の完成度の高いコント≫

を見ているかのようでした。お気に入りシーン(コント)は一つや二つではありません。
それこそ笑いのベクトル合えば問題ないでしょうが、冒頭イマイチと感じても、話数を重ねる毎にパワーアップしていきますし、全10話と短いため空き時間でサクッと完走することも可能です。

シチュエーションは“笑点”に近い。{netabare}毎度ギルドからのクエスト依頼に主人公パーティが応えてくスタイルで、{/netabare}圓楽師匠や歌丸師匠からのお題に木久扇、好楽、小遊三さんら個性的な実力者がキャラに合った回答をしていく大喜利との既視感を覚えました。
そして「ウケてる時は同じボケを続けろ!」
{netabare}・序盤の働いて飲んで風呂入ってのリピート。
・「そういえば頭は悪いが…」の冒険者順繰りでのめぐみんご指名。{/netabare}
たしかこれ言ったのは萩本欽一さんだったか。大将の金言も活きています。
場面は笑点、時々、欽ちゃん。古典にして王道。パッと見のテンションの高さに隠れて、冒頭『安定のコメディ』と評した理由でございます。

演者にも救われました。女性3名はキャラ被りがないのは当然ながら、揃いも揃ってハイスペックでポンコツというギャップの美学。加えてメインどころ経験有りの実力派声優の掛け合い。
佐藤和真(CV:福島潤)、アクア(CV:雨宮天)、めぐみん(CV:高橋李依)、ダクネス(CV:茅野愛衣)です。安定の茅野節や意外性あるハイトーン雨宮さんに耳がいきがちですが、彼女ら3人のバランサーとして職務を全うした福島さんも良かった。テンポと間が悪いと台本よくても作品が死にますから配役は成功してたと思います。


なお物語は進みません。そういった意味では日常系っぽいかもしれない。
OPEDでは特にED。3人組担当の声優さん達が歌う「ちいさな冒険者」がお気に入りで、ここにもギャップの美学らしきものが垣間見えます。
例えるなら、「ポンキッキーズEDのパレード(山下達郎)」「ひょうきん族EDのDown Town(EPO)」のような視聴感といった感じでしょうか。このへんのネタは年寄りしかついて来れないでしょうが、ドタバタコメディの後のしんみり曲ってなにかしら相性の良さを感じるのです。
バンジョー目立つカントリー調ながらティンホイッスルやたぶんフィドルとか入ってるケルト風な仕上がり。打ち込みの電子音が目立たないこのような曲にはやはり暖かみを感じますね。


“異世界転生ものへの苦手意識はこの際捨てちゃってOK!”
“好きな人はそのまま体あずけちゃえばいーじゃない!”

けっして得意ジャンルとは言えない私でも楽しめた良作でした。いつもながら地上波再放送よ、ありがとう。こういうの敢えて見ないもん。



(オマケ)
■やっぱ男はこれだよね
お色気シーンの配合が按配良かった。おっぱい揺れるのに効果音入ってました。
{netabare}そして、サキュバスの淫夢屋を守るために立ち上がる男達。しょーもないことで吹っ切れるのが男という生き物であると仮説立て。本作で一番感動したかもしれん。{/netabare}

■とはいえささいな不満もある
1.ダクネスさんそこはもうちょっと
{netabare}一応ドMキャラで通してますが、シラフでわかりやす過ぎるのは違うのでは?真性はなんかこうもうちょっと…(自粛){/netabare}
2.そこはもうちょっと出番増やせませんか?
{netabare}女神エリスとダクネス友人の盗賊娘。{/netabare}2期に期待です。
3.顔がちょっとどころでなく
{netabare}崩れてません?一方で爆裂魔法やスキル発動時のゲノムの螺旋的演出は終始安定してました。
メリハリということなんでしょう。{/netabare}



■異世界転生もの

現実世界の描写は第1話Aパート止まり。異世界転生ものの様式美といっていいかもしれません。
ある日突然どこか飛ばされて新しい人生を歩む。物語は楽しんでナンボ、夢があっていいじゃない。
なのですが、そもそも創作物なんだから始めから異世界スタートでやってもらって構いません。転生した異世界で、もと来た現実との相関が薄いのであればわざわざ転生させる必要はないでしょう。たまに観たり読んだりする分には“人生リセット系”も良いのですが、こうも多いとね。
おおむね初っ端の「現実は〇〇でした」部分の多くが無駄に感じるため私は好きではありません。

・現世と異世界でギャップを演出できるか?(金持ち⇔貧乏、イケメン⇔ブ男、男⇔女、リア充⇔非モテ、同じスペックだが環境がまるで違う、etc)
・転生先で現実世界と物語がリンクするか?(未練でもなんでも…)

あまりAパート止まりの現世部分を引っ張ったところでその後の没入感が削がれるためこの手のものはさじ加減が難しいのです。そして上手く処理できてない作品まさに死屍累々が現状かと。

という観点で本作のいいところ。
{netabare}カズマの現世でのオタぶりをいじるアクアさんだったり、冬将軍エピソードで現世/異世界が交錯しそうな話を持ってきたりと、転生ものならではの体裁は保ってました。{/netabare}

ダメなところ。
{netabare}とりわけ他の作品でも主役率の高い“引きニート”設定が活かされてましたか?{/netabare}
第1話Bパート以降に文句はないのです。
普段から人と話す訓練をしてないのが、いきなりナイスコミュニケーターになれる確率なんてミリあるかどうかでしょうに。
ましてや不特定多数と生の会話をこなす、いきなり的確なツッコミ入れる&ツッコミ入れ続ける芸当なんて万が一も不可能ですよ。


本作にひっかかりを感じるのはこの一点。そしてこのヒキコ無双設定が私には影を落とした感じ。
それ以外は文句はありません。素晴らしい作品でした。



視聴時期:2019年1月~3月再放送

-----
2019.08.08追記
《配点を修正》+0.1(作画分)
 ※作画乱れを作品の特長としたことを評価

2期の再放送も終わって劇場版のレンタルがそろそろかという頃合い。
2周めいきましたがネタわかってても笑えますね。良く作られてます。
レビューアップ後のレビュアーさんとの意見交換にて、
「転生の設定活かされてんじゃん?あそことかこことか」
のご意見いただいて確かにその通りだな、と。

どうやら“ヒキコ無双”に条件反射で噛みついちゃったみたいです。



2019.03.21 初稿
2019.08.08 追記
2020.12.08 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 110

76.8 3 コメディでドMなアニメランキング3位
貧乏神が!(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1407)
7491人が棚に入れました
才色兼備だがタカビーで自分勝手な超絶ラッキーガールの市子と、その彼女に取り憑いた脱力系の貧乏神・紅葉。幸か不幸はふたりは出会ってしまった!! 愛も友情も信じない孤独な女子高生の市子は、様々な出会いを経て“本当の幸福”をゲットできるのか――?

声優・キャラクター
花澤香菜、内山夕実、内山昂輝、戸松遥、下野紘、川原慶久
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

<最終話まで視聴完了> きっとパロディに頼らなくとも面白い物語にできた 

<最終話まで観ての感想>

拾いきれないほどのパロディ満載で素直に大笑いして観ていた。
最初のうちはそのハイテンションぶりに、ついていけるか不安だったけれど
感動できるエピもあったりで、どんどん惹き込まれた。

観終えてみると、笑った後のすっきり感はあるものの、
何かが足りないような気もして。
それはもしかしたら、パロディに笑いを頼りすぎてしまって
本題の物語が少々薄くなってしまってたからなのかもしれない。
でも、市子と紅葉の距離感というか向き合い方は、2人きりのときより
嵐丸が入った3人でのほうがより色濃いものとなり
おもしろいと思ったし、他の貧乏神仲間もキャラが濃くて楽しかった。

で、個人的にはやはり、紅葉のほうが好みかなw

{netabare}
エンディング中の映像で、その後の彼らが描かれ
執事だったおじさまが噴水のように泣いている姿が
この作品のテーマとしてすべてを物語っていた気がする。
{/netabare}

-----------------------------------------

<9話の感想>

テニプリ、エースをねらえ、ジャイアントロボ、ベルばら、
ワンピースのルフィにそれから・・まだまだあったぞw
あのゴリラはFateのバーサーカーを匂わしてたりもするし
試合中も、もうパロディ満載。
どんどんやっちゃって~と遠巻きに大笑い。
2部では料理対決。ジャッジは紅葉の働き振りを監視するよう
仰せつかった黒百合という貧乏神。
ストーリー展開としては特に進展がなかったけれど
相変わらずの面白さだった。
--------------------------------------
<8話の感想>

トラウマは少なからず誰にでもあることかもしれない。
でも、それを人に言えてしまう人と、言えない人がいる。
前者は比較的もう立ち直れていて、心もオープン。
後者はまだ引きずっていて、心に鍵をかけている。
傍から観ている印象とはまるで違う過去や傷痕を持つ人の
その印象と中身のギャップが大きいほど、傷も大きいということ。

今回はそんな市子を全面的に受け入れ守ろうとする嵐丸の友情が
とても清々しくて良かったし、2人ともに共感する部分があって泣けた。

-----------------------------------------
<7話までの感想>

いろんなアイテムのおかげで市子が幼少化したり、
同級生が助かったり。
相変わらずのハイテンションでバカバカしくも面白い展開の中
時々ほろっとさせられてしまう。
気楽に、心全開で観てるからなおさら敏感になるのかも。
登場人物もだいぶ揃ってきたようで・・
今後どう展開していくのか、原作も知らないからまったく読めてません~
---------------------------------------

<4話までの感想> 幸福エナジーと性格は無関係

視聴を始めたばかりなので☆評価は触らずに未定。

天が2物も3物も与えたのだとしか思えないような人物って確かにいる。
だけど本当にそうだろうか?外見も良く教養もあり、品性も高く
会話上手な人がもし、本性を表した性格は最悪で腹黒かったら。
むしろそのほうが真実味があって、人間らしいと思う人も多いかも。
人間というものの愚かさと憎めなさはそこにあるような気もする。
人類のすべてが幸福ならそれが一番なのだろうけれど
幸福感や不幸感というものは、あまりに個人の価値の差があって
一概に推し量れるものではない。

そんな想いを踏まえた上で、このアニメ作品を視聴してみると
なかなか興味深くて面白い。

幸運で恵まれすぎている桜市子という高校生のもとへ、
世間の幸福エナジーバランスを乱す彼女を普通の人間にするために
貧乏神界からやってきた貧乏神・紅葉が出会ったことにより
さまざまな騒動が巻き起こされる物語のようなのだが、
ただそれだけの単純なものではなさそう。

貧乏神も仕事という視点から外れ、自分自身の目で市子の日常を
見てみたとき、きっと何らかの心変わりがあるはずだし
厄介者扱いしていた貧乏神・紅葉の何らかを知ることで、市子の心にも
おそらく何かが生じていくはずだ。
だって、幸福エナジーを吸い取れば世間の幸福が均等になるなんて道理、
実際はそれもまた、偏見のひとつに過ぎないからね。

隣の芝生は青い・・・傍から見てすごく幸せそうに見える人、家族、カップル。
でも内情はすごく冷え切ったものがあったり、計算があったり、
真相は本人たちでさえわからない部分があるほどなのだ。
逆に、自分は不幸だと思い込んでいる人も、実際は日々色々なところで
誰かに助けられていたり、命すら救われていることがあるわけで、
そのことに気づけているかどうか、で大きく価値が変わるしね。

そういう意味で、市子の周囲のいろいろな人間たちが登場し、
人生の裏表、悲喜こもごもを今後見せてくれつつ、
ほんとうの幸せとはどういうものなのか、
ほんとうの貧乏というもはどういうことを指すのか、
面白いギャグを投入しながら解き明かしてくれたらいいなぁと期待している。

ただ、今のところ観た限りでは、市子の幸福エナジーが多いからといって
彼女の性格が悪いというわけではなく、お嬢様にありがちな言動はあるものの、
実はとても人情に厚い部分があったり、やさしさも垣間見えていて
今後も何か起きそうな予感・・っというのが好感触。

でも、もしかして1クールなのかな?そうなると描ききれるか心配だ。

ところでこの作品、けっこうわかりやすいパロディーが面白い。
アニメに限らず、人気のTV番組やCMだったり、さまざまだけど
じっくり思い出せば思い出すほど、意外に奥が深く描かれていて
ちょっと感心してしまう。

ちなみにキャラデザは、市子のかわいさよりも、
貧乏神のクールな顔立ちのほうが個人的には好み。
ただ、あの服装は・・・「ないわ。。」だけどね(笑)

ということで今後も視聴続行。毎回の感想は書かないつもりだけど、
自分が記憶しきれないこともあるので、何話かに一度まとめてみたいと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 64
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たつじん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

捨てる神ありゃ拾う亀梨~早く人間になりたい~

タイトルには全く意味はありません。
ジャニーズファンの皆さますみません。

傲慢で高飛車、だけど幸運の持ち主の巨乳美人 桜 市子(さくら いちこ)
その力は幸福エナジーを吸い寄せ、周りの人間を不幸にしてしまう。
そのアンバランスを是正するため神の世界から遣わされた貧乏神 紅葉(もみじ)
この作品は、この2人を中心に繰り広げられるドタバタコメディです。

「ド○ゴンボール」や「北○の拳」、「エー○を狙え」などのポピュラーなアニメの主人公
に突如変わったりするパロディはとても解りやすくて、お腹を抱えて笑えます。

OPはテクノポップなナンバー
♪1WAY,2WAY,3WAY,4WAY,GoWay!GoWay!・・・が耳について離れません。
EDは女性目線のジェラシーを歌ったキュートなロックナンバー。

何よりこの作品では、花澤香菜さんの魅力が炸裂してます。
シリアスなキャラもいいですが、主人公の市子を演じている花澤さんはどちらかと云うと
こっちが『地でやってるの?』と思うくらいにハッチャケてます。

またED後に流れる「今週の撫子が!」が何気にツボでした。
ストーリーに全くからまない撫子の登場シーンだけをピックアップするのですが、それは
教室の端だったり、丘の向こうの方だったり・・・
毎回、観ているうちに画面を目で追ってしまう変なクセがついてしまいました。

そういったストーリーの中で、「ベタ」だけど、市子が何不自由なく暮らしていても
お金では得られないものを実感したり、プライドという仮面をかぶっていても、その実
人一倍愛情に飢えている事に気づくシーンがあったりして、ちょっとばかり感動します。
また争っているはずの2人が、相手を気遣ったりするのも微笑ましい限りです。

難しいことは考えずに観るといいんじゃないでしょうか。
これはほんと笑えるアニメだと思います。

以下はこの作品とは全く関係ない自虐ネタです。興味ある方はどうぞ・・
{netabare}
そもそも産まれてこのかた女性との「いい出会い」がないもんで・・・
ここで女性との出会いにまつわる『貧乏神が!』伝説を少々。
【ROUND1:不幸の神様】
アフタースキーを夢見て男子ばかりで行った信州。
滑ってると何と後ろから人が直滑降で一直線にこちらに向かってくる。
『あぁ!』と叫ぶ間もなく激突。
心配そうに『すみません!大丈夫ですか?』と声をかけてきたのは、可愛い女子。
『大丈夫ですよ!』と言いながら、さりげなくその場を立ち去ったが・・・
心の中で、このゲレンデならまた会えるはず「ロマンスの神様!?」と思いながらも
足首に違和感と痛みが・・・。
このあと病院に運ばれ骨折で全治1か月の入院になるとは・・・
せめて連絡先だけでも聞いとくべきだった~。
『あの女子め!貧乏神が!』

【ROUND2:魔性の女子大生】
女子大生との念願の合コン。
ちょっとリッチにフランス料理と洒落こむ。
『学生よりやっぱ社会人よね~。落ち着いてるし~大人だし~』
などと嬉しくなることを言ってくれるので、会計はすべて男子持ちにすることに・・・
財布の中は寂しくなったが、気になる娘の連絡先も聞けたのでまあ良しとしよう。
向こうから連絡すると言ってたので、いつかいつかと待ちわびてたが・・・
ある日、街を歩いてると、そこには学生風の男子と腕組んで歩いてるその娘の姿が。
ちなみに参加したメンバー誰もうまくいかずにみんなから責められるハメに・・・
俺たちメッシーか!(古っ)お金返せ~
『あの魔性女たちめ!貧乏神が!』

【ROUND3:崩れ去った憧れ】
花見の2次会で行ったカラオケ。
前からちょっと憧れていた先輩女子と一緒。
『歌うま~い』『お酒つよ~い』とおだてられて、ついつい時間を忘れて飲むわ歌うわ。
楽しい時もつかの間、気が付けば終電ギリギリの時間。
あわてて走って電車には間にあったが、酔っていたので天地がひっくり返る気分に・・・
思わず次の駅で途中下車してトイレに直行。
タクで帰るお金もなく、仕方なく駅の外のベンチで朝まで(まだ外は寒い!)・・・
次の日、そのまま会社に行くと上司から酒臭いと注意され、
その先輩からもキツ~イ一言。
『服装、昨日と一緒じゃない!お風呂入ってないの~。きたな~い!』
それから当分の間、周りの女子社員は近寄ってこなかった。
二度と一緒にカラオケなんか行ってやるか~
『あの先輩め!貧乏神が!』
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
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ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

サンライズといえばケロロ! パロディに期待 ずっと幸福な人生はないし人は利用されるものではない シャーデンフロイデ(人の不幸を喜ぶ)な主人公も珍しい

原作は一切見てません
サンライズときたらパロディが基本なので期待します

1話からのパロディとして
{netabare}お願いランキング録っといて
めだかちゃんの描写
ルパンのイントネーション
テヘペロ
完二さんが最初にかけた眼鏡
臓物アニマル
ドロンボーが敗北した時の煙{/netabare}

等が最初っから出てきました
非常に期待できます
話ごとにパロディをわかる範囲で書いていきます
ソフィ(花澤さん)ってあんな声が出せるなんて
やっぱり声優には無限の可能性があります

2話
{netabare}ドラえもんの描写が中心だった
途中でガンダムも
でも萌香さんのパロディは爆笑だった{/netabare}

3話
{netabare}初っ端から人志松本のすべらない話って
市子、ナルトの衣装着てるし
ロゴがToLOVEるダークネスじゃねーか
「どうする?アイフル~~」って懐かしいものを・・・
市子は心がダメだけど今後直っていく感じがするな{/netabare}

4話
{netabare}ドラゴンボールじゃねーか
幸福エナジー≠偶然
ではない、市子がだんだん成長していくな{/netabare}

5話
{netabare}小さくなるネタは当たり前になったな
またドラゴンボール(ベジータともう一人は誰?サイヤ人のオーラ)
最後の切り方が上手すぎる{/netabare}

6話
{netabare}よかった石蕗生きてたか
アラレちゃんが持っていた大があった
そしてアラホラサッサーも
壊れてしまった市子もハンカチ返したらいつもの調子に戻ったな ああよかったよかった
次回やっと新キャラか{/netabare}

7話
{netabare}いっこく堂じゃないか
「主人公のクラスには転校生が来る」(これはメタ発言です)
親子そろって技が同じ・・・工夫はないのか{/netabare}

8話
{netabare}ライオンのごきげんよう
七人の侍、ドリフターズ
Mr.4、Miss.メリークリスマス
うるさい!×4ってシャナ以上だ
市子が人付き合いを嫌い、心がひどく荒んでいる理由が分かった
それは小学校の親友がきっかけだ
市子だけ貰えて、親友だけホワイトデーのプレゼントを貰えないなんて不公平だと思って親友は先に告白したが、失恋した。これが原因で親友は悪意を持ち、相手の男の子に不信感を抱かせた。これが原因で市子を悪者扱いにさせた。
(恋の執着心は悪意を生み出すことが分かった)
故に市子は「友達を作ると利用される。だから関わらない方が得策だ」と考えるようになった
裏切ったり抜け駆けすることも友達の一つか?
これが原因で利用されたり悪意を持つか?
うわべ(建前)だけを利用する友達がいるか?

これはゴールデンでは考えにくいな(基本悪役が捨て駒として使うことが多いから)
登場人物を深く掘り下げることはあんまりしないから
だがこれで市子の苦しんだ闇は解き放たれた
これで謎が一つ解明したな。でも幸福エナジーの因果関係が分からないままか

人と関わらないと多くエナジーを得られるのだろうか
それとタイトルがなのはの「なまえをよんで」と酷似していたんですけど{/netabare}

9話
{netabare}北斗の拳が混ざっていたぞ
そしてルフィも{/netabare}

10話
{netabare}ダイソンの掃除機だと!?{/netabare}

11話
{netabare}まずは「ゲットだぜ!!」か
千と千尋のオクサレ様がおったぞ!?(ついでにカオナシも)
紅葉が風呂に入っておかしくなりました
さあどうなる?{/netabare}

12話
{netabare}キューティーハニーにLだと!?
Lは恰好も一致だし
「思います、見えます」のシーンじゃねーか!
諏訪野がワタリじゃねーか!
石蕗はレムじゃねーか!
完全にデスノートが中心です
最後は楽しい逃避行が見れそうだ{/netabare}

13話
{netabare}パロディは分かりませんでした
でも紅葉が元通りになったのでこれはこれでよかったです{/netabare}

次のシーズンもお願いします
またパロディが見たいから

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

75.7 4 コメディでドMなアニメランキング4位
鬼灯の冷徹(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1253)
6680人が棚に入れました
これは地獄のお話。戦後の人口爆発、悪霊の凶暴化、地獄に亡者があふれかえった今日、人手不足に喘ぐ地獄は前代未聞の混乱を極めていた。そんな中、あたふたする閻魔大王に代わって、さまざまな問題の後始末をする陰の傑物が。彼の名は閻魔大王の第一補佐官・鬼灯。亡者から仕事をサボる閻魔大王まで容赦なく呵責する鬼灯の、忙しくも案外楽しげな地獄の毎日が今ここに登場!

声優・キャラクター
安元洋貴、長嶝高士、平川大輔、小林由美子、後藤ヒロキ、松山鷹志、柿原徹也、青山桐子、種﨑敦美、喜多村英梨、上坂すみれ、遊佐浩二
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

作業用アニメ

原作はモーニングで連載中
舞台は日本の地獄
閻魔大王の第一補佐官"鬼灯"の地獄での日常を描いた物語

登場キャラが多種多様
地獄の獄卒はもちろん、いろんな神様や過去の偉人も出てきたりします
いろんな伝承とかになぞらえてするお話は上手いなと思いました

時事ネタやパロディなどでクスリと笑いをとるアニメ
たまにアウトーな発言もあったりなかったり
大笑いをすることはあまりないけど、息抜きにはいいかもしれませんね
自分なんかはなにか作業をしながら流してました
あまりいいアニメの観かたじゃないですねm(_ _)m

鬼灯さまのドSぶりが恐ろしい
理不尽に殴ったりするので見てて苦手な方もいるかも・・・
だれか鬼灯さまに勝てるキャラはいないのか!?


好きなキャラはピーチ・マキちゃん
あまり女の子は出なかったアニメだけど、この娘はなかなか可愛かったです


以下各話感想的なもの
第1話
{netabare}天国から地獄に依頼とかくるんだ〜
ホテルみかーづーきーww
桃太郎がなんだかブサイクなんだが
ソフト●ンクのお父さん!!

金魚草キモい、キモいよ
鬼灯さん可愛い動物好きなのね
意外だわ
旅行当たってる!?
最後の「絶対嫌です」に吹いたwww{/netabare}

第2話
{netabare}女性下着ブランドは僕にもわからないです
閻魔大王( ´∀`)オマエモカー
ラ●ちゃんアウトー

地獄って地域で分かれてるのな
EU地獄ってなんなのさ
閻魔大王の扱いの酷さww
さすが鬼灯さんです
地獄にも寿退社ってあるのかよ!?
サタンの討伐完了!!{/netabare}

第3話
{netabare}相変わらずシロは可愛いな
どうやら鬼灯サマは目覚めが悪いご様子
ヒーローの夜明けひでえな
鬼灯と白澤は仲が悪いみたいですね
6時間かけて落とし穴つくるとかマジモンですわ
バルス!

こいつら千年前からいがみ合ってるのかよΣ(゚д゚lll)
諸葛孔明VS聖徳太子の知恵比べとか見たいぞ!
閻魔の傷がいい塩梅にwww
ただの似た者同士ということですね{/netabare}

第4話
{netabare}朧車タクシーに乗って烏天狗警察のもとへ
鬼灯サマ強すぎですww
義経が警察の指揮官やってるのか
体の線の細さに悩む義経
今から力士目指されても困りますよね〜

獄卒の風紀を正すために再教育
地獄って意外と広くてしっかりと統治されてるんだな
それにしてもかちかち山ってそんな話だったっけ?{/netabare}

第5話
{netabare}漢方シンクロしてるww
牛頭の角のイメージがどうみてもせんとくんですありがとうございました
理想の女性像=牛とは上手く言ったものだな
完全に曲解ですけどね

地獄の運動会が開催!
これって完全に運動会の体をなした拷問だよね!?
鬼灯さんまじパネエっす((((;゚Д゚))))
やっぱり強い人には逆らえませんね
閻魔様もとばっちり受けてるし
これリハだったのね(>_<){/netabare}

第6話
{netabare}清純派アイドルのピーチ・マキちゃん登場
しかし彼女は簡単にスルーされ、鬼灯さんの密着取材が開始
あれ?彼女のターンじゃないの??
奪衣婆のヌード(笑)が撮れた!やったね取材の猫!!
電車の中でマキちゃんと遭遇
マキちゃんはアホの子ですね
あんなに桃を主張した服着てたらバレるっつのwww

サタンの右腕"ベルゼブブ"が来日(日本でいいのか?)
さすが鬼灯さま
ベルゼブブの心を即効で折りやがった!
どうでもいいことですが私もメイド服は裾が長いほうがイイと思いますヽ(*´∀`)ノ
無駄に通じ合った2人
これ以降絡みはあるのか!?{/netabare}

第7話
{netabare}茄子のファラオネタ、俺は嫌いじゃないよwww
衆合地獄って意外と怖いんだな・・・
あのキャラはとなりの怪物くんだと!?
まさかの出演だった
どスケベマダムズはないだろ
唐瓜はただのドMじゃないですか

閻魔大王の腰がああああああ
病院がやってないということで鬼灯様が治療することに
これは完全におもちゃにされてますね(笑)
よくあれを許せるな大王様{/netabare}

第8話
{netabare}きたぜマキちゃんのターン
いや、これはゴシップ猫ちゃんのターンか?
マキちゃんの曲悪くないじゃないか
メモリいっぱいにいらない写真を撮って保護する
これはなかなかいいイタズラになる気がするな
奪衣婆の呪い恐ろしや((((;゚Д゚))))

天才肌のなすびくん
芸術センスはピカイチですね
あの絵の具は色々と使えそうですな
さっそくど根●ガエル状態にww
あれを真実の口にしていいのか!?{/netabare}

第9話
{netabare}二日酔いはキツいよね〜
やはり鬼灯さんは清酒ばかりを煽る真の飲兵衛でしたかwww
妲己にぼったくられるなら本望なのかな?
50万って(´Д`;)

叫喚地獄は酒乱どもが落ちる地獄
酒乱どもがヤマタノオロチが持ってきた酒を盗んで飲みまくってる!?
たしかに記憶が飛んでるとお咎めなしみたいなところあるね
酒を飲むのを強制されるのはイヤだあああああああ{/netabare}

第10話
{netabare}地獄の沙汰も金、いや、供物次第ですね
十王は十王、うちはうち!
これはよく聞く言葉だなww
あのポテトサラダは食いたくない・・・

おデブちゃんになってしまってる閻魔大王
ダイエットのためにジムに行ってトレーニングすることに
八寒地獄の道の形が変わって遭難!?
ナマハゲに助けてもらったものの、そこでご馳走になりまたもや太ってしまう始末、、、
雪に埋めておけばよかったwww{/netabare}

第11話
{netabare}一寸法師のお話か
そういえば俺って一寸法師のお話知らないな
めっちゃやさぐれてるじゃん一寸法師ww
あまりのストレスにぶっ壊れるし・・・
でも似た境遇の桃太郎さんが友達になってくれたおかげでめでたしめでたしヽ(´▽`)/

木霊が花粉症かよwww
この姫姉妹はアカンな
遺伝子のいたずらって残酷すぎる(>_<)
話がややこしくなるかと思ったら、鬼灯さんが圧倒的すぎてワロタ{/netabare}

第12話
{netabare}レディー・リリス登場
誘惑の悪魔とか俺は多分イチコロですわww
白澤の元にリリスが行ったあああああ
ボール=人にぶつける、まじでただのドSだな鬼灯さん
ベルゼブブさんが不憫・・・

黄帝っていう皇帝がいるんだな
割と勉強になるなこのアニメ
白澤が天から落ちたのって鬼灯さんのせいかよ
本当に因縁深いなこの2人{/netabare}

第13話
{netabare}なんかお祭りやってる!
お盆は亡者が現世に行くから地獄は暇になるのか
皆楽しそうだな
0時になった途端の切り替えが早すぎるww

たしかに同じ話ばかりする人はメンドイよね
俺も気をつけないと(^_^;)
さすが鬼灯さま、閻魔様を利用して自作ドリンク試してるよ
副作用で顔が金魚草に(;゚Д゚)!
やっぱりそういう考えか鬼灯様は・・・{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
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チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

地獄は割とホワイト企業

この作品は原作を読んでからのアニメ視聴でした。
鬼灯の冷徹という作品って原作もそうなんですけど、最初に読んだり視聴した時より暇な時等で余裕を持って読んだり見たりした方が笑える様に感じています。
たぶんだけど初見の時って「さぁ見るぞ!(読むぞ!)」と構えがちになったりします。
本作は勢いで大笑いさせるパワー系ギャグは少なめで、余裕がある時に気がつけるユーモアを含む脱力系ギャグ多いからそう感じるのかもしれないですね。

さて先ずはこの作品最大の特徴を…それは決して笑わない主人公その名は鬼灯(ほおずき)!ここまで笑わない主人公ってなかなか居ないと思います。(脇役なら結構いますけど)
不機嫌であるとか怒っている時は勿論、割と楽しんでそうと思われる時でも決して笑いません。
これは生い立ちから来る只の個性で笑う必要があれば笑うのでしょうが、そこまで達しないから笑わないだけではないかと。
{netabare}(作中にて一度だけ笑ったエピソードがあるが画面には映らないのでノーカウント){/netabare}
恐らく死ぬまで人前で笑わない気がしますし、そもそも鬼神なので寿命があるとも思えませんから見れないでしょう。そして見たら見たで怖ろしい様な…
さてそんなMr仏頂面 鬼灯様。
規則に厳しいので堅物に見えるが、実は柔軟な対応が出来る良い官僚タイプ。そして同時にかなり偏った趣向の持ち主です。
ドSで亡者や規則を破る輩には容赦がありません。しかし規則を守って働く相手等には丁寧に接しますし、しっかりバランスを取った采配を振るい地獄運営に多大なる貢献をしています。
更に視察に託けて(かこつけて)様々な所に公費で出掛けていますが、これはあくまで仕事の範疇ですし規則を破らず成果も上げているので問題はありませんよ。(たぶん)
現実の政治家さんとかお偉いさんも見習って欲しいですな!しっかりやる事をやった上の延長線に目的を設ければ良く、上手くすれば宣伝にもなりますからね。ただしやり過ぎたり法に背けばしっぺ返しが待っています。
バレた場合は社会的信用、立場、親族や友人等全てを失うリスクを理解した上でやりなさい!という感じです。はい。

多少暴走気味になりましたが、鬼灯様は適材適所に才覚があり基本的には正しい方で時々ステキに偏った変態です。

他に多彩なキャラクターが登場しますが、基本的に地獄や天国等の世界で普通に生活をしている方々ばかりで、彼ら彼女ら獣らが織りなすコメディ作品です。
あ、妖怪の類に神様系も出てくるけど、やはり皆それぞれに自分の役目を務めていますね。
ただ良くあるファンタジー物ではなく現代日本の常識と似通った日常あるあるを地獄に置き換えたネタのコメディですので、派手な戦闘や熱い展開は一切ありませんのでご了承下さい。
ただし主に鬼灯様が容赦なく亡者や某神獣をボコるシーンはありますし、獄卒という仕事をする方々のバイオレンスシーンなら多少ありますね。
{netabare}ちなみに日本の地獄だけでなくEU地獄のサタン様やレディ・リリスとその財布、ではなくベルゼブブさん等も出てきて場を和ませてくれますのでお楽しみ下さい。{/netabare}

それから動物も色々と出てきますからそういう意味で萌えるのも良いかと思います。
特に太め白犬のバかわいさはなかなかの物ですし、キジはイケメンボイスだし、猿は普通に猿で割とまともですよ。

それからアイドルや美しい獄卒さん、女神に悪魔に妖怪の類も出てきますのでそういう点でも楽しめますよ。
ただし色気とかは期待しないで下さいね。

音楽もなかなか豪華で全体的に原作の再現度が高いのですが、本作中で描かれた地獄の運動会とかでオリジナルの演出がちょっとオーバー過ぎイメージに合っていない部分もありました。(巨大ピタゴラスイッチ風)
地味めな演出の方が本作には合っているので、その点はかなり不満です。

あと是非掘り下げたいのがエンディング曲の「パララックス・ビュー」です。
この曲の作詞を担当したのが大槻ケンヂ氏で、その昔本格的な深夜アニメの第二弾「EAT-MAN」のオープニング曲で「小さな恋のメロディ」という曲を筋肉少女帯で歌っています。(勿論オーケン作詞)
小さな恋のメロディの歌詞で「あの二人がどこに行ったかあなたわかる?きっと地獄なんだわ」という歌詞がありまして、大槻氏も好きな映画「小さな恋のメロディ」のラストシーンで主人公の二人がトロッコで何処かへ走って行きます。
そしてパララックス・ビューは「トロッコで、二人がたどり着いたのは地獄よ」で始まります。
最初は「たぶん続編じゃないかな」程度に考えてましたが、Wikipediaにも書いてありますし「続き」とありますので正解みたいですね。
(ただしWikipediaも間違ってる時があるし、絶対ではないですけど)
EAT-MANはかなり昔の作品、しかもアニメの一作目はかなりマニアックなので若い方はほとんど知らないのではないでしょうか。
なんとも分かりにくいけど良いサプライズではないかと。

基本的に地味めなギャグが主体の作品で、派手な展開はあまりないしお色気要素もほとんどないのでそういう作風を求める方には向きません。
逆にゆったり日常あるある等を楽しみたい方にお勧めしたいです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

鬼灯の冷徹

1話二本立てで日本の地獄の日常を描いたアニメ。全13話
パロディがあったり、たまにジブリ映画の台詞が入ったりする。
童話や歴史、神や悪魔が登場したり、しなかったり。

鬼灯の低温ボイスが心地良かった。

各話感想↓
1話 地獄大一番/地獄不思議発見
{netabare}桃太郎。ぶさいく…。
犬と可愛い。
地獄なので暴力で解決しましょう。
簡単に刀折れた。
綺麗な桃太郎。

怖い金魚。
現世と繋がるTV。
金魚草コンテスト。絶妙に気持ち悪い。{/netabare}

2話 鬼とパンツとカニ/地獄の沙汰とあれやこれ
{netabare}熟女の写真集…遠慮しておきます。
茄子可愛い。
呪われそうなオーストラリア土産。
パンツの話ばっかり。
ラムちゃん!
お香さん可愛い。

サタン登場。
うっかり滑って落ちる。
サンタさん。あほの子な犬。
金魚草食べる!?
サタン逃げた。{/netabare}

3話 白澤/いかにして彼らの確執は生まれたか
{netabare}おバカな犬。トイレの水…。
鬼灯起こすの怖い。触っただけで起きた。凄い寝癖。
バルス!
徹夜の成果…これか。

ボールペンが大理石に刺さった!
豪華すぎる大会の参加者。
くだらない賭けだった。
ニューハーフ…。{/netabare}

4話 美男にもいろいろある/かちかぢごく
{netabare}あほ犬。
怪談…怪談?
提灯が喋った!飛んだ!
残念なイケメン。
可愛いショタ源義経。
力士になりたい源義経。

慈悲はない。
怖い絵本だった。
うさぎ可愛い。
めっちゃうまいパラパラ漫画。{/netabare}

5話 龍虎の二重奏/精神的運動会
{netabare}似た者同士。先手必勝。
これが牛頭…。そして馬頭。

100回目の運動会。
バズーカ。
公開処刑だ!
誰かのヅラ…慈悲はない。
ケルベロスが相手!即効で棄権。いきなりの無茶ぶり。
リハだった。まさに鬼。{/netabare}

6話 地獄アイドルピーチ・マキ/右腕のブルース
{netabare}清純派アイドル…?
地味な鬼灯。金魚派。
完全に狙ってた写真。
駆け込み電車(こじ開ける)
万引き婆ボコリすぎ!亀甲縛り。
上司の子供産まれた!おめでとう。

ベルゼブブ登場。
胃液吐かないといけないのか…。
メンタル弱い。
メイド可愛い。サタンの趣味だった。{/netabare}

7話 男と女と衆合地獄/地獄式鍼灸術と浄玻璃鏡の使い方
{netabare}手洗い大変そう。
目移りが凄い茄子。
ドMな唐瓜。

ベルマークだけ…。地味にせこい。
ぎっくり腰 閻魔大王。
めっちゃ血が出ている。
もどかしい監視カメラ。
電圧が凄い。蹴りで治ったぎっくり腰。{/netabare}

8話 えげつなき戦い/地獄三十六景
{netabare}胃に穴が開く…。
アイドルにあるまじき顔をしてる。
天然路線。
細かい鬼灯。電話番号欲しいのか。
熟女の写真集でにゃん集長が犠牲に…。

芸術だ…。呪いの絵!?
茄子の壁塗り。
前のは葛飾北斎…。凄くもったいない。
ど根性ガエル。{/netabare}

9話 酒と女でダメになる究極の例/溢れ返ってきたヨッパライ
{netabare}最低だこの男。
ぼったくりの店。しかも昨日行った。
指名料高い。

ヤマタノオロチが雑用。
鬼灯カッコいい。閻魔大王は目立つ邪魔!
嫌な酒飲み。
ヤマタノオロチ凄くでかい。{/netabare}

10話 十王の晩餐/ダイエットは地獄みたいなもの
{netabare}地獄の沙汰も金次第。
コアラのマーチ率凄い。
舌を抜くだけ!?エグイ。
懇親会。豪華な料理。
隣の芝生は青い。従順な他の補佐官の服従姿勢。うちはうち、よそはよそ
供物もったいない。
映画ルパンのクラリス!?ルパン死んだの!?

閻魔大王が太った。シロもか。耳が痛い話。
遭難。かまくら作ってから遊ぶみんな。大丈夫か…。
大王、また太る。そして無限ループ。{/netabare}

11話 一寸だった法師/お山の泥沼姉妹
{netabare}漢字が読めないシロ。紙芝居になった。
鬼が閻魔大王。一寸法師が鬼灯。
元・一寸。過去の人扱い。
お姫様可愛い。
地獄が回収してた不思議道具。
子供は残酷。
閻魔大王が壊していた。

実写みたいな背景。
花粉きもい…。
不法投棄はダメだよね。
サクヤ姫可愛い。
岩姫返品。お局様になっていた。
サクヤ姫可愛い。(大事な事なので2回)
富士山噴火するのか…。
イケメンに弱い。
鬼灯ドSだった。
脳味噌汁…岩姫なら飲めそう。{/netabare}

12話 レディ・リリスとその夫/中国現世に妖怪が広まった訳
{netabare}リリス。人類初の離婚。そして出来婚。
ルシファー。堕天使…戻して。
どんな男でも誘う…ストライクゾーン広すぎ。
無言で分かり合う白澤とリリス。
怖い本能の鬼灯。
独身と既婚で勝ったと思っているベルゼブブ。真っ白に老けて灰に…。

しりとりしてた。
黄亭という皇帝に捕まった白澤の過去。
4000年前の鬼灯なんだか可愛い。
出会っていた鬼灯と白澤。
元凶鬼灯だった。{/netabare}

13話 盂蘭盆地獄祭/雑談閻魔大王
{netabare}満喫してる鬼灯。
夏休み。ホワイト企業。
太鼓泣いてる。

凄い色の飲料…。
閻魔大王って元人間なの!?
孫ほんと可愛い。
金魚草エキス…うわぁ。EDの金魚死亡。顔が金魚に…。あ、戻った。
閻魔大王弱い。
そしてEDの動かないトロッコ。{/netabare}

2015/08/24ニコ生一挙放送視聴 アンケート↓
とても良かった:95.8%/まぁまぁ良かった:3.1%/ふつうだった:0.6%/あまり良くなかった:0.2%/良くなかった:0.3%

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

73.8 5 コメディでドMなアニメランキング5位
マンガ家さんとアシスタントさんと(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1258)
6790人が棚に入れました
主人公でスケベな漫画家の「愛徒勇気」とアシスタントの「足須沙穂都」との日常生活をゆるりと描く、爆笑マンガ家コメディー。

原作:ヒロユキ、監督:古田丈司、シリーズ構成・脚本:伊丹あき、キャラクターデザイン:鶴田仁美、、、、

声優・キャラクター
松岡禎丞、早見沙織、能登有沙、釘宮理恵、井口裕香、田中真奈美、伊藤美来
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

『嗅いでみたい、それだけだよ』で終わるアニメ

2014年4月放送(13分枠)
全12話


【あらすじ】

パンツをこよなく愛する漫画家「愛徒 勇気(あいと ゆうき)」が、

アシスタントとして職場をサポートしてもらっている「足須 沙穂都(あしす さほと)」や、

編集として、愛徒が原稿を落とさないよう見張っている『音砂(おとすな) みはり』らと送る、

ドタバタとした漫画家コメディー。



【論じてみる】
{netabare}
ギャグアニメとして、13分という枠から更に複数話のストーリーに分けられているので、メリハリがあり視聴者を退屈させない点は良いですね。
方向性が嫌いでなければ、見ていて切るような事態には早々ならなそうです。

ただ、物語の中にはオチがつかずに終わるようなものも多く(特に後半)、本作においては何より笑いを重視する方には強くオススメは出来ません。
加えて、男前なんだけど中学2年生並みの純朴さと変態さを兼ね備えた主人公の奇行は回を追う毎にエスカレートしていくので、展開的にも視聴者側はそこまでは求めていない…と思うような場面もしばしば…。

個人的には、最初の微エロ程度が調度良かった気がしました。
キャラクターデザインがシンプルながらとても整っていて好みだったので、それが余計に変態的展開に違和感を見せたのかもしれません。
そこまでエロ展開にしなくても、私は勝手に脳内で(ry


ですが、その奇行の数々がなんだかんだで許されるのが、この愛徒君の良さであり強みですね。

『ボク…、パンツが大好きなんだ。』

と言う台詞でさえ、なんとも無垢な笑顔で言い放っちゃう男性で、そこに女性の尊厳を損なわせるような下世話な気持ちなどは一切ありません。
一応「ムリヤリ襲ったりはしない人」という信頼も、ちゃんとされていますしね。

総じて周囲のキャラは勿論、視聴者的も少なくとも嫌悪感を抱くような主人公ではない……こともないか(汗)
良い子か悪い子かで言うと、確実に良い子ですけどね。
気持ち悪いか気持ち悪くないかで言うと、確実に気持ち悪いんですけど。

そんな彼に、周囲の美女達が罵声を浴びせながらも…少しずつ惹かれていく?、そんな微笑ましい作品でした。


演出として好きだったのが、オープニングや本編でもチョコチョコ挟まれる、それぞれ統一されたカラーで描かれた、漫画のトーンのように丸の点々でデザインされた一枚絵の見せ方ですね。
漫画のような白黒ではないですが、あぁ…漫画っぽい絵だなぁと思って楽しんでいました。
{/netabare}



【変態を取り巻く、魅力的な女性陣】
{netabare}
アシスタントを務める足須さんは、声優さんからもまさに一発で「俺妹のあやせ」を彷彿させるキャラクターでした。
愛徒君の行為を叱りつける様なんか特に。
その手が好きな人達には、ドンピシャだったのではないでしょうか。

ただ、私は色々と小さいキャラが好みなので、編集のダブルAカップ「みはりちゃん」や、スーパーアシスタントで小柄で非力でツンデレな「せなちゃん」が好きでした。
中学1年生の足須さんの妹や、小学生と見紛う編集長等も登場しますし、全体的に小さい人好きの需要に応えた内容な感も…?
………本当にありがとうございました。

本作に限らず、今はどの作品も全体的にそっちキャラ重視になる作品が多いですね。
………いや全く、本当にありがとうございました。

中でも、小柄代表格せなちゃんのツンとデレを演じられたのは、御大『釘宮理恵さん』なので、その破壊力は凄まじかったですね。
駆逐用の彼女のムチを欲する変態主人公を見て泣き叫ぶ様には、毎度私も血沸き肉踊りました。
「黄金水」のエピソードは、そこまでは求めてない…と思いましたが。


逆に、サブアシスタントである「風羽りんなちゃん」は、他のキャラとの掛け合い的にも必ずしも必要な要素が見当たらなかった気も…。
「大きい要因」として、一定の需要はあるのでしょうけど。
ただ、声を演じられた井口裕香さんは、全体的に小さいキャラのイメージが強いにも関わらず、巨乳キャラも違和感が無かったですね。



さて、最終話では女性総出演でパンツ談議。
パンツ性格診断の名の下、最後は『愛徒君のズボンを剥ぎ取る』という怒涛の展開となりましたが、そこからパンツの歌「終わりなきパンツ」を流してのエンディングは、

「私は、なんって無駄な時間を過ごしていたんだ。」

と思わせるには十分でした。
(褒め言葉でもあり、本気で貶し言葉でもあります。)
無駄に声もメロディーラインも良いのが、これまた非っっ常に馬鹿馬鹿しかったです。
{/netabare}



【総評】

キャラデザインは好みでしたし、女性陣も総じて魅力的だったとは思います。
ただ、エンディングが全てを持っていき、最終的に

【パンツをこよなく愛する主人公の、ひたむきなパンツ愛のアニメ】

という印象になってしまいました。
とても見やすいアニメなのでまた視聴しようと思えば出来ますが、それでも2~3周して本作を見る目が変わるということはなさそうです。
最後に、あのエンディング曲がある限りは。


本作を出会えて良かったとは強く思えませんが、それでも「みはりちゃん」「せなちゃん」に出会えたことや、変態に限界は無いという真理が垣間見れただけでも良かった、という結論に至りました。

ただ、特典で新作アニメが付いているとはいえ、13分枠でありながら2話収録でお値段据え置きなBlu-rayの価格は、少々ファンの足元を見過ぎな気がしますね。
低コストで作れる点が魅力な短編アニメでこうしてしまうと、せっかく買ってくれる熱心なファンの信頼を失うことに繋がる気がします。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『音砂 みはり』声 - 能登有沙さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『黒井 せな』声 - 釘宮理恵さん



ちなみに、私は縞パンツが好きであり、傾向としてもその種のパンツを穿くキャラが好みであることが多いです。
(※以下、これ以上に低俗な駄文なので〆ます。)
{netabare}

ちなみにちなみに、男性が女性用パンツを穿く際は主に

『頭頂から穿く、ポピュラーなパターン』



『顔面から穿く、変態仮面のパターン』

があると、広く伝えられています。


いつか国を上げてアンケートを実施し、統計をとっていただきたいですね。

う~~ん、多分7-3で頭頂派が多いってところなのかな?
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 48
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

終わりなきパンツ!

◎放送時期:2014年4月~6月(全12話)※15分アニメ
◎ジャンル:コメディ

●原作:ヒロユキ(ヤングガンガンコミックス/スクウェア・エニックス刊)
●監督:古田丈司 ●シリーズ構成:伊丹あき
●キャラクターデザイン:鶴田仁美 ●アニメーション制作:ZEXCS


■あらすじ■
漫画家の愛徒勇気、アシスタントの足須沙穂都らを中心とした日常の
ドタバタを描くコメディ作品。

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☆★感想★☆

※原作未読。

始まる前は まさかエロ要素が入っているとは思わなかったので、
1話を観た時に主人公の変態さと下ネタの多さにビックリして
引いてしまいました^^;(一応、わたくし女性視聴者なもので…w)

このままエロ要素が多めなら視聴断念を考えましたが、
2話目以降はコメディ色が強くなり、下ネタはあるけど全体的に「微エロ」
な感じだったので最後まで観れましたw


1話15分という短めの尺にテンポとキレのいいギャグが凝縮されていて
退屈することはなかったです^^

また、基本的にエピソードも1話で完結するので 物語の繋がりを気に
することなく気軽に観れるのも良かったです。

A・B・Cパートに分けられているうえに、各ヒロインをメインにした回も
豊富で楽しめました。

でも、『先週は良かったけど今週は特に…』という高低差は、
単発エピソードなので どうしてもあったかと思います^^;


キャラも良い感じでした。

主人公の愛徒はパンツをこよなく愛する変態漫画家。(ドM気質アリ)
彼のパンツ愛は凄まじく、それは自身の描く漫画にも大きく反映されていますw

ハーレム主人公(しかもド変態)なんですが、嫌らしさを感じませんでした。
(ムッツリよりオープンスケベな主人公の方が、私は好む傾向なのかもw)

常に自分の欲望に正直で、それでいて何もかも包み隠すことなく素直に
モノを言ったり行動したりするので、なんだか憎めないですw
そういう裏表のなさや、人懐っこくて犬っぽい性格が愛徒の良さですね^^

まぁ、たまに暴走しすぎて冗談抜きで気持ち悪いと思うこともありましたが(爆)
でも、愛徒の天然バカ正直っぷりを見ていると、わりと元気貰えたりしますw

いつもはお調子者だけど、イケメンな面もあったりします。

{netabare}9話で、徹夜で仕上げた原稿を みはりちゃんが誤って墨をこぼして
台無しにしてしまった場面で、みはりちゃんを全く責めることなく再び
徹夜して原稿を仕上げたのは素直に『良い奴!』って思いました^^{/netabare}


ヒロイン達も個性的で可愛い子達が揃ってました^^

○しっかりしているけど、どこか趣味のおかしいアシスタント・足須さん
○愛徒の高校時代からの同級生で、ツンデレ乙女な編集・みはりちゃん
○愛徒のファンで、やや天然の巨乳美人アシスタント・りんなちゃん
○天才アシスタント。でも見た目は幼女並みのツンデレ少女・せなちゃん

その他にも、ヒロインの身内や編集長、マスコット的なキャラなどなど…
盛りだくさんでした^^
{netabare}足須さんの妹可愛かったなぁ。{/netabare}

このヒロイン達と愛徒のやりとりと、振り回されっぷりが良いバランスでした。

振り回されても皆が皆なぜか許してしまうのは、
前述したような愛徒の純朴さがあるからなんでしょうねw


そして、なによりこの作品の見所は「松岡劇場」だと思います\(^o^)/

愛徒のCVを担当されている松岡禎丞さんの全力かつ多彩な演技が作品を
引き立てていたと思います^^

常にテンション高めなうえ、老けた声やオカマ声まで披露されてたんで
驚きました。いやはや、お疲れ様ですw

アフレコ現場を覗いてみたくなります…どんな空気なんだろうw


パンツに始まりパンツに終わる。そんな「パンツ推し」なアニメでした^^
エロもあるけど基本は日常コメディなので、よほど下ネタに抵抗がない限り
は女性の方も大丈夫だと思います。実際に女性の私が大丈夫でしたし!w

まぁでも、全体通して『超面白い!』って感じでもないし、クセも強いので
『一度観ればもう満足』な作品かな^^;ゴメンナサイ…orz


{netabare}最終回、特別EDの愛徒のキャラソンは爆笑でしたw
ということで曲名をこのレビューのタイトル名にさせていただきました(*´ω`*)
松岡さん、演技だけでなく歌唱力もなにげに高いのが さらに驚きです。{/netabare}


■好きなキャラ■
一番は足須さんかな^^

捨て犬の目をされると放っておけないところとか、愛徒に対してたまにドSに
なったりするところも良いですね。

あとは、中の人(早見沙織さん)も好きなのでw
中の人で言えば、せなちゃん(釘宮理恵さん)もなんですけどね(∩´∀`)∩

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

変態とはすなわち、夢と理想を追い続ける者なり。

変態漫画家さんのちょっとえっちなアニメ、というのが持っていた前情報。

ただのえっちなアニメなら興味持たなかったと思うんだけど、

変態漫画家さんの声優さんが松岡禎丞さんと知り。

松岡さんは、今1番好きな声優さんなので(単純に声と演技が好き♪)、

松岡さんが変態!?それは…観たい(*´Д`)

と興味をそそられ、視聴決定しました。笑

1話が平均3話で構成されている、10分程度のショートアニメです。


● ストーリー
漫画家の愛徒勇気(あいと ゆうき)は月刊少年ゴンゴンで連載している漫画家。

愛徒の仕事場に集まるのは、変態漫画家・愛徒に振り回されるアシスタントや編集者の女の子たち。


松岡さんの変態演技が楽しめればそれでいいかなーとあまり期待していなかった作品だったのですが、

これがなかなかおもしろかったww

毎話爆笑でしたよww

確かにパンツだのおっぱいだの、エロワードばっかり飛び出してくるけど、

それよりも漫画家さんのおかしな日常という印象が強かったです。

その特徴の1つとしてエロがある、という感じかな。

よくあるラッキースケベなシチュエーションはあまり好きにはなれませんでしたが、

愛徒がかわいいので許すww

愛徒の純粋な女の子への探求心には感心&笑いが止まりませんでしたwwww

やー、こういうアホ一直線の作品が存在したとはwwww

愛徒の、純粋にアホなところは絶滅危惧種だわ。(ほめ言葉)


● キャラクター
愛徒は、頭の中ピンク色の残念な漫画家さんです。

だけど、純粋な心を持つ変態男なので、放っておけないタイプでもありますねww

愛徒に振り回されながらも、女の子たちが愛徒のこと嫌いにならない気持ち、よくわかるww

時々紳士に振る舞っても、その行為さえも笑えるってすごいポテンシャルだわ。尊敬wwww


登場するメインの女の子は、
◇足須さん …愛徒のアシスタント。スレンダー美人。
 〔足須沙穂都(あしす さほと)〕
◇みはりちゃん …愛徒の担当編集。胸が小さいことが悩み。
 〔音砂みはり(おとすな みはり)〕
◇りんなちゃん …愛徒のファン&アシスタント。ふわふわした巨乳女子。
 〔風羽りんな(ふわ りんな)〕
◇せなちゃん …スーパーアシスタントの異名を持つツンデレ、見た目は幼女。
 〔黒井せな(くろい せな)〕


みはりちゃんが1番恋してるって感じで好きなので、応援してました^^

愛徒とのやりとりは、もはや漫才ww

足須さんの妹のキャラもツボでしたww彼女大好きww


● ネーミングセンス
この作品で好きなところが、”名前”です。

愛徒の連載漫画「はじらってカフェラッテ」に始まり、

いちいちネーミングセンスが光っていて苦しかったwww

途中から登場する○○ニャーも○○チューも名前で大爆笑でしたよwwww


● 音楽
【 OP「純粋なフジュンブツ」/StylipS 】
元気いっぱいのかわいい曲^^

「純粋な不純物ってなんだ??」と毎回不思議に思っていましたけど。笑


【 ED「Spica」/StylipS 】
EDと次回予告は、流れている放送局と省略されている放送局があったそうです。

12話の挿入歌としても使われていた曲。

この作品の雰囲気と合っているかと言われると微妙ですが、

個人的には結構好きな曲♪卒業式っぽいね。


【 12話ED「終わりなきパンツ」/愛徒勇気(松岡禎丞) 】
さあ、きましたよーこの作品の問題児が。笑

これはひどかったwwwwww

これは、ないw

いくら松岡さんが歌ってるからというプラス価値があったとしても、あの歌はなし。却下。

曲よし、松岡さんの声よし、歌詞が…。

ある意味、伝説の1曲ですw

これカラオケで歌われたら、変態に寛大な私でもさすがにひいてまうわwwww


● まとめ
なかなかおもしろいショートアニメでしたが、

ちょっとエロが強くなると個人的な好みからは、ずれたかなあ。

たくさん笑わせてもらったから初めは「30分でも全然いけるよ!」って思ってたけど、

今では「10分がちょうど楽しく終われる適度な時間。」と思うようになりました。

これが男の夢なのか…とひっそりと思いつつ、これからも世の変態さんたちを温かい目で見守りたいと思います。笑

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36

83.2 6 コメディでドMなアニメランキング6位
この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(アニメ映画)

2019年8月30日
★★★★☆ 4.0 (501)
2355人が棚に入れました
交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだったゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、ひょんなことから、女神・アクアを道ずれに異世界転生することに。「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、魔王軍の幹部を討伐したり、たまに死んだり……。そんなある日、駆け込んできた紅魔族の少女・ゆんゆんの爆弾発言にカズマたちは凍りつく。「私、カズマさんの子供が欲しい!」事情を聞けば、めぐみんとゆんゆんの生まれ故郷「紅魔の里」が、滅亡の危機に瀕しているという。里を救うために旅立ったゆんゆんを追いかけて、紅魔の里へ向かうカズマたちだが――!?カズマたちパーティを襲う最大の危機!平凡な冒険者カズマが過ごす、異世界ライフの未来はどっち!?

声優・キャラクター
福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、堀江由衣、豊崎愛生

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

異世界生活は、里帰りですら大冒険…!?

この作品の原作は未読ですが、TVアニメの第1期と第2期は視聴済です。

最近、アニ友から本作品の原作が完結したと聞きました。
その際、
「面白い作品なのに勿体無い…でも面白いからきっと第3期もあるよね~^^」
「そうだ、第3期の前に劇場版を視聴しないと…」
という話題で盛り上がり、現在に至っている訳ですが…

この作品の視聴後にwikiをチラ見して知ったのですが、アニメ第1期は原作の第1巻から第2巻、アニメ第2期は原作の第3巻から第4巻の内容が基になっているんだそうです。
一方、完結した原作の巻数は全17巻…
これって、原作のストックが貯まりまくっているじゃありませんか!

こんなにも原作のストックが残っているとは夢にも思いませんでした。
これは劇場版に続く続編を作ってもまだお釣りが来るのではないでしょうか!?
これまで角川10話枠だったので、今度もきっと10話枠なんでしょうし…


交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだった
ゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、
ひょんなことから、女神・アクアを道ずれに異世界転生することに。

「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」

と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。

トラブルメーカーの駄女神・アクア、
中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、
妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、
能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、
借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、
魔王軍の幹部を討伐したり、たまに死んだり……。

そんなある日、駆け込んできた紅魔族の少女・ゆんゆんの爆弾発言にカズマたちは凍りつく。

「私、カズマさんの子供が欲しい!」

事情を聞けば、めぐみんとゆんゆんの生まれ故郷「紅魔の里」が、
滅亡の危機に瀕しているという。
里を救うために旅立ったゆんゆんを追いかけて、紅魔の里へ向かうカズマたちだが――!?

カズマたちパーティを襲う最大の危機!
平凡な冒険者カズマが過ごす、異世界ライフの未来はどっち!?


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

そういえばカズマは引きニートという設定だったんですよね^^;
異世界に来てちっとも引き籠っていないので、すっかり忘れていました^^;

そう、今回の物語は「めぐみん」の故郷である紅魔族のお里が舞台となっています。
事の始まりは、あらすじにも書かれている「ゆんゆん」の爆弾発言…
この嫌疑は早々に晴らされるのですが、紅魔族のお里の凄いのと来たら…

めぐみんは、例の爆裂魔法を放つ際、決まって名乗りを上げるじゃありませんか。
今ではめぐみんのトレードマークになっているので違和感は感じませんが、紅魔族のお里は、めぐみんみたいな連中ばかりの集団だったんです。
単騎なら違和感ありませんが集団になると違和感しか感じなかったり…^^;

違和感といえば、みぐみんのご両親も相当でした…
めぐみんから父の名前が「ひょいざぶろー」と聞いていましたが、名前から連想するイメージと実物との間に天地程の隔たりがあるとは正直想定外でした。

それだけじゃありません。
カズマからとあるキーワードを聞いた瞬間から態度が一変するんです。
特に母親のゆいゆいの豹変っぷりは半端ありません。
しかもCVが能登さんだから雰囲気…というかキャラの放つオーラも凄いんです。

こうしてみると、本作品のメインヒロインはめぐみん一択だったようです。
もちろん、アクアやダクネスも登場しますが、めぐみんより存在は希薄でしたので。
物語の合間に時折見えるめぐみんの可愛らしさに、しっかり萌えが感じられる構成だったと思います。

そして、本作品でも魔王軍の幹部はしっかり登場します。
これまでも魔王軍幹部のキャラは独特でしたが、今回の幹部も特濃クラスなので、こちらも期待は裏切りませんでした。
しっかり期待した分だけ応えてくれる作品だったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

メインテーマは、Machicoさんの「1ミリ Symphony」
エンディングテーマは、アクア、めぐみん、ダクネスによる「マイ・ホーム・タウン」
エンディグのほんわかした感じの曲調はもうお約束ですね^^

上映時間90分の作品でした。
この作品ならではの優しさが感じられるラストの展開も言うこと無し!
やっぱりこのすばはこうじゃなくちゃ…

後は続編の制作発表を待つばかり…
思い切り期待していますよ~!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

我が名はけみかけ!映画『このすば』の魅力を伝えし者!!一見してハーレムに見えども、決して煮えきれないヘタレに訪れたモテ期を語ろうぞ!!!

2016年冬期に第1期、2017年冬期に第2期がアニメ化された所謂“なろう系”異世界転生ラノベシリーズの初の劇場版
原作第5巻を題材にしつつテレビアニメと変わらぬスタッフが再集結
元請け制作はDEENからJ.C.STAFFに変更されました


事故死から異世界へ転生させられた引きこもりの少年カズマ
彼が転生先に特典として選んだのは、転生を司る水の女神アクアそのもの
神を旅の道連れにすることに成功したカズマだったが、実はこのアクアがとんでもないクセモノ
素行が悪く、口も悪いトラブルメーカーで、危機的状況をさらに悪化させるフラグを平気でバンバン立てる上でおまけに酒乱ときてる
能力が低いカズマは冒険を有利に進めるべくさらに仲間を集める
が、揃ったのは敵味方関係なく周囲をまるごと吹き飛ばす【爆裂魔法】しか使えない上に一発限りで行動不能に陥る女魔術師、めぐみん
打たれ強い強靭な肉体を持つが実はドMで敵に陵辱されることを妄想して全く剣が通らない女騎士、ダクネス
本来ならば魔王討伐の冒険を進める一行だが、実際は始まりの街に居座り続け、金儲けや私利私欲を満たす目先のクエストにしか興味が無い
稼いだ資産は毎夜豪遊しては散財、増えるのは借金ばかり
たまに生死を賭けた大きな戦いを制したかと思えば、国家転覆罪で裁判に掛けられる有様
そんな彼等がめぐみんの出身地である紅魔族の里へ、めぐみんを里帰りさせることからこの映画の物語は始まる…


今作冒頭の“マグロ漁船のクエスト”は金崎監督がコンテまで描き切ったのに尺の都合上お蔵入りになったそうですw
その苦渋の決断のおかげもあり、今作は非常にハイテンションなギャグがハイテンポに続くコメディ映画となっています
ギャグやコメディを映画化するのって難しいですよね
『プリズマファンタズマ』がボロクソにつまらなかったことからも良く解りますw
逆に『えいがのおそ松さん』は良く出来てた、あれもハイテンポでずっと笑ってられました


さて、『このすば』において一番大切な要素はシリーズ構成の上洲さんも仰ってますが【カズマ一行を恋仲にしてはイケナイ】ことです
一見してカズマは美女に囲まれたハーレムの真っ只中にいますが、実際のことろ彼女達は大方トラブルの原因か、もしくはトラブルを悪化させる要因となって世間的には厄介モノなんです
そんな彼女達とカズマがパーティーを組み続けるのは、単に【気の合う仲間だから】というところに尽きるでしょう
そこにガチの恋愛要素を絡めてしまうと“気の合う仲間と面白おかしく暮らすgdgd感”というモラトリアムを破壊してしまうわけです
歳を追うごとにわかりみが深まってくるのですが(笑)現実的には美女と付き合うのはメンドクサイw
気の合う仲間と戯れるのが、現代の現実的にはベストなのでは?という提案を剣と魔法の異世界ファンタジーに持ち込んでしまったのが『このすば』の魅力なのです


ところが今作冒頭、カズマにおもわぬ“モテ期”が到来します
モテてはイケナイ作品で、モテ期が発生するという矛盾がまず面白いのですがw実際には今作のクライマックスでカズマが最も惚れさせてしまい相思相愛の関係になる人物というのがとてもとても意外な人物
そのまさかのオチには度肝を抜かされ…いや、爆笑必至でしょうw


オチに選定されたキャラに僕が大好きな、とある大物声優が選ばれているのも仕掛けの1つ
彼女にしかこの役は出来ないんだ!という金崎監督の強いご指名だそうで、GJ!といわざるを得ません


あと今作の作画クオリティに関しては2019年公開の数多の映画でも“最高”と謳って問題無いと思う出来栄えです
とにかくテンションの高いお話である為、キャストの芝居もノリノリに盛り上がっていく
ですので、アフレコ後の芝居にリップシンクロするように作画リテイクを加えたそうで非常に手間と時間が掛かっています
崩すところ、動かすところ、纏めるところのバランスも完璧です


以前のテレビシリーズで描かれた細かなキャラ設定やサブキャラ達を覚えていると笑いどころはとても多くなるのですが、単純にボケとツッコミの応酬を剣と魔法の異世界ファンタジーでやる、っていうのが面白い作品ですので初見の方もこの機にチェックされることをオススメします

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

このすば新喜劇

私が今まで観たアニメ映画の中で1番館内に笑い声が溢れてました。
それはひとえにテレビアニメ「このすば」ファンの期待に応えていた証拠。
ギャグの繰り出すテンポ、コメディの流れはほぼテレビ版を踏襲しており、キャラクターそれぞれの確立された芸風は笑いのツボをはずしません。
テレビ版でのキャラ達のボケとツッコミが肌に合った方なら満足できると思います。

《ストーリー》

ヒロインの1人「めぐみん」の故郷「紅魔の里」をメイン舞台に展開するドタバタコメディ。
脚本構成は、テレビ2期ラストエピソードの焼き直し({netabare}「アクアの聖地降臨」を「めぐみんの里帰り」に置き換え、奇矯な住民達との交流から魔王軍幹部とのバトルで締める{/netabare})で既視感はありますが、本作はキャラ達のコントを楽しむのが一番の目的なので問題なし。
お笑いギャグは下ネタが多かった印象ですが、キャラごとのお馴染みの個性はもれなく描かれお約束の笑いに抜かりなしです。
{netabare}自分は下ネタも好きなのでメスオークの欲情やシルビアの両性ネタも笑えましたが、寝てるロリっ娘にオイタをするか迷うとこは背徳感が邪魔をしました(が、周囲を回るレインボーカズマの絵面にはフキました^o^)。{/netabare}
全体を通せば、愛すべきポンコツパーティーの熱い絆と優しさも感じられ「このすば」ワールドを満喫できました。

《キャラ》

劇場版らしく豪華なテレビ版オールキャスト。
新キャラも交えて主人公カズマとのギャグの応酬が繰り広げられます。
今作のお当番ヒロインめぐみんを筆頭に紅魔族の女子キャラ達に萌える楽しみもあり♪
個人的にはアクアのポンコツぶりが一番好きなので、エロ萌えに頼らないおバカな笑いがもっと観たかったかな・・

《声優さん》

皆さんノリノリの演技。
カズマ役の福島潤さんはキャリア20年のベテラン声優。アドリブも交えたハイテンションな演技で若い女性声優さん達を引っ張られており、このすばの立役者と言っていいのでは。
今回、その福島さんと一番絡んだのがめぐみん役の高橋李依さん。
動画やラジオでも福島さんと和気あいあいの掛け合いをされてますが、2年前にお二人のラジオ番組内で、今回のこのすば続編制作を知った時の高橋さんのガチ泣きにはこちらももらい泣きしそうに~
当時、自分がメインヒロインを演じる事になるとも知らず感涙されたりえりーのこのすば愛!本作で存分に表現されてました。
「エクスプロ~ジョン!!」

あと本作で、能登麻美子さんがこのすばに初参加されたのが私にとっては嬉しいサプライズでした!(演じたキャラはけっこうブラック・・{netabare}めぐみんが若くして家を出たのも頷けます^^;{/netabare})

《作画》

制作会社が変更されてますがテレビ版準拠と言ったところ。
キャラ画などで狙ったのかと思えるほどの崩れた作画は無いですが劇場版と思えるほど質の高さも感じません。
それでもめぐみんの放つ魔法の爆裂エフェクトは効果音と合わせて凝ってました。
テレビ版から感じてますが、カラフルな星粒の煌めきを織り混ぜてるのは可愛いめぐみんにピッタリですね。

《音楽》

エンドロールでパーティー女子3人によるキャラソンとMachicoさんの曲が2曲続けて流れるんですが、これは勿体ない~
盛り上がるMachicoさんの曲はテレビ版時のようにオープニングかラストバトルのバックで聴きたかったです。

《最後に》

本作は後日、自宅で1人ニヤニヤ(ゲラゲラ)鑑賞するのも良いですが、お笑い芸人の生演劇のようにファンのみんなで盛り上がるライブ感を楽しむなら、ぜひ劇場へ足をお運びください~(映画の入場特典の短編小説も面白いです^^)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 25

79.7 7 コメディでドMなアニメランキング7位
ブレンド・S(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (753)
3300人が棚に入れました
ツンデレ・妹などなど、店員さんのいろんな「属性」が楽しめる喫茶店で、新人アルバイトの苺香(まいか)が店長にリクエストされたのはなんと「ドS」キャラ!?
一生懸命働くうちに、意外と「ドS」の才能が開花してしまい…。
踏まれたって全部がご褒美、倒錯的ワーキングコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、鬼頭明里、春野杏、種﨑敦美、徳井青空、前野智昭、鈴木達央
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

色んなキャラクターでお客さんをおもてなし

ドSな苺香、ツンデレの夏帆、妹キャラの麻冬、お姉さんキャラの美雨、アイドルのひでり。キッチンを担当する店長のディーノ、百合好き秋月の7人でスティーレという喫茶店を舞台に繰り広げるお話し。それなりには楽しめたと思う。きらら枠の中では個人的に上位の面白さだった。

きらら枠だから単なる美少女アニメと思いきや、男キャラも出てバランスはよい。{netabare}ひでりはプリティ上等な男の娘だし、麻冬はロリな見た目だけど、大学生、美雨が同人作家、秋月と夏帆がいい雰囲気だとか色々あったし。ディーノの想いが苺香に伝わるといいね。{/netabare}

OPとEDは一枚のシングルに収録されていてお得だった。OPはきらら枠によくある癖になる一曲。

1. はじめてのドS
海外留学を夢見る16歳の桜ノ宮苺香は、資金集めのためにバイトの面接を繰り返すものの、その目つきの悪さのせいでなかなか受からないことに落ち込んでいた。しかし、そんな苺香の前に突如現れた金髪の外国人・ディーノから、自分の喫茶店で働かないかとスカウトされる。初めてのバイトが決まり、喜ぶ苺香だったが…。

2. 仁義なきスイーツ
苺香は自分がドS担当になったことから、ドS接客の練習を始める。思うような接客はできないものの、意外なところで発揮される苺香の天然ドS。一方スティーレでは毎シーズン恒例の新メニュー対決が開催されることに。自分のアイディアメニューで勝利を狙う夏帆、秋月、麻冬らはチームに分かれて作戦会議をはじめるが…。

3. デートのち18禁
深夜アニメの観過ぎで寝不足が続く店長ディーノ。海外のアニメにも興味のある苺香はディーノに、なぜ自分が海外に憧れ、留学の目的が出来たのか、きっかけになった幼い頃の出来事や、家族との思い出を話す。一方、ディーノは苺香ともっと仲良くなろうと、ついに苺香をデートに誘うことに成功する。ところが当日そこに現れたのは…。

4. 後輩はおねえさん(健全)
スティーレに新しいホールスタッフがやってきた。彼女、天野美雨は“お姉さんキャラ”を担当することに。実は美雨には意外な秘密があり、それを聞いたスティーレの皆は驚愕する。バイト開始早々、お姉さん属性を完全にこなし、完璧な接客をする美雨を見て、苺香は自分も見習おうと努力するのだが…。

5. 雨のちカゼ
今日はポニーテールdayで、スタッフ全員がポニーテールになったスティーレ。しかし、夏帆が苺香の三つ編みをほどくと、衝撃の事実が発覚する。一方、終業後にゲームに夢中になりすぎた秋月と夏帆は恐るべき状況に!?そんな中、苺香が風邪をひいてバイトを休んでしまう。お見舞いにやって来たスティーレの面々を出迎えたのは、苺香の家族だったが…。

6. 水辺にまつわるエトセトラ(成人済)
さわやかな風の吹く川べりで、スティーレのスタッフ親睦会が始まった。はしゃぐ苺香をよそに、苦手なアウトドアで居場所をなくすインドア派の夏帆・秋月・美雨。やがて、それぞれが持ち寄った食材で、バーベキューの準備が始まるが、苺香が持ってきた“とある食材”が全員のド肝を抜く。ディーノと苺香は、次は海に行く約束をするが…。

7. バナナにイチゴで、いそがしい
海の日焼け跡が残るスティーレのスタッフたちを見て、 ディーノが思いついた期間限定ジャングル喫茶。特殊なコスプレをした麻冬は最高に輝く接客をする。植物だらけの店内では、夏帆と秋月の間にちょっとしたアクシデントが発生していた。翌日、イチゴの発注を忘れていたディーノは苺香と一緒にスーパーに買い物に出かける。

8. アイドル属性も、ついてます
大繁盛はいいが、すっかり人手が足りなくなってしまったスティーレ。忙しくて手が回らないため、新たにバイトを募集するとさっそく、とある希望者が面接にやってきた。可愛らしい“僕っ子”の登場に苺香や夏帆たちスタッフは盛り上がるが、なぜか店長のディーノだけは即答しない。それもそのはず、そのバイト希望者・神崎ひでりの正体は…。

9. オーナー就任、シスター襲来
出勤前に、大型の捨て犬を拾ってしまった苺香がスティーレに犬を連れてきた。苺香の自宅では飼えないため里親を探さねばならないが、誰も引き取れない。目つきが苺香に似たこの犬は里親が見つかるまで、ディーノの部屋で預かることになり、ディーノは犬の世話に追われる。苺香はお礼にお菓子を作ってディーノに渡すことを思いつく。

10. おしえて、あ・げ・る♡
スティーレのお客に告白された麻冬。身長差はもとより、接客中の自分と素の自分ではギャップが大きすぎると付き合う前からはね付けモードの麻冬だが、幼い弟たちからも「彼氏を作らないのか」と心配されてしまう。一方、赤点続きの夏帆は母親から「追試で平均以下になったらゲーム禁止」を宣言され麻冬が勉強を見ることになるが…。

11. ツンデレ上手、壁ドンは下手
休日、苺香と一緒に犬のオーナーを連れて公園に出かけたディーノ。苺香と夢のような時間を過ごし、オーナーも可愛い犬に恋をする。その頃スティーレでは、誤ってお気に入りのゲームデータを消去してしまった夏帆が最大級に落ち込んでいた。デリカシーのない発言をしてしまった秋月は、なんとか夏帆をなぐさめようとするが…。

12. 大好きですっ!
スキー旅行に来た、おなじみスティーレのメンバー。そこでディーノはついに苺香に告白しようと決意する。だがそんなディーノを、風呂上がりの苺香が突然呼び止め、急展開に!果たしてこれは、苺香の逆告白となるのか…!?ところが翌日、夏帆、美雨、麻冬は苺香から思いもよらない衝撃的な告白を聞くことに――!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

2017年最後のクールに良い4コマアニメをありがとう。(キャラの項目を追加)

【2018.01.04】
採点内のキャラの項目に追記をしました。
まぁ・・・勿体ぶるほどの内容ではないのですが。

原作は連載ペースで既読。
元々は単行本は持っていなかったのですが、
アニメも良かったので購入に踏み切りました。

総評-----
{netabare}
原作から好みのタイトルだったので、
視聴しない選択肢はありませんでした。
(放送あってホント良かった)

そんな期待を全く裏切らない出来だったと思います。
どのくらいの満足度かは、
点数に表せてると思います。

始まった当初は、
製作会社つながりかもしれませんが
『WORKING』に近い雰囲気に仕上がっている
そんな第一印象でしたが・・・3話目迎える頃には、
その印象はすっかり消えていました。

結構なペースで原作を消化してしまっているので、
2期は・・・なかなか難しいかな?と思えるのが
唯一残念なところかな。
{/netabare}

採点-----

●物語●
{netabare}
属性カフェ(レストラン?喫茶?)という
結構濃い目の設定が目立ちそうな雰囲気ですが、
思った以上に
「店長×苺香」
「秋月×夏帆」
「夏帆×麻冬」
などのカップリング?も良いアクセントになっていたかと。
笑いあり、ニヤニヤあり。
{/netabare}

●声優●
{netabare}
途中の採点の時にも書いたことですが・・・
苺香役の和氣さんには失礼な先入観を持っておりまして。
大変申し訳ございませんでした。
ドSモードだと名残がありましたが、
通常モードでは全く予測もしないボイスで
とても驚かされました。

夏帆役の鬼頭さん。
個人的には『ようこそ実力至上~』の
堀北役で名前を知ったのですが・・・。
こちらも大変可愛くて良かったです。
夏帆にピタリとハマっていたと思います。

麻冬役の春野さん。
素と妹のギャップが素晴らしかったです。
過去の出演作品調べてみましたら、
『うらら迷路帖』のユレール役でビックリです。

美雨さん役の種崎さん。
個人的に一番耳に馴染んでいるのは
『デレマス』の五十嵐響子役なので、
こちらの方向性も良かったと思います。
お姉さんモードと同人活動時の差が・・・。

一括りにしてしまうのは大変失礼ではありますが
店長、秋月、桜ノ宮兄姉、日向母、
劇中アニメの魔法少女、カフェのお客さん等
豪華キャスティングだったと思います。
というか・・・麻冬さんにアタックする青年のボイスが
武内君だったというのも結構な衝撃でした。
{/netabare}

●作画●
{netabare}
このところ結構な確率で
A-1Pictures製のアニメを観るのですが・・・
視聴前に不安だったのはこの項目でした。
タイトルによってスタッフも異なりましょうし、
会社名で判断するのは良くないことですが。

結果としては最後まで丁寧で綺麗な作画で
心配は全くの杞憂でした。
ありがとうございました。

話題転換の際のカットや何気無いシーンに
色々ネタを突っ込んできたりしていてましたね
最大の衝撃は、3話の転換シーン。
きんモザとnew gameから
本気でそのまま持ち込むとは…w
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
劇中で使われていたBGMも良い雰囲気だったと思いますが、
やはり個人的にはOP曲がイチオシ。
ノリの良い明るい、歌詞にもありますように
聴いていて元気になれる楽曲でした。

最終話の『ぼなぺてぃーとS』全員verは
どうすれば聴けるんでしょうか?
やはりサントラの収録でしょうか?
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
・苺香
愛想や笑顔を意識的に出そうとすると、
むしろ裏目にでるタイプなわけですが・・・。
素は柔らかで丁寧な対応で、
コチラが無意識で出るととても良い感じですよね。
怒らせると天然Sな面が見えたりもしますね。
本人が思うほど目つきが悪いわけでもないような・・・?w

・夏帆
ツインテ巨乳ツンデレ属性担当。
個人的にはこの娘を推したいです。
途中褐色っ娘属性を獲得したり、ゲーム大好きだったり。
こんな娘さんが周りにいたら、
色々勘違いする自信がありますねw
オープニングスタッフとして同期の秋月とのやりとりが
また・・・ニヨニヨしてしまいますね。

・麻冬
ビジュアル的には隙の無い、妹属性担当。
素は感情的に平坦気味で、お店のブレーキ役といいますか。
店長に対しての対応は若干手厳しい感。
苺香・夏帆にとっては良い姉ポジションと思えます。
途中でアタックしてきたお客の彼。
これには続きがあるのだが、欲を言えばそこも描いて欲しかった。

・店長
色々暴走気味で、苺香にはとことんヘタレなわけだが・・・
海外出身で、英語も日本語も堪能で、
一店舗とはいえオーナーなわけで。
実際はとても有能&行動派なのでは?

・秋月
キッチンを一人で?切り盛りする苦労人ポジだが
彼自身も結構特殊なキャラしてるわけでw
百合推し&女性耐性低と。
夏帆との絡みが目立つわけだが・・・
何というかベタといいますか、
満更でも無さそうといいますかw

・美雨
お姉さん属性担当なのだが・・・
どちらかといえばエロ担当というか下ネタ担当というかw
もう1つの仕事故の性なのかもしれませんがw
彼女の登場でキャラの絡みに広がりが出たような気がします。

・ひでり
OPでもサラッっと女性キャラと同じスタンスで出てきますがw
バイトに応募してきた理由が・・・結構切実といいますかw
自身のスタンスやトラブルを楽しんでいる側面はあるでしょうが
基本は気が利く良い娘?だとも思います。
アニメという尺のせいか、
美雨と共に原作に比べて登場は早めな感じがします。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

キャラを演じるタイプのカフェ版WORKING!!かなぁ

ブレンドS
海外留学を自分で貯めたお金で行きたいため、アルバイトを始めるまいか。
目つきの悪さ?で面接落ちまくってるみたい…

WORKING!!に似た雰囲気のような感じかな?
バイト先のコメディかな
それを期待して見ようかと思いました(゚ω゚)

OP、EDは耳に残るメロディで、すごく好き(*´∇`*)

さて、各話ごとの感想です
1話{netabare}
店長さん、おつきあい前提でうちで雇うって、コラ。
ブレンドSのSはドSのSらしい。笑

というか、最初のお客様、やばいって。やばい(゚ω゚)
お客様がやばい
店長もやばい、あとやばい。

まいかは和風なおうちの人みたい
うまく馴染めてよかった!
かほはなんか、素でツンデレ出てたような…
まふゆさんはギャップがいい!

最後のちゅはかわいすぎ(`・∀・´)

これはラブコメの展開にはなるのかなぁ?
今後が気になります
{/netabare}
あんまり頭を使わずにほのーんと見れていいかも!

2話{netabare}
まいかのキャラが素でドSに…

やっぱ、来る客の層がおかしいよ…
前半はなんか秋月さんの意外な趣味が!
百合好きなのね

店長と話してた外国人の人、この人もダメなタイプの人間や(°_°)

後半は新メニューの考案。
まいかが作ったパフェは、その…うん。

なんか、雰囲気的に Newgame!に似てる気がする!(・ω・)
{/netabare}
3話{netabare}
店長、ブレないね。開始30秒でマイカに踏まれてスタート。(°_°)

店長、マイカちゃん好きすぎでしょ笑
まいかは海外好きすぎ(・ω・)

まいかちゃん、強し。

無意識の恐ろしさ…

店長とまいかの、ラブコメの予感!

最後に赤髪の女の子が同人誌取りに来た!
新しいキャラの登場の予感(・ω・)
{/netabare}
4話{netabare}
お姉さんキャラの天野さん登場
同人誌作家だったり、いろいろぶっ飛んでいたり…
秋月くん大喜び(・ω・)
僕的には、接客モードというより普通にキャラ立ってていいなぁ

ドSキャラ育成って…
ちょっとやりすぎな気が…

この2人が強すぎて、かほとまふゆさんが廃れてる気がする…
{/netabare}
5話{netabare}
あれ、あれれ秋月くんとかほちゃん?あれれ?
ないか。
店長気の毒…

まいかちゃんのお姉さん、お兄さんが登場。
まいかのドSは家ぐるみだったのか…(・ω・)
店長気の毒…
{/netabare}
6話{netabare}
みんなでバーベキュー!
とか、行く機会ないなぁ
行きたいなぁ…

水着を男の人と選びに行くのってどうなんだろ
まいかさん、無防備すぎて心配だ(°_°)
{/netabare}
7話{netabare}
新キャラ登場の匂いを出してきましたね
次くらいでOPで出ている子が出てくるのかな

ちょっと、退屈してきたかも。
{/netabare}
8話{netabare}
ひでりさん、アイドル属性あるんね
しかし、男なのか、男なのか。

こいつ男なのか?っていうキャラはいるけど、自分から女の子っていう男の子ってどうなのかな…
キャラ的には面白いけど(・_・;
店長、女の子じゃないとこんな反応なのね(・ω・)

普段から女の子の格好してるのか…
学校ではどうしてんだろ…

普通に男の子してたら、逆にいいのになぁ笑

…女子トイレ入ろうとしてたし
男子トイレ入るのもどうかと思うけどね
{/netabare}
9話{netabare}
まいか、犬を拾ってくる、の巻

犬めっちゃ可愛い(*´∇`*)

まいかは、素でケーキとか作っちゃうから困るよね…
店長苦労するよ…(・_・;
{/netabare}
10話{netabare}
まふゆさんが告られた(・_・;
断り方が酷…

かほちゃんは頭良くないらしい
秋月くんとかほちゃんはラブコメの予感ありそう!

メイクの怖さがまじまじと見て取れた話でした(・ω・)
{/netabare}
11話{netabare}
店長壁ドン下手すぎ…
てか、まいかピュアすぎ…

なーんか、どっかでうまく噛み合わない店長とまいか。
秋月くんとかほちゃんの距離は縮まりそうで…縮まんないかなぁ(・ω・)
{/netabare}
12話{netabare}
最終話はスキー、いや、スノボ回でした
店長ヘタレ…

告白も失敗だし…
いつのまにか最終話って感じでした
{/netabare}
A-1picturesの安定の作画!(・ω・)
そういえば、WORKING!!もA-1picturesなんだね

途中から少し飽きて来た感じがあるかも。

全体的には結構好きな感じでした(^_^)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

78.3 8 コメディでドMなアニメランキング8位
うちのメイドがウザすぎる!(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (583)
2276人が棚に入れました
ロシアの血を引く小学2年生・高梨ミーシャのもとへ、元自衛官にして筋金入りの幼女好きである鴨居つばめが新人家政婦としてやってきた。元自衛官のポテンシャルを存分に生かしてミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えをとるミーシャとのホームコメディが幕を開ける。

声優・キャラクター
白石晴香、沼倉愛美、M・A・O、原田彩楓、井澤詩織、加藤将之
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

欲望剥き出しのいい年した女性

母を亡くし父と二人で暮らす小学生女子・ミーシャ。 そんな父子家庭にやってきた新人家政婦は、やたらマッチョな上に三度の飯より幼女が大好きで・・・!?闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系?ホームコメディ

眼帯を付け、独眼の鴨居つばめ(28歳)は初潮以降は興味ないと語るロリコンなのに、他のロリコンは許さない。そして、元航空自衛隊で腹筋バッキバキ。あんだけ体脂肪率低かったら、生理止まってるやろうな。だから、ホルモンバランスが崩れておじさんっぽい性格なのかもしれない。筋肉と言えば、陸上自衛隊のイメージだった。航空自衛隊は陸上自衛隊ほど肉体的にハードなものは求められていないイメージ。

ミーシャが大きくなったら興味なくなるのだろうか。そうだったら酷いな。{netabare}ちゃんと初潮を迎えてもお仕えすると名言してた。一安心?{/netabare}あの手この手でミーシャのストーカー。身体能力凄すぎ。コスプレの違和感凄すぎ。小学生だけはさすがに無理ありすぎ。変態なエネルギーが興味のある対象に向いたときは半端ない。家事も運動も何でもこなせて、打たれ強いし、割とパーフェクトヒューマン。僕はつばめはミーシャと結婚するよりも康弘と偽装結婚するほうが、ミーシャとずっと合法的にいられると思うんだけど、ポリシーに反するんやろうな。

6話で登場する鴨居つばめの元同僚みどり(33歳)。ドMの超変態。つばめのことが大好き。{netabare}隊にいたとき犬の訓練をしていたようだが、つばめが来てから、犬に負けじとフリスビー取ったり、餌をもらおうとしたり奇妙な行動は笑えた。{/netabare}つばめがこいつと話すときだけ常識人になってしまうのは少し残念。そうでもないか。人畜無害だからか、ミーシャは割となついている。

11話の終わりと最終12話で {netabare}少ししんみりな展開。ミーシャ家に泊まりに来たわしわしとゆいが夜中トイレに行こうとして間違えて入ってはいけないミーシャ母の部屋に入ってしまうわけだが、つばめが自分が入ったと庇う。腹を立ててミーシャ母の部屋にミーシャは閉じこもるが、実は、部屋に勝手に入られても何も思わなかった自分自身に腹を立てていた。母親を忘れてまま、日々を過ごしていいのか葛藤。つばめは雪の日に庭で遊んでいたミーシャに単純に惚れていたが、幼い頃に大好きだった父を喪った自分と重なるところがあったのか、自らの過去を明かす。幼女好きになったのは人形をねだると可愛いのではなく、むきむきな人形を買ってきたり、筋トレを一緒にしたりする父への反動だとか、母が父は空の上にいると言ったことをきっかけにパイロット候補生になるも、視力を失って自衛隊を辞め、眼帯姿になったこととか。{/netabare}

途中は単調に進行していくが、沼倉愛美さんの演技力が突き抜けてた。見事にキャラクターを表現していた。そのためか、退屈さは感じにくかった。原作はまだ続くだろうし、期待している。

OPはウザウザ☆わおーっす! ハラショー。EDはときめき☆くらいまっくす。EDでメロディーに乗せてミーシャとつばめが掛け合う歌が面白かった。さらに、映像でトレーニングの強さも見物だった。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 「うちのメイドがウザすぎる!」
仕事を探している鴨居つばめは、職業安定所で理想が高すぎる(?)条件を提示し、あっさり断られます。失意の中、去年のお正月に帰省した際に見かけた、ロシア語を話す幼女の家の目の前にやってきました。庭を覗き込むと、以前とは違いすっかり荒れ果てて人の気配がありません。「あの雪の妖精は冬の日の幻だったのか?」とがっかりしていたつばめでしたが、ふと柵の近くに目をやると、そこには「家政婦さん急募!」の文字が・・・!

2. 「うちのメイドにさらわれた」
高梨家の家政婦になったつばめは、夏休みだというのに自宅でゲーム三昧のミーシャに友達がいない事が気がかりな様子。自らが友達になろうと思いあの手この手を使ってみても、ことごとく失敗してしまいます。諦めきれないつばめは、自宅で無意識に筋トレをしている際に、ふとミーシャがプレイしていたゲームを思い出しました。ノートPCを開き、そのゲームをプレイしようとしたつばめでしたが・・・。

3. 「うちのメイドが忍び寄る」
ミーシャのもとへ家政婦として通う事に幸せを感じ、意気揚々と出勤するつばめでしたが、ランドセルを背負う通学中の少女たちを見て、ふとミーシャは学校に通っているのか気になりました。おやつの合間に学校に行かないのかと聞いたつばめに対して、ミーシャは「ロシア人だから学校に行かなくてもいい」というのですが・・・。

4. 「うちのメイドは幼女が尊い」
今日は康弘が家に帰れず、土日は家政婦のつばめもやってこないため、久しぶりの自由を満喫しようとしていたミーシャでしたが、そこに突然つばめが現れます。康弘より、当分休日出勤と泊まり込みが続くので、土日も家政婦の仕事を依頼されていたのでした。つばめのおかげで、至れり尽くせりなものの心が休まらないと嘆いているミーシャは、宿題の作文が気がかりで・・・。

5. 「うちのメイドはどこにでもいる」
朝、教室ではおしゃれ命の女子小学生・森川ゆいが、同級生たちと談笑していました。そこへミーシャが登校してくると、他のクラスメイトは「本物の美少女」に見とれてしまい、ゆいはミーシャに対抗心を燃やします。後日、JSギャルの聖地にやってきたゆいは、ファッション雑誌にスナップ写真を撮られたいと何度も通りを往復していました。足が痛くなってきた頃、ついに声がかかるのですが・・・。

6. 「うちのメイドの昔のオンナ?」
学校帰り、わしわしと別れて帰宅途中のミーシャの前に突然立ちはだかったのは、ゴスロリファッションを纏った背の高い女性。ミーシャをマジマジと見つめ、肌や髪の毛、唇などの特徴をねっとりと語り始めました。ミーシャはすかさず防犯ブザーを鳴らし、やって来た警官に「不審者に声をかけられた」と伝えます。警官に連れて行かれたその女性は・・・。

7. 「うちのメイドがいない家」
みどりを新たに家政婦として雇ったミーシャは、つばめに対して突然クビを宣告しました。ところがつばめはあっさりと受け入れ、振り返りもせず家を出て行ってしまいます。少しの罪悪感に苛まれながらも、ミーシャはみどりに晩御飯を作るようお願いしました。しかし、出てきたのは吐瀉物のような見た目のカレー。ドMのみどりは、料理を美味しく作る事が出来ず・・・。

8. 「うちの元メイドはお嬢様」
しばらくの間、ミーシャの家で家政婦としてつばめと共に働く事になったみどり。仕事を終えて帰ろうとすると、家の者が車で迎えに来るという連絡がありました。みどりの実家は、超豪華なホテルを経営しているホテル王だったのです。それを聞いたミーシャは、みどりの家に泊まりたいと言い出します。康弘を説得し、皆でみどりの家に泊まりに行く事になったのですが・・・。

9. 「うちのメイドとあの日の出会い」
ある日、クマゴローがベッドの上でくつろいでいると、ミーシャから声を掛けられます。嬉しそうに部屋を出たクマゴローですが、ミーシャから「病院に行くぞ」と呼びかけられました。注射が怖いクマゴローは、思い切ってベランダから飛び出し、外に逃げてしまいます。しかし外は寒く、暖かい家に戻ろうかと悩んでいると、そこに現れたのは・・・。

10. 「うちのメイドとヤスヒロと」
ミーシャが家でくつろいでいると、康弘から「連休が取れたので温泉に行こう」と提案されました。「めんどくさい」と素っ気ないミーシャでしたが、テレビでも人気のカピバラと一緒に入れる温泉と聞いて大喜び。しかも康弘と二人きりの為、「久々につばめと離れられる!」とテンションが上がります。しかし下手に情報を漏らすと、つばめは追いかけて来そうです。そこで、わしわしの家に泊まっている事にして旅立ったのですが・。

11. 「うちのメイドと開かずの部屋」
これまで、ゲームやネットで一日を過ごし、好きな時に起きて食べて寝る放蕩三昧の生活を送っていたミーシャ。しかし最近は真面目に学校に通い、友達もできてリア充(?)生活を送るようになりました。そしてとうとう今日は、わしわしとの「お泊り会」の日。ミーシャは部屋でテンションが上がり、何をしようかと考えていると、当然のようにつばめが現れて・・・。

12. 「うちのメイドとこれからも」
入ってはいけないと言われていたミーシャにとって大切な部屋に入ってしまった、わしわしとゆい。誰かが侵入したと知り、激昂したミーシャの前でつばめは「自分が入った」と2人をかばいます。中から鍵をかけ、部屋に閉じこもってしまったミーシャ。そこへ、連絡を受けた康弘が帰ってきました。他人が部屋に入る事をミーシャが拒む理由は・・・。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

変態もドン引きの変態

原作未読/※最終話視聴にあたり総評は最下部に追記

キャッチコピーは『闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系?ホームコメディ』。

登場人物はかなり少なめで、小学2年生の主人公・高梨ミーシャ(声:白石晴香)と、もうひとりの主人公でメイドの鴨居つばめ(声:沼倉愛美)のふたりがほぼメインで進行していきます。

第7話まで観た時点では、つばめの度が過ぎた変態っぷりに同じく変態の私でさえちょいちょいドン引きしてしまう場面もあったけれど、概ねミーシャの突っ込みにより笑えるものとはなっております。作品全体としても毎回一回以上は声に出して笑ってしまうシーンもあり、テンポも良いので楽しく見られるものとなっていました。

{netabare}ミーシャが学校へ登校するようになってから登場するクラスメイトのわしわしこと鷲崎みみか(声:原田彩楓)は、個性が強すぎる主人公ふたりに相対した温和なキャラで作品のバランスを取ってくれるので、もうちょっと出番を増やして欲しいかななんて思ったり。

同じくクラスメイトの森川ゆい(声:井澤詩織)はただの面倒くさいウザキャラかと思いきや、つばめを師匠と仰いだりと素直な性格をしているので、今後も期待しています。『ガヴリールドロップアウト』のサターニャを彷彿とさせるキャラなのでわりとお気に入り。

そして、強烈なドMキャラ・鵜飼みどり(声:M・A・O)ですが、そのドM発言をしつこいくらいに繰り出すのであまり笑えなかったけれど、初登場時のミーシャとわしわしからの2連発防犯ベルでは吹いてしまいました。みどりの場合、その行動が面白かったりするので、少しでいいからドM発言を自重して頂きたいw{/netabare}

エンディング『ときめき☆くらいまっくす』はつばめの激しいキャラが前面に押し出されているものとなっており、その中毒性から連続視聴中でも飛ばすことが出来なかったw


▼第8話
{netabare}この作品って細かいとこにも笑いのネタが置かれているというか、1回の視聴じゃ気づきにくいネタがあるので、2回連続で視聴するとより笑えてしまう。たとえば冒頭で、つばめがミーシャの成長を記録したと熱弁するカットではミーシャBDのジャケットなどが映っているんだけれどよく見ると「VOL.102(50GB)」とか、50GB分で102本ってオイw また、寝起きのミーシャを撮影するカメラ画面では地味に5.1chと表記してあったりとw てな感じで、出来るだけ見逃したくない次第。このシーンでのミーシャのセリフ「あんな奇行に走っておいてよく平然とメイドモードに戻れるな」も笑ったなあw

また今回はみどり回だったともいえ、みどりの可愛さや面白さが際立ちまくっており、みどりに対しての評価が爆上げしてしまった。なかでも就寝シーンでの鼻血を垂れ流しながら「いや、大丈夫、イエーイ!!!」はクッソ笑った。ひとつひとつ記しておくことができないほど今回も終始笑いが止まらなかった回でした。また時折挟まれる、不穏なBGMも笑いのタネとして最高でしたw 今期のギャグ枠としては私の中でナンバー1候補筆頭となっております。{/netabare}

▼第9話
{netabare}クマゴロウを持ち帰ったゆいの妹を優しく諭すつばめが微笑ましかった。いつもは変態ながらもこういった素敵な人間性を垣間見せるからやっぱつばめは最高ですw そして、ミーシャちゃん幼女時に雪にはしゃぐ姿はまさかの家族サービスってw みどりはみどりで、ミーシャやご近所さんのために雪かきに勤しむ優しさw ほんとこいつら変態のクセに人間が出来すぎているから困る。さらに今回はわしわしも登場したけれど、こちらもまさかの肥満化w 後半の雪合戦では、ダイエットのために始めたのにも関わらず、わしわしそれ雪玉作りじゃ痩せないから~! ホント、この作品はたった一話のなかに毎回いろいろ詰め込んでくるから面白い。{/netabare}

▼第10話
{netabare}分かってはいたけれど、あの不穏なBGMとともに旅館の仲居として登場したつばめに声を出してクッソ笑わされてしまった。さらに違うアングルから3度繰り返す演出にしばらく笑いが止まりませんでした。そして入浴シーンで、ミーシャちゃんの幼児パンツに目を向けさせといてからの再度、不穏BGM&つばめの登場にまたもや爆笑w いきなり笑いっぱなしで、すこぶる体力をもってかれたかと思えば、後半では格好良すぎるつばめになったりと、振り幅が激しすぎて大変だw{/netabare}

▼第11話
{netabare}今回はわしわし&森川さんとのお泊り回で和み成分大目でした。そして登場からいきなりの笑いを提供してくれたみどりん。初登場時あたりは微妙だなんて記した気もするが、もはや彼女もこの作品にはいなくてはならないほど愛すべきキャラクターだ。ここにきて、つばめの変態っぷりにみどりんまで引かせてしまうとは、やはりつばめ恐るべし。終盤では、シリアス展開で来週への持ち越し。この様子だと次で最終回のようなので、終ってしまうのが寂しい次第である。{/netabare}

▼最終話&総評
{netabare}嗚呼、今季最高に笑わせてくれた「うざメイド」がついに終わってしまった…。最終話は、つばめの過去が語られ、ミーシャがつばめの手を引きつばめを部屋へ招き入れた瞬間に目から水が流れ始めたよ! いままで散々笑わせてくれたギャグアニメでありながら、最終話では感動的な展開に持っていくとは、先週までは思いも寄らなかった。原作はまだ連載中らしいけれど、このアニメ版は綺麗に幕を閉じれたものと思います。

ミーシャやつばめはもちろんのこと、わしわしや森川さん、そしてみどりん。彼女たちにどれだけ笑わされ、癒されたかわかりません。つばめ&みどりんのド変態っぷりにドン引きすることもあったけれど最高に面白い作品でした! 久しぶりに満点をつけさせてもらます。そしていつの日か第二期が観れることを願うばかり。{/netabare}


▼キャスト
高梨ミーシャ:白石晴香
鴨居つばめ:沼倉愛美
鵜飼みどり:M・A・O
鷲崎みみか:原田彩楓
森川ゆい:井澤詩織
高梨康弘:加藤将之

▼制作情報
アニメーション制作:動画工房
原作:中村カンコ/漫画:既刊4巻
監督:太田雅彦
副監督:大隈孝晴
キャラクターデザイン・総作画監督:山崎淳

▼主題歌
オープニングテーマ「ウザウザ☆わおーっす!」歌:高梨ミーシャ(白石晴香)&鴨居つばめ(沼倉愛美)
エンディングテーマ「ときめき☆くらいまっくす」歌 :鴨居つばめ(沼倉愛美)&高梨ミーシャ(白石晴香)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 39
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

00年代の良さも感じるような、良作ドタバタホームコメディ♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
百合要素があるホームコメディで、監督と構成が「ゆるゆり」「うまる」のコンビとくれば、安心感がありますね。

まあ、「少年メイド」と「ハヤテのごとく」を足して、変なモノをかけたみたいなアニメです(笑)

※2018秋ED 剣道部大賞(非公式)受賞w

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
レビューは酷評くさいけど、☆4、あくまで高評価です。色々惜しかったなと。

特に序盤は面白かったです。鴨井の飛び抜けた変態性も、ミーシャの辛辣なツッコミも。特に3話は秀逸で、+ミーシャの成長も描かれ、学びと深みのあるストーリー。この段階までは、今期の(個人的)覇権かと期待していたのですが。

まあ、ギャグアニメの宿命の、「マンネリ化」ですね。中盤はサブキャラを入れてマンネリを防ぐ意図は感じられましたが、ミドリにしても森川さんにしても、「ウザい」という点で鴨井と被っていたし。ワシワシの毒舌くらいかな、目立って良かったのは。

終盤は、感動路線。路線自体は好きなんだけど、ただのホームドラマをやるには、濃すぎるキャラクター達が邪魔をしていた印象。やはり、本作の場合はギャグと絡んでこその感動なんだけど、そのギャグが焼き直しばかりだからね。

最終話も綺麗にまとめてはいたものの、なんとなくとって付けた感が。鴨井の過去にしても、小出しにしていた情報から想像できる範囲内だったし、視力に関しては、ある意味予想外なほどドラマがなかった。ミーシャが鴨井を部屋に入れるクダリも、やや唐突というか、まだ早いというか(原作最終回でも良いくらい)。

まあ、とはいえずっとそこそこ面白かったけどね。しっかし、ロシアの小さい子とか、本当に可愛いよね(い、いや、変な意味じゃなくて)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
OP、一昔前のアニメみたいだな。ロシアの小さい子とか、ホントに可愛らしいもんな(変な意味ではなく)w 筋肉(笑) 朝っぱらからデリヘル(笑) 初潮過ぎたら興味ない(笑) う~ん、二人ともキャラが強いな(笑) ますますデリヘル(笑) なんとなく、「少年メイド」と「ハヤテのごとく」を足して、変な物をかけたみたいなアニメだな(笑)

2話目 ☆4
何気に、筋トレのフォームが正しい(笑) 恐ろしい世界w 絶対、ガチギレされるやろ(笑) ん? 意外と平和に解決? 地雷ワードを鮮やかに回避したな。料理のクオリティw 設定を小出しに。ミーシャ、楽しかったんだな♪ これは、可愛らしいツンデレ(笑)

3話目 ☆5
色々と、難しいよな。おやおや~w そりゃ、笹を期待するよな(笑) いや~、説得力あるな。変態忍者(笑) 変態プロファイリング(笑) 熊五郎、可愛いな~。繁殖w バラグライダーはやりすぎ(汗) ハムスターのことも、ちゃんと学びがあるし、学級に馴染むきっかけにもなっているし、良いシナリオ。

4話目 ☆3
熊五郎の心意気♪ 婚姻届けw 何気に有能なんだよな。んじゃ、月70万くらい稼いでるのかな。ぼっちスキルw 小2で同性で恥ずかしいもないだろ。

5話目 ☆3
女子の嫉妬。親友になるのかな? メイド、そこにいたんかい(笑) フリルの数だけ攻撃力が増すと思っていた時代(笑) ローアングルおじさん、逮捕w 同調圧力(笑) 親指だけ縛る、プロ仕様(笑) バルログかよ(笑)

6話目 ☆3
防犯ベル連打w なんで要求が上がっていくんだよ(笑) みどり、キャラ強いな(笑) ド、ドMじゃないか(笑) 「知りたくなかった」「小学生になんてことを」「国防とは」「どうでも良いし」wという連続塩ツッコミ(笑) 反面教師(笑) 妄想がサイコパス(笑)

7話目 ☆3
シリアスもなかなかに。まあ、間違いなく、この展開だとは思ったけど。素直なお嬢様は可愛らしい。やはり、Bパートのノリが好きだな。お嬢様人形、怖いな(笑)

8話目 ☆3
ミドリの実家、メチャ金持ちやな。なんか、いつもと違ってギャグが滑ってる感じ。昭和のつまらないギャグアニメみたいな感じ。

9話目 ☆4
ペットいなくなるのは、焦るよな。クマゴローは、マフラーじゃない!って、なんか良かった。なにをこの程度の雪で(笑) ユイちゃん、脊髄だけで生きてる(笑) 雪だるまが通りかかるか(笑) ワシワシ、ダイエットと見せかけて、実は雪の良い思い出を作るのが狙いとか、ニクいな♪

10話目 ☆4
義理の父って設定、はっきり出てたっけ? ストーカー力強すぎるだろ(笑) シリアス風だな。パンダ柄のヒグマ(笑) 娘とサラッとハッキリ言うのが良いね。

11話目 ☆3
血の涙、妄想が変態過ぎる(笑) ワシワシも結構言うよね(笑) 森川さんの顏w 33歳(笑) 風呂で眼鏡。鴨井、優秀だし、本当にお嬢様のことを思いやってるな。まあ、最終回の前フリって感じですね。

12話目 ☆3
妻の部屋って、そんなに溜めるかな? 父は空の上にいるって、そういうことか。怒らせると傷つけるの違い。関西弁、忘れてたw それでもいてほしい。何とも思わないことに、ショック。ミーシャ、潔癖だな。う~ん、光=ミーシャ ってのが、イマイチ結び付かないんだよな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33

72.3 9 コメディでドMなアニメランキング9位
さよなら絶望先生(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (902)
5486人が棚に入れました
始まりの季節、春。希望に胸を膨らませた「何事もポジティブにしかとれない少女」風浦可符香は、桜の木で首をくくる「何事もネガティブにしかとれない男」糸色望と出会う。出会ってはいけない2人だったが、望は可符香の高校の新しい担任の先生だった。
 望が受け持つ2のへ組は、望や可符香に負けず劣らず癖の強い問題な生徒ばかり。レトロ調の世界の中、些細なことで「絶望した!」と嘆く望と、へ組の生徒達が、日々騒動を巻き起こす。

声優・キャラクター
神谷浩史、野中藍、井上麻里奈、谷井あすか、真田アサミ、小林ゆう、沢城みゆき、後藤邑子、新谷良子、松来未祐、上田燿司、水島大宙、矢島晶子

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

胸がざわつくような雰囲気と女子たちに惹かれました。

 当時、この題名って教師ということもあって「さよならミスワイコフ」(多分15禁くらい)から引用したのかなあ、と思って見だしました。この映画も絶望がテーマですから。まあ、単なる思いつきな気もしますけど。

 さて、1話の冒頭ですのでネタバレもないでしょう。首〇りで始まる強烈な導入と、カフカの吹っ飛んだ対応。そしてカフカの不幸自慢とキャラのギャップ。非人間的な目。そう「絶望先生」に「カフカ」ですからね。名前からしてどうなるんだろうという感じ。桜は死の匂いがする樹木なのでかなり「彼岸」的な雰囲気でした。

 そうなんですよね。冒頭の感じで引き込まれましたね。後から振り返ると1話で何か妙な世界観に引きずり込まれた感じです。
 
 不思議な絵柄でした。新房監督のセンスと不思議とあったんでしょうね。作り物みたいなキャラたちが結構機能していました。記号的なキャラなのに背景に個性があって、誰が誰だかわからなくなることは無かったです。で、この明確なキャラ付けをこれでもかとギャグに落とし込んでいました。

 不条理、ブラックジョークという要素もありますが、あるあるギャグでもありました。それも心の中にひそかに思っている恥ずかしい部分や悪意などの黒い心を掘り起こすような。
 あるいは今のネット界隈の本来裏に隠しておくべきだった社会の公然の秘密を暴露して「ああ、言っちゃった」のような感じもありました。
 
 キャラは全員が絶望先生ラブではないですが、ハーレムものの要素もありましたし、エロも入っていました。が、なんというかネタとしてのエロであって直接的なエロは感じません。感じませんが不思議な色っぽさというか原作者の中にある歪んだ性癖を感じて少しモヤモヤというか胸がざわつくことはありました。
 包帯眼帯とか移民の少女とかひきこもり少女はその意味ではある程度のエロスは明示されていました。
 この辺は、計算なのか私小説なのかわかりませんが、妙にひっかかります。そしてそこが本作の人気の秘密の気がします。
 キャラとしては、比較的面白さが分かりやすくて、なかなか可愛い木津千里がお気に入りでした。

 本作の2期目くらいまでは原作の最終回を知りませんでしたので、初見では意識してませんでしたが、今考えると1話の意味って…と思ってしまいます。この雰囲気って最終回の設定を既に決めていたんでしょうか?30巻もありますから後付けにも思えるし、数巻で終わる前提なら決めていたかもしれません。カフカ…不条理の象徴ですからね。深読みしちゃいます。

 総評すると、3期まで続いただけあって面白いです。不思議な世界観がある作品でした。後付けかもしれませんが死の匂いはあった気がしますが、考えすぎかもしれません。
 プレ化物語という感じで、独特の動かない作画、演出も優れているし、テンポもよく、キャラ付けが明確なので見やすいです。ギャグはブラックなところにちょっとニヤリとしたり、不条理に困惑されたりします。萌えは感じませんが、不思議なモヤモヤを女子に感じます。このモヤモヤしたい感じが本作の優れたところかなあ、と思います。

 感性のあうあわないが大きいし、時代性もあるので1話2話見て、自然に継続しているなら面白いと思いますし、ナンジャコリャ、ならずっと同じ調子なので諦めればいいと思います。


 

 
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

恥ノ多イ生涯ヲ送ッテ来マシタ

物事をネガティブに考える糸色望。
様々な特徴を持った学生のいる学校の教師をしていた。
桜の花が舞い散る時期から絶望先生の授業は始まった。

特徴のある学生たち。
名前から特徴が分かります。
テレビシリーズは通算3期まである作品。
本作品は、その1期目。
登場人物の紹介と考えた方が理解しやすいです。

たまに実写映像の差し込み。
坊主頭の男性はキビシイかも。
ただし、そのマイナス点を差し引いても魅力のある内容。
エッチな作品だったら不思議な光補正があります。
坊主頭も同様に捉えたほうが簡単。
少し気持ち悪いかもしれませんが、演出の一環と考えましょう。

昔は定期的に映画などを放送していました。
日テレ・フジ・テレ朝などは夜9時頃からだったかなぁ。
淀川長治・水野晴郎・高島忠夫さんなど著名な評論家の解説。
初心者でも分かりやすい内容でした。
その番組冒頭のパロデーィネタ。
学生さんでは分からない年寄り向けの小ネタを使用。
他にも映画の小ネタを。
チャレンジ精神がありますね。

冬眠したい。
私も同じような事を考えた事があります。
現代の人間社会は働かせすぎ。
寒い冬や暑い夏などは長期休暇があってもいいのでは?
新型ウイルスで活動自粛というのと少し違います。
積極的な社会に対する不参加表明です。
作中では家の隙間を目張。
練炭で暖を取ろうとしています。
結果は分かりますよね。
永遠の眠りとなるかどうか。
こういうブラックな作風……好きです。


クセの強い久米田作品。
好き嫌いは、ハッキリ別れるかな?
個人的には大好物。
現在、放送中の『かくしごと』のほうが優しい出来。
まずは通過儀礼の洗礼を浴びましょう。
気づいた時には沼にハマっています。
毒の強い久米田作品。
現実世界での鬱憤を払う事が出来ます。
自然と毒耐性を身につける事ができますよ。
続いて2期目を視聴してきます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

糸色先生の日常 B

原作未読

本作の主人公・糸色望(いとしきのぞむ)先生は、何事もネガティブにしかとれない男、と言われていますが、少し違っているように思います。私としては、言動の一つ一つをとってみる限り、彼は何事もシニカルに捉えて、周囲を翻弄し、或いは困惑させようとする、一種の愉快犯のように思えるのです。

私も学生の自分には物事をシニカルに捉えて、周囲を困惑させることがしばしばでしたので、その頃に糸色先生のような言動ができたならどんなによかっただろうか、と思ってしまいます。今でも、嫁から「どうしてそんな風に考えるの?」と怒られることがあるので、その癖は完全には治っていないようです。

そんな私が糸色先生を見てどのように思ったのか。学生時代の自分よりはるか上をいっているので、「絶望した!」ではなく「感心した!」というのが正直なところです。これで、他の登場人物がまともな人ばかりだとしたら、糸色先生の痛々しさだけが目だってしまうと思うのですが、周囲もおかしい人だらけなので、嫌味なところは緩和されていると思います。

糸色先生と同じタイプの人が本作を見たとすると、鏡を見ているようで非常に嫌に感じるか、同類に嬉々として非常にウケルかのどちらかだと思います。

では、シニカルな発言に困惑させられる側の人(普通の人)が見た場合にはどう思うでしょうか。単純に考えると、不快感を感じると思うのですが、案外好評のようです。畳み掛けるようにネタが振られ、人を困惑させるだけの放言ではなく、話がおかしな方向に展開していく様が、面白いという印象を与えるのではないかと思います。勿論、駄目な人は徹底的に駄目だと思いますが。

いろいろな人を魅了する糸色先生は、実は愛しき先生なのではないかと思います。(締めは駄洒落かよ!)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

67.5 10 コメディでドMなアニメランキング10位
さばげぶっ!(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (800)
3984人が棚に入れました
主人公・園川モモカは転校してきた梧桐学園高校でなぜかサバゲ部に入ることに。しかしその部員たちは部長の 鳳美煌を筆頭に、一癖も二癖もあるメンバーばかりだった! ギャグ満載で贈るなんでもありの女子高ライフが、今 始まる!

声優・キャラクター
大橋彩香、内山夕実、大久保瑠美、Lynn、東山奈央、玄田哲章、井上喜久子、堀江由衣、かないみか
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

「ゲスかわ☆ガールズ」のサバイバル

「銃ガール」のお話・・・

っていうか
「狩りガール」でしょうか?

言い方はさておき
わたくし
この作品の主旨をまったく勘違いしていました^^;


「“さばげ”ぶっ!」っていうタイトルから
てっきり「C3(シーキューブ)」みたいな
“かわいい”女の子たちがキャッキャと
“サバイバルゲーム”に興じるお話だとばかり思っていたのですが
とんだ見当違いです

サバイバルゲームではありません
もはや単なるサバイバル・・・

これじゃ今期生き残れるかどうかも怪しいものです(言い過ぎました^^;)

一話目の初っ端から
主人公「園川モモカ(そのかわももか)」ちゃんの
「リアルなサバゲを期待してるなら無駄なんで・・・」という前説ですでに脱線モード

とりあえず
毎話
女の子たちが銃を片手に撃ち合いとなりますが
「サバゲ」の域を大きく逸脱してしまって
本格的な{netabare} “殺し合い” {/netabare}(?)の領域に突入してます


先ず問題なのは
{netabare} “ゴーグル” {/netabare}してません

{netabare}危ないよ~^^
目にあたったら大変だよ~^^{/netabare}

な~んて
生ぬるい感想はどこかに消えうせてしまうほどの
我が目を疑いたくなるようなシーンが次々と映し出されます

豪快に火を噴く銃

激しく飛び散る血しぶき

ムダに多い入浴シーン^^

何度も死ぬ(?)登場人物・・・

しかも
サバゲではゾンビ行為は反則になることを考慮してか
一つのエピソード(戦闘?)の中では生き返らないというこだわり(?)

さらには
いくつもの戦争・戦闘モノ映画をオマージュ(パクった?)したかのような
ド派手なガンアクション


そして
そんな狂気じみた戦闘シーンの度に繰り返される
ナレーション「玄田哲章」さんの言葉・・・

{netabare}「これは妄想である・・・」{/netabare}

かっけ~^^

っていうかイメージ崩れるからやめて^^;


が・・・
もっとすごいのは
サバゲがメインのお話であるはずなのに
“サバゲっぽい”お話がほとんどないということ

でも私自身
そのことについては
別に責めたり
けなしたりするつもりは毛頭ありません^^

途中で“サバゲ”のお話はキッパリと諦めてしまいましたから

この作品の原作の作者様
それと
アニメ作品のスタッフの方って
本当に“銃”が好きなんですね


そんな
スタッフ様の“銃”に対するこだわりが特に感じられたのは
狩猟のお話です

農作物を食い荒らす
いわゆる“害獣”をテーマにしたエピソード

本物の猟銃が出てくるお話なのですが
当然
サバゲ部の子たちが猟銃を撃てるわけでもなく
たとえオモチャのエアガンであっても
野生の動物を撃つことは法に触れるということは
お話のなかでもしっかりおさえられていて
とても真面目な内容になってます

過疎による猟師数の減少や高齢化といった問題も取り上げられていて
そんな現状に直面した彼女たちが猟銃免許の取得に一念発起するというという
スポコンじみた流れになってしまいますが

最後にはちゃんとオチがありますのでご安心ください^^

さらに
脚本を手掛けた「鴻野貴光」さんが
「東京都猟友会」に所属しているということで

エンディングではちゃっかり
取材協力として
「東京都猟友会武蔵村山地区」
さらには
「東京都猟友会武蔵村山地区長」さん
「三進小銃器製作所立川店長」さんも実名までクレジットされてるというほどの
力の入れようでした

ちなみにレビュー冒頭で書いた
「狩りガール」っていう言葉
「大日本猟友会」のWebサイトに出ているのを見て初めて知りました

「森ガール」
「山ガール」に続く
新しい“アウトドア風”ファッションブーム到来の予感^^



って
お話がサバゲからだいぶ逸れてしまいました

それはそうと
C3(シーキューブ)にしても
このさばげぶっにしても

作中の戦闘シーンって
どこまで本物のサバゲを描写したものなのかイマイチ分かりません

って言うかさばげぶっは100%サバゲではないことは明らかです・・・


というわけで
またいつもの悪い癖で
作品に感化された私は

{netabare}よせばいいのに

{netabare}年甲斐もなく

{netabare}サバゲを・・・

(ムダに長いです・・・要注意)


{netabare}と思ったのですが
その前に

エアソフトガンってなんかかっけ~^^

ということで
まずは
作中に出てくるエアソフトガンなるものをリサーチしました
(ついでにお気に召したら買おうかと・・・)


先ず
Wikiで調べたところ

エアソフトガンとは・・・

・プラスチック製の弾丸を低圧の圧縮空気、または難燃性の低圧ガスの圧力で発射する機構を持つ遊戯銃である。
・発射に用いる気体をどのように供給するかで「エアコッキングガン」と「ガスガン」に大別される。
・多くの自治体で有害玩具指定を受けており、対象年齢10歳以上のモデルと18歳以上のモデルが存在する(主に、後者が有害玩具指定を受けている)。
(Wikiコピペ)

大まかに拾い出してみるとこんな感じで
つまりオモチャの鉄砲なんですね~(たぶんほとんどの人がそうだと思っている)

特に私が注目したのは
3番目の解説

{netabare}有害玩具指定・・・{/netabare}

それよりも
もっと引っかかったのが

{netabare}対象年齢18歳以上・・・

{netabare}18歳以上・・・{/netabare}{/netabare}


{netabare}ふっ(笑

{netabare}そうか~!18歳以上だと危ないオモチャを手に入れることが出来るのか~!{/netabare}{/netabare}

まさに「おとなのオモ・・・」じゃなかった(汗

「大人の趣味」
「大人の娯楽」ですね~^^

ということで

ここ最近なかったであろう
無駄に積み重ねた年齢に喜びを感じながら

対象年齢18歳以上の“オモチャ”をAmazonで探してみることに・・・・

お目当ての銃のモデルは
さばげぶっの中で唯一の良心・16歳・2年E組(Wikiより)
「経堂麻耶(きょうどうまや)」ちゃんが使用していた

「M4A1 Carbine」(ばぁぁ~ん)
(注:名前に迫力がないので効果音を入れてみました^^)

コルト・ファイヤーアームズ社が製造し
アメリカ軍が採用しているアサルトカービン(Wikiより)

さらに
“18禁”エアソフトガンなら
ウェスタンアームズ♪
という裏情報を瞬時に仕入れ(実際は結構ググった^^;)

早速
Amazonのサイトに侵入し
“ウェスタンアームズ M4A1”と入力し検索開始・・・

すると・・・

大量に出てきました~^^

パーツやらアクセサリー類やら^^;
(さっぱり分からん)

そしてありました(≧∇≦)

【WAスーパーリアルガン】WA M4-A1 フルメタルカスタム 〈ナイツSR16〉
(ってほとんどイミフ^^;)

が・・・しかし^^;
ここで驚愕の事実が
いえ
残酷な現実が・・・
{netabare}




高ぇ~!!





{netabare}なっ・・・ななじゅうななまn・・・





{netabare}・・・あれれっ・・・桁間違った^^;

77,760円・・・

焦りました

それでも高いですね^^;{/netabare}{/netabare}{/netabare}

う~
今月ピンチだしな~(汗
っていうか
来月以降もずっとピンチだからな~(汗
最近は晩ゴハンずっと柿ピーとチューハイオンリーだもんな~(汗

などと買う気なんてさらさらないのに
とりあえず
詳細を見てみると

何かイミフな説明がいっぱい^^

・内部の構造に至るまで可能な限り リアルさを追求!
・分解や組立に至るまで実銃をヴァーチャル体験可能です!

なんか本格的って“熱意”は伝わってきます^^

参考までに凄そうなキャッチーを抜き出してみました^^

{netabare}・モデルガンファンをも唸らせたリアルな作動感!
{netabare}・アルミ製アッパーレシーバー&ロアフレームを採用!
{netabare}・ガスブローバック・カービンの最高峰!
{netabare}・業界随一のパワフルな反動(リコイルショック)!
{netabare}・¥ 77,760・・・やっぱ高ぇ^^;
{netabare}・関東への配送料無料・・・なんか差別的^^;
{netabare}・在庫あり・・・あんまり売れてないの?^^
{netabare}・カートに入れる・・・はい^^{netabare}クリッ・・・!!

って危ねぇぇぇ!!{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}


{netabare}あやうく
ガンプラのときみたいに衝動買いするところでした^^;{/netabare}

ちなみに
同じM4A1の対象年齢10歳以上モデルの価格は
4,980円・・・

この差はナニ?


とまあ
そんな感じで

またもや
自分のプロフィールに

新たな“伝説”・・・否!

苦い“黒歴史”を残そうとしたシス子なのでした~^^{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}


{netabare}ちなみに
最近Amazonのトップが銃とガンプラだらけ・・・{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

可愛い女の子たちのサバゲー。ただ、あんまり真面目にサバゲーやってないよね?

この作品は「なかよし」っていう雑誌の漫画が原作です。
なかよしって、ずっと昔からあるあの少女漫画ですよね?

作中でもそれをナレーションが語っていたので、間違いなくそうだと思います。
(このナレーション、はっきり言ってうっとうしかったですけど)

でもこれ、少女漫画としてウケたんでしょうか?
最近の女子は、目が大きくてキラキラしてまつげが長くて上を向いて、ちょっと肩幅が変な男子とかいて、髪の毛はカールして、っていうキャラを好んではないんでしょうか?

それってもう何十年も前のはなし?

ということで、この作品はまったくそういう描写はなく、キャラも普通で、そのキャラたちがさばげ部っていう部活動でドタバタやっていくコメディーです。
それ+強烈な百合。

でもエッチじゃないんです。
ひたすら妄想の百合です。


可愛い女の子たちがサバゲーやるっていう設定は面白いし、ギャグもけっこう激しかったり強烈だったりしたんだけど、なんというか、キャラはそれほど好きになれる要素がなかったかな?って思います。

それはたぶん、女子向けの作品だったからなのかな?

強烈に萌えがあるっていうキャラデザじゃなかったです。


でもって、あまりサバゲーやってないんじゃないかな?
どちらかというと、サバゲー好きな女の子たちがドタバタを繰り広げる日常と、ギャグって感じでした。

もちろんサバゲーの試合もありましたし、バンバン撃っちゃってます。

銃に関しても、けっこう詳しく描写されています。

でも、真面目にサバゲーやってないんです(笑)

それがこの作品の良いところでもあるんでしょうね。


そしてこの作品は妄想がすごいんです。
試合や戦いはほぼ妄想なんです。
それはナレーションが言ってます。

だから、血がでますし、死にます。

いや、死なないんだけど、そういう描写をされてます。

だから笑えます。


ではキャラを紹介しておきます。


園川 モモカ(そのかわ モモカ)-大橋彩香さん
本作の主人公で高校一年生。
舞台の梧桐学園高校に転校してきた、何も知らない女の子。
そしてさばげ部の部長とちょっとしたきっかけで知り合ったことで、半ば無理やりにさばげ部に入部します。
このモモカはゲスいです、なかなか見ないほどにゲスいです。
cvの大橋彩香さんは、アイカツ!、ドキドキ!プリキュア、アイドルマスター シンデレラガールズ、など新しい作品で大活躍の若い声優さんです。


鳳 美煌(おおとり みおう)-内山夕実さん
さばげ部の部長で高校三年生。
堂々とした性格と美貌を兼ね備えていて、学園のヒロイン。
ヒロインって言っても、女性的な意味ではなくて、宝塚の男役みたいな意味で女生徒から追い掛け回されるほどの人気という意味。
そして、大富豪の娘で、世間離れした発想を持ち、純粋に変人でもある。
cvの内山夕実さんは、咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A、きんいろモザイク、魔法科高校の劣等生、などで大活躍の個性派声優さんです。


経堂 麻耶(きょうどう まや)-Lynnさん
さばげ部の平部員の高校二年生。
抜群のスタイルと整った容姿でモデルを務めている。
この人は毎回、一番にやられます。
そして、この作品のラッキースケベは必ずこの人と言っていいほどに、露出が多いです。
もう、やられ方があり得ないでしょ?っていうスケベですから。
cvのLynnさんは、ほとんどが脇役でしたけど、最弱無敗の神装機竜、赤髪の白雪姫などで活躍しはじめていますので、これからが楽しみといった感じでしょうか。


春日野 うらら(かすがの うらら)-大久保瑠美さん
さばげ部の平部員で高校一年生。
ツインテールが可愛い、一見お嬢様タイプの女の子だけど、激高するとドスの利いた声と口調になる。
完全に百合タイプで、最初は美煌が好きすぎて進入部員をことごとく抹殺してきたというある意味でゲスな性格。
次はモモカがその対象で、これは強烈です。
cvの大久保瑠美さんは、ゆるゆり、一週間フレンズ、ブラック・ブレット、など多数で大活躍されています。


豪徳寺 かよ(ごうとくじ かよ)-東山奈央さん
さばげ部の平部員で高校一年生。
IQ160の天才で成績は常にトップだけど、常に無表情で背が低い。
そしてサバゲーにそれほど興味があるというわけではなく、コスプレがしたいという理由でさばげ部にいる。
なにかにつけ、オタク。
cvの東山奈央さんは、神のみぞ知るセカイ、きんいろモザイク、咲-Saki-、など多数で大活躍の人気声優さんです。


他にも多数のキャラが登場するので、それは本編を観てお楽しみください。


ただ、内容はそれほど濃くないし、ギャグやキャラが合わない場合もあるので、万人にオススメだとは言いにくいかもしれません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ギミック効いてた

初見
{netabare}
のっけから突然登場のヅカ風な(パタリロ風な?)世界は自分の為にあるような先輩、素敵だわーと観てたら、しれっとしたギャグが面白かったです。

謎のおっさんの解説(声:玄田哲章)が入るのですが、サバゲーの域を超えた漫画アニメに関する憂いみたいなのもチョイチョイ挟まって。メタ発言ていうんですね。
そんな謎の目線の高さに見守られながら、女子どもがドンパチやってる姿が(これは妄想と言っていますが…)なかなか可愛くカッコ良いです。

先輩、本当に先輩過ぎ…
先輩の太ももの太さがヨイと思う。


「ああいう子好きだわぁ〜、お母さん」という、主人公の母と同じ目線で観ています。
(「ヤマノススメ」のお母さん、女の子だけでキャンプなんて許しません!と言ってて、エー、ドウカシラソレと思いました。男が一緒ならまた心配するんじゃないのかぇ?)


しかしこの作品、段々、肝心の主人公がかなりサバサバしてて(←ダジャレじゃない)、暴力的な「目には目を」な性格が垣間見えてきて、ソレ昔のたけし軍団とかのノリじゃないの…?という気も。
何しろ、主要女子たちで歌うエンディングのアーティスト名が「ゲスかわ☆ガールズ」です。

そういった点で呆れ飽きないか、若干の気がかりありでした。
(もっとも、原作を試し読みしたところ、かなり原作のほうがサバサバした投げ気質の笑いが色濃く、アニメはマイルドにうまくまとめられている気がしました。) {/netabare}


あ〜くだらなかった。でも楽しく観てしまいましたよ。
絵柄や色合いが毎回明るくポップ(撃たれた時の血糊も濃いピンクなのがファンシー?!^^;)で、テーマソングの勢いのある楽しさも効いてたと思います。
♪存在の定義は〜 我が思えばいんでしょー♪
時にヤクザの抗争になったり、トイレからの脱出になったり、依存について考えたり、オタクに助けられたり励ましたり、狩猟と森林保護を考えたり、拳銃デコられたり、蟹を追跡したり…
くだらないけど安心して観てました。
やはりヅカ風な先輩が好きでした。
どんな事があっても自分だけは生き残る、情緒より金、基本ゲスな主人公。時々、へこたれてる奴らをオカンのように叱咤激励していて、そういう時は持ち味生きてましたね。まぁ基本「ゲスかわ」です。最後まで「目に目を!ゲスにはゲスを!」で締めてました。


原作では共学校ですが、アニメでは女子校になり、女のコ同士の執着も時折サラリとお盛んでした。なかよし誌的にはどうなんでしょう。超電磁砲の黒子的でした。
同性愛というほどの深みはなく、女のコが身近な同性に執着するのはままある事かな?そんな安全圏でのお遊び感が漂いますが。
異性間で同じネタをされたら…?同時期放送のコメディものの「人生」が頭をよぎります。でもあれほどで具体的ではないな^^;

男キャラが少ない中で突出して活躍していたアクティブなオタク「からあげ☆レモン」氏がなかなかいいキャラでした。
…某US氏の他作品レビューのせいで、なんだっけあのオタクキャラ、くりぃむ☆…いやいや違うから!!と思い出し間違いする事しきりです。由々しき事かな。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43

62.7 11 コメディでドMなアニメランキング11位
嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい(Webアニメ)

2018年7月14日
★★★★☆ 3.2 (128)
496人が棚に入れました
メイドや アイドル、ナースなどの美女に蔑んだ目を向けられながら、
おパンツを見せてもらうというご褒美シチュエーションが1人称視点で展開される。
全6話のオムニバス形式。

声優・キャラクター
石上静香、佳村はるか、秦佐和子、古賀葵、長野佑紀

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

『誠に遺憾である』

【第一話】“伊東ちとせ”


澄み渡った空には小鳥がさえずり、遠方には美しい鐘の音が鳴っている。西洋風の屋敷内に入ると壁一面の窓からは光が差し込み、美しい調度品を鮮やかに照らしていた。赤い絨毯が敷き詰められた階段を上がりドアを開くと恭しく迎えてくれる女性の姿が。シックなエプロンドレスに赤いリボンとホワイトブリム、肩の辺りで切りそろえた髪、爽やかな印象の緑色をした瞳、少し上向きにこちらを見る背丈。真面目で面倒見がよく後輩からも慕われる彼女は幼い頃から屋敷に勤めるメイドで、いつも微笑みをたたえ冷静に対処し、どんな時も決して笑顔を崩すことはないプロフェショナルだった。

そんな彼女が何故か眉をひそめ体を強張らせ背筋を伸ばし、重ねた手をギュッと握って、取り繕った笑顔を貼り付けている。一息ついて主人を窘めるよう失礼がないよう控えめに、自身に掛けられた言葉を“正気”で“本気”なのかと問う。


正気で、本気だ。

『パンツを見せてもらいたい』 …ただそれだけ。

プライドなんて土下座の勢いで捨ててしまえばいいのだから。

.......

....


かわいい女の子達にパンツを見せてもらうまでのプロセスを描いたショートアニメ、通称「嫌パン」。

第一話、幼いころに家に来たメイドの女の子に脈絡もなくパンツを見せてくれ!と言う主人公?らしき人物。
どういう精神状態なら口説くでもなく迫るでもなく「パンツをみたいんだ!」とそれだけにたどり着くのか
全くもって不可思議だと思います。普段は優しい笑顔をたやさないあの子が嫌な顔をしながらパンツを見せるだけ。

主従を始め頼み込まれた事を断れない関係や相反する行動。SやMなんて大雑把なカテゴライズをしてはいけない。
それではくだらなさを伝えきれません。例えば、人は絶対にやってはいけない事を法や倫理観で定めています。

駅のホームで人を押しちゃ×、ボールを持たない選手もタックルしちゃ×、弾道ミサイルのボタンも押しちゃ×

世間を賑わせる大事件でなくとも「絶対に押すなよ!」なんてスイッチは日常のあちこちに転がっていて、
恋仲でない女性に「君のパンツを見たいんだ」というだけのスイッチは、一瞬にして全てを無くす魔法の言葉。

砂のお城もトランプタワーも崩すことが好きな人が居るように、積み上げたものを一瞬で台無しにする瞬間。
すべてを終わらせればどんな態度を示してくれるのか?落胆、軽蔑、叱責、憐憫、憤怒、唾棄、嫌忌、憂愁
卑しい自分をどんな目で見てくれるんだろう。二人の関係性を一瞬で吹き飛ばすような甘い甘い禁断の果実。


なるほど?そんなアニメなのかもしれない。

メイド、アイドル、シスター、巫女、ナース、女子高生(ん?)各種取り揃えていて、最終回まで見終わった私は、
このラインナップを見た時に気付くべきであったと、本質を見抜けなかったことに落胆します。



いや、、、



ただの属性萌えアニメじゃねーか!!




視聴者の開拓しきった性癖ナメんな!!!(視聴者代表)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ドMホイホイの入門書(?)にもならない陳腐な出来

この作品は、40原(しまはら)氏の同人誌を原作としたwebアニメ
である。なぜこのような作品を、アニメ化したのか私自身
よく分かってはいないが、5分程度の長さで終わり、尚且つ話数が
短いため必要以上に時間を取らないという理由から視聴することにした。

タイトルに書いてある通りに話が進んでいくため、あらすじは
省かせていただく。内容を把握するのに、検索する手間が
省けたという訳だ。実に合理的だ。

全体を通した感想だが、ドМホイホイ物の中でも特に難易度が低く
そこまで強烈な印象を受けることはなかった。
(当然と言われれば当然だが)
かなり限定的なシチュエーションであるがゆえに、ごくわずかの層
に一定の需要はあるだろうが、熱烈に取り上げる程でもない。
まあ、気晴らしに見るには最適な作品の一つと言える。

この作品は、オムニバス形式で尚且つシミュレーションゲーム
としての側面が強い。ヒロインが主体なため、彼女らの声や表情
にはそれなりに気合が入っている物の
視聴者陣営(ゲームで例えるならばプレイヤー視点)に声が
入っておらず一部のカメラワークで動きが伝わる程度。
後はヒロインの返しで何を言いたいのかがかろうじて分かる位。
(まあ、結局はパンツ見せて欲しいだけなんだけどね)

6話では割と早い段階で話が進んでいくが、1~4話に至っては
前置きがかなり長い。退屈であくびが出そうになる程だ。
人によっては、眠ってしまう可能性も否定できない。
仮に寝ていたとしても誰も気に留めないだろうし。割とどうでもいいか。
まあ、声優は割と頑張っていたように思うのでその点では楽しめたかな?

見終わった後、暇つぶしにドMホイホイについて調べてみたのだが、
かなりの種類が存在することが分かった。
流石に、全てのドM嗜好について述べるつもりはないが、この
嫌パンに関してはドMホイホイの入門にもなれはしない
極めて低級な作品であるということがよく分かった。

ゲームのマリオで例えるとクリボーかノコノコレベル。
要は足で踏みつければ直ぐに倒せるという訳だ。わざわざ
無敵状態になれるスターをとる必要すらない。

(ごり押しではあるが)あえて苦し紛れの擁護をしてみるが、
仮にこの作品が1970年代に発表されていたら、評価は変わっていた
のかもしれない。私ならば、それなりに目新しさを感じただろう。
今のようにインターネットが発達し、情報があふれかえる現代では
ねえ…。どこかの海賊ならばこの作品を見た瞬間敗北者と評するであろう。

ぶっちゃけ、これよりも癖の強いドMホイホイ物は沢山あるので
そういったものを求める方は別の作品を見るべきだ。
というかこんな出来で満足するドMの方々は存在するのだろうか。
1割にも満たない気がする。多分いないだろう。
私からも特には勧めない。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

一期一会。

【概要】

アニメーション制作:UWAN PICTURES
2018年7月14日 - 8月18日に“ニコニコ動画”で週1話配信された全6話のwebアニメ。合計28分。
原作はイラストレーターの40原氏による同人誌で、コミックとらのあなによるアニメ化企画。

監督は、深瀬沙哉。

【作品の解説】

各パートで男性視点から女の子とマンツーマンで会話して、『パンツ見せて』とお願いして、
それまで好意的態度だった女の子から豹変した侮蔑の眼差しで罵られながら、
パンツを拝見するという、ただそれだけの話。

【感想】

フェティシズムも細分化されていて、特定の性癖を持った層への需要を満たすアニメですね。
エロスのみを求めるには18歳以上になって、
未成年者が鑑賞禁止なゲームや映像や薄い本を買えばいいわけですし、
このアニメに求められるは、イメクラ的なシチュエーションプレイ。

これが良いかどうかは視聴者がオムニバス形式で、
それぞれ違う“おパンツを見たい変態男”になった気分で、
女性キャラに罵られ関係が壊れていく顛末に快感が刺激されていくかどうか。

このアニメで最も重要なのは、“おパンツ”ではなく会話テキストの充実ですね。
個人的には最初のメイドさんとのプレイには、
他に無いアニメということで新鮮味が感じられたものの、
アイドル、シスター、巫女さん、ナースと続いていく中で、
二人目から飽きが来て、どうでもよくなったかな。
本職で無いコスプレカタログでの、ただのプレイ感が強過ぎというか、
特にシスターと巫女さんとの会話にリアリティ無さすぎ。もともとリアルが無いアニメですけどね。
単に企画が珍しいというだけで、作品としての中身があるわけでも無い。
ただのショートアニメに色々求めても意味は無いですけどね。

最後の女子高生もリアルではまず、お目にかかれないシチュエーションなんですが、
教室風景という普遍性で違和感が緩和出てきたということで、他の話より良かったかもです。

まあ、はっきり言ってしまいますと、キャラ使い捨ての消費型アニメでは情が移るわけは無し。
とってつけたようなシチュエーションと、ご褒美エロス だけではリピーター化には厳しいかな?と。
軽い作品には、ぱーっと流し見で一時的な快楽を得られればそれでOKで、
制作側も、あんまり求めてないでしょうね。


特に書きたいこともないので、このへんで感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 41

74.3 12 コメディでドMなアニメランキング12位
この素晴らしい世界に祝福を!3(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (291)
979人が棚に入れました
交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだったゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、ひょんなことから、女神・アクアを道連れに異世界転生することに。 「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、魔王軍幹部を討伐したり、たまに死んだり……。 そんなある日、紅魔の里から帰還したカズマたちのもとに、手紙が届く。 その内容は、王女アイリスが、魔王軍幹部を倒したカズマ達の冒険譚を聞きたいというもの。護衛兼教育係のクレアとレインを伴い、アクセルの街を訪れた王女アイリスは、カズマ達パーティとの対面を穏やかに終えたと思いきや――― 「また私に、冒険話をしてくれるって言ったじゃない?」 王女アイリスが、カズマに懐いてしまった!? カズマが目を開けると、そこはなんと王都! アイリスに乞われて滞在するうちに、王城でのセレブ生活に味を占め、これ幸いと居座ることを決めるカズマ。 しかし、ちょうど同じころ、王都では義賊が暗躍する事件が起きていて――!?

声優・キャラクター
カズマ:福島潤
アクア:雨宮天
めぐみん:高橋李依
ダクネス:茅野愛衣
ルナ:原紗友里
荒くれ者:稲田徹
クリス:諏訪彩花
ウィズ:堀江由衣
バニル:西田雅一
ゆんゆん:豊崎愛生
ミツルギ:江口拓也
アイリス:高尾奏音
クレア:矢作紗友里
レイン:上田麗奈
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

このあざとらしい世界に満腹を!

ちなみに『あざとらしい』という日本語はありません。
わかって書いておりますので、
つっこみはナシでお願いいたします。ほんとお願い、やめて。ごめんて。

さて、本作は大人気異世界ギャグアニメの第三期にあたります。
途中にスピンオフ作品『この素晴らしい世界に爆炎を』があったので、
シリ-ズとしては4作目になるのかしら。

原作は暁なつめさんのライトノベル(拙は未読)。
制作は、二期まではスタジオディーンさんだったのですが、
前作にあたる『爆炎』からドライブさんへ変更になっております。
その変更に合わせて監督も、
金崎貴臣さんから安部祐二郎さんにバトンタッチ。
(金崎さんは総カントクですね)

前作の『爆炎』はめぐみんしか出てこなかったため、
主役パ-ティの四人(カズマ・アクア・めぐみん・ダクネス)がTVで揃うのは、
二期の放送終了以来、なんと7年ぶり。

ちなみに劇場版から見ても4年半ぶりということでして、
ファンの方々は待ち焦がれていた、
前作を知らない方々は「なんですか、これ?」的な新シリーズになります。

拙は一期から見ておりまして、
劇場版ぐらいまではけっこう好き・お気に入りだったのですが、
その視点から本作の評価を申し上げますと
  なんか思ってたのとチガウ
というのが偽らざるホンネといったところです。

見ていて面白いっちゃ面白いんですが、
拙が勝手に期待していた『おハナシの核心的な魅力』みたいなものが、
どうにも薄まっちゃった感が否めないんですよね。

仲間をココロから大切にし、実はけっこうもてもてのカズマさん、
なんていうのは、
なんかこう『裏切られた感』があると言いますか……。

  もちろん、何をどう描こうが、
  それは100%、原作者や制作陣の自由であります。

  いやほんと自由っちゃ自由なんですが、
  けどさ、でもね、
  ・「それってあなたの感想ですよね」とか言ってジャイアンを論破するのび太くん
  ・お笑い番組を見て、テーブルをばんばん叩いて笑い転げるゴルゴ13
  ・裏アカでアスカをディスりまくってクックッと笑う綾波レイ
  ・「おまえさ、いいかげん『長いものに巻かれる』ってこと覚えろよ」
   とかなんとか飲み屋で後輩にセッキョ-するエレン・イエーガ-
  ・「SOS団はズッ友だよ」なんて言う涼宮ハルヒ
  みたいなのって、あんまり見たくないじゃありませんか。

  もちろんパロディならぜんぜんアリなのですが、
  本編でそういうのって、
  なんかちょっとアレじゃないかと思うんですわたし。


で、拙が勝手に思っている『本シリ-ズの核心的な魅力』はなにかと言いますと、
  あえてきれいにまとめない『逸脱感』
という点に尽きると思うんです。笑いのとれるグダグダ感、とも言えるかしら。

イッパン論として申し上げますと、
巷にあふれてる異世界転生ファンタジーものって、
なぜか『きれいにまとめよう』とし過ぎちゃってると思うんですよね。

  ゲンジツ世界ではぼっち、あるいは引きニートだった主人公が、
  異世界でステキで愉快な仲間に恵まれ、
  最初はちょいちょい苦労っぽいことはするものの、
  ゲンダイ知識やチ-ト能力を生かし、
  モテモテで楽しい異世界ライフを満喫するのでした。めでたしおひたし。

なんかね、もうね、
そういう『ゲンジツ逃避型ユメ物語』は、ほんとおなかいっぱいなんです。
そんなジブン全肯定の妄想にひたる前に、
  ちゃんと本読めベンキョ-しろ、そして働け
とかなんとか言いたくなっちゃいます。


その点、1~2期の頃の『このすば』は、
いい感じに『とんがっていた・逸脱していた』と拙は思うんです。

転生しようがなにしようがクズマはクズマ。
世のため人のために働こうなんて気もちはまるっきりありませんし、
パ-ティメンバーとの友情だの相互信頼だのは、ほぼゼロ。なんならマイナス。

タチの悪いお調子者かつストレートでお下品なスケベさんなので、
モテることもありません。
たまに成り行きでがんばって皆から喜ばれたりしてみても、
セケンによくある女性の評価、
  あ~~悪いヒトじゃないと思うんだけど、
  そっち系の相手としてはふつうにナシかな、ごめんね。
的なポジションが不動のもの。

二期でダクネスにお見合いのハナシが持ち上がった時だって、
今期とは全然違いましたしね。
{netabare}
  ダクネスはダクネスで
    あんな下卑たところのない清廉なオトコはいやだ
  なんて理由で話をぶち壊そうとします。

  カズマはカズマで
    ポンコツクルセイダーとおさらばするチャンス
  という理由で、話をぶち壊そうとするダクネスの邪魔に潜入します。

  これはもう、よしあし以前の、
  作品としての『個性』かつ、れっきとした『差別化』なんですよね。
  視聴者の斜め上を行く枠外思考、
  ファンタジー作品におけるパ-ティもののセオリーを逸脱し、
  ブレないポンコツっぷり、外道っぷりがたまりませぬ。

  ところが今期の結婚話は、みんなそろってウジウジめそめそ。
  いやいや、こんなハナシならそのへんになんぼでも転がってますやん。

  教会からダクネスを略奪するシーンなんかは、
  制作陣はカンド-して欲しかったのだろうと思うのですが、
    なにを見せられてるんだ僕は
  としか思いようがないぐらいありきたり、チープそのものでした。{/netabare}


こういう傾向というか『ふつう化・セオリー化』は、
劇場版のラストあたりから見え隠れし、
前作の『爆炎』から顕著になってきていたと思います。

あの『爆炎』って、あにこれの評価もけっこう低めだと思うのですが、
その要因は『他の三人がでていなかった』からではなく、
まるっきり『エッジが効いていなかった』からではあるまいかと。
{netabare}
  めぐみんは『アタマのおかしい魔法使い』なんかじゃなく、
  爆裂魔法にこだわるのにはちゃんと理由があり、
  周囲の声に惑わされず夢に向かってまっすぐ突き進む元気な女の子。

  ゆんゆんとめぐみんは、
  堅い信頼と友情で結ばれている真の同期生。

  クラスメイトも二人のキャラに戸惑っているだけで、
  いじめもないし、
  どこまでいっても『まあ、ふつう』。

  個々のプロット以前の問題として、
  基礎構成自体があまりにも『ふつう』過ぎて、だらだらの緩斜面。
  エッジを利かせるところがひとつもありません。
    ネット上でシロートが書きちらかしている魔法学校物語
  と、どこがちゃうねん、というハナシです。
  ちゃうちゃう、こんなん『このすば』ちゃうんちゃう?
{/netabare}


というわけで、
本作において久々に四人が揃ったわけですから、
むかしのキレが戻ることを期待していたファンが多かったと思うんです。

で、確かにギャグ要素は、四人そろったからよくなっています。
だけど核心的な部分で、
なんかこう……『このすば』らしい逸脱感が失われちゃってるんですよね。
{netabare}
  王女アイリスの話のオチだって、え゛、そういうハナシなん? て感じですし。
    カズマは失意。だけどアイリスは実はホの字だった。
  なんて、そのへんに転がってるコミカルラノベそのまんまじゃないですか。

  拙の期待するオチというのは、
    指輪のルール(魔王を倒したら王女と結婚できる)を知ったカズマは、
    いずれオレは王族の仲間入り、おまえらいまから跪け、と有頂天。
    その勢いで魔王討伐の旅へ出かけようとします。
    だけどアイリスはけっこうしたたか。
    最初からカズマのことを『面白いペット』ぐらいしか思っておらず、
    まさかの事態にそなえ、
    指輪のル-ルを廃止することを決定、街中におふれを出します。
    それを見てガックリし引きこもるカズマ、
    爆笑するアクア、
    よくも散々威張ってくれましたねと怒るめぐみん、
    いいから魔王討伐に行ってやられよう、とカズマを引きずり出すダクネス
  みたいなグダグダ、ぜんぜん『ココロ暖まらない』ものなのであります。

  最終話の締め方も、なんだかな。

  カズマが支払ったお金は領主から没収した財産から補填されることになり、
  なにもかもが元通り。
  カズマが知的財産権を失いダクネスに×がついただけで、
  これからも楽しいわちゃわちゃした暮らしが続くのでしたって……
  あんたは文科省推奨作品か。

    めぐみんの爆裂魔法で破壊された教会・町の修復費で、
    パ-ティは元の極貧生活に逆戻り。
    カネのぶんはそのカラダで払え、と迫るカズマにたいし、
      それは正当な取引であり、悪辣さも下劣さもないではないか
    と反論するダクネス。
    そこにダスティネス家の使いが来て、
    貴族社会のルールとして結婚した女性は、
    夫が承認するか死亡・失踪後三年経過するまで離婚が認められず、
    貴族と不倫をした平民の男はナニがちょん切られる、ということが判明。
      ほほう、ならば相手をしてやろう
    とニヤリと笑い、逃げるカズマを追いかけまわすダクネス。
    アクアとめぐみんは「切~れっ、切~れっ」の大合唱。

  ぐらいの『美しくない』締めの方が、
  逆に『らしさ』があって爽やかじゃとぬしは思わんかや?
  と賢狼さまも申しております。ウソですが。 {/netabare}



いろいろぐちゃぐちゃ書いてきましたが、
拙的な作品全体のおすすめ度は、B+といったところです。
決して『駄作』というわけではありません。

ほかの異世界転生ものよりはキレがありますし、
バカバカしいギャグそのものは健在でもありますので、
お気軽な時間つぶしとして好適かと。

ただまあ、拙みたく一期二期に引っ張られてるムカシの方には、
やっぱ薄味感は否めないんじゃないのかしらと愚考します。
  ・もてもてカズマ
  ・パーティの美しくも熱い信頼と絆
  ・勧善懲悪・エブリバデハッピーな世界観
ってのはやっぱちょっとな……。

  スケベで矛盾だらけでお調子者でちゃらんぽらんだけれど、
  やるときはやる、そして仲間をダイジにする。
  そんな主人公に、最初は毛嫌いしていた美女たちもメロメロ。

    そういう物語のスタイルって、
    申し訳ないけれど『古い』と感じちゃうんですよね。
  {netabare}
  二期みたく
  バスタオルがはらりと落ち、
  カズマのエクスカリバーを見てアクアが『フッ』と笑う。
  ああいうグダグダで『美しくない』のが、
  本シリ-ズの魅力ではなかったのかと思ってみたりみなかったり。 {/netabare}


映像は、はっきり言って『しょぼい』です。
キャラデもなんかジュニア作品っぽくなってますし、
9話で「いっそこのまま……」とカズマにせまるダクネスなんか、
  いや、別にいらんけど
とかふつうに言えちゃいそう(←悪しきルッキズム)。

  役者さんとOP・EDが安定しているだけに、
  映像のやすっぽさが、
  世界観の『ありきたり化』をブーストさせている感は否めません。


そうは言っても、
主役パ-ティ四人がそろうのはやっぱ懐かしいし楽しいです。
ファンの方なら『けっこう』楽しめる仕様ではないかと愚考いたします。
少なくとも、
  なんでこんなんアニメ化したの?
みたいな異世界転生ものよりは、見どころ・笑いどころが盛りだくさんかと。

ある意味、こういう逸脱感の消失、テイストの変遷というのは、
  カドが取れて丸くなった、オトナになった
という前向きな評価をすることもできると思います。
コンテンツ制作業界ではこういうキャラの変遷を『振り幅』といって、
ドラマ系ではマストな要素のひとつですしね。

ただ、それって『このすば』に要るのかしらん。

そこのところはもう、
まるっきりの主観、好き嫌いレベルのお話でして、
正解なんてどこにもありません。

  クズマさんはあくまでも、どこまでもクズマさんであって欲しい、
  カドがとれたりオトナになったりしないで欲しい、
  そういうのはファンの勝手なノスタルジーの『押しつけ』です。

  ただまあ実社会においては、
  望む望まないにかかわらず誰もが荒波にもまれてカドを削られていく、
  というのは『みんなわかっていること』であります。

    だからこそせめてギャグアニメのキャラぐらいには、
    変わらない・成長しないことを求めたい。

  そういうキモチってわからなくもないというか、
  むしろ共感できちゃうんですよね。
  少なくとも本作品に対する拙のスタンスはそうであります。

  いや、決してゲンジツトーヒのためにアニメを見ているわけではなく、
  作品のコンセプチュアルな部分に対し、
  マ-ケットのニ-ズの観点からあ~だこ~だ……って、

                 言いわけ聞き苦しいぞ、僕。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

やはりこの4人が中心だと面白い。会社変更がかえって新鮮だったかも。

 あー面白かった、と素直に言える作品でした。制作会社が変わって作画や演出の雰囲気は2期や映画よりも落ちたといえば落ちたかもしれません。

 しかしながら、主人公カズマ+3人のヒロインの揺るぎないキャラ構成で作品そのものに力があります。ですので視聴中は2期までと比べて…のような感覚にはなりませんでした。

 というより、むしろギャグとして飽きが来るのを防ぐ効果があったかもしれません。アクアを中心としてダクネス以外の女性の描き方がよりギャグテイストになりましたが、そこが新鮮で面白かったです。
 その描き方のせいか、ゆんゆん、クリス、ウィズ、アイリスの使い方も出すぎないわりに印象に残ります。

 そして内容そのものですが、2期まではヒロインとしてはめぐみんが中心で、コメディリリーフとしてアクアが不動の地位。その2人と比較してダクネスは何かうっとしいというか、恥ずかしいキャラであまり好きになれませんでした。
 それがダクネスが中心になった3期はちゃんとダクネスに魅力を感じるんですよね。今回はめぐみんがむしろうるさいだけの役回りです。つまり、焦点の当て方がうまいのでしょう。

 前半がカズマのクズっぷり+アイリス、銀髪盗賊団の登場、後半がシリアスな話と構成もバランスがよく11話楽しめました。

 まあ、満点は盛りすぎだと思いますし、作画は4くらいでいいと思いますが、他は4.5つけたいですね。この作品は不思議なことに音楽いいんですよね。特にEDは素晴らしかったです。

 4期早く…というか、もう最後まで作っても採算とれるでしょう???会社作っちゃえばいいじゃないですか。




1話 作画はいいし面白いですが、カズマにちょっと疲れるかも。

{netabare}  やはりこの4人ですね。ひょっとしたら「爆炎」もこの作品と並行して見たら感情移入できて面白いかもしれません。

 原作4作目の映画版の紅魔の里に行く前の部分ですね。非常に独特な魔物が登場です。時系列がおかしくなるのでオリジナル要素を入れています。人気キャラ?なので分からなくはないですが、ちょっと引き延ばしのマインドがないか心配ですが様子見ですね。

 心配していた作画が良くなりすぎないか問題は、がんばって雰囲気を1期に揃えようという努力はちゃんとしているみたいです。

 ただ、1話を見てちょっと疲れました。カズマが絶好調過ぎてノリが強烈なので1期2期を視聴して感覚を合わせないと、きついかもしれませんね。 {/netabare}


2話 このクオリティなら安心して見られそうです。

{netabare} ということで、作画や演出はもちろんテンポもいいので、視聴継続は当然として満足度も高くなりそうです。ダクネスの表情も良かったです。

 ということでアイリス王女様登場ですね。待ちかねました。ちょっと思っていたよりもキャラデザが微妙な気がしなくはないですけど。最後の方だけは作画というか女性たちが妙に美人でした。

 文句があればレビューするかもしれませんが、今のところ良さそうです。楽しめそうです。{/netabare}


3話視聴後に追記 OPEDがいいです。特にEDは最高です。

{netabare} このシリーズ、EDが妙にいいです。余韻ですよね。今回も気に入りました。

 それとキャラデザは微妙に変わっています?3人の女子が妙に顔がかわいい気がします。{/netabare}


5話 放送事故みたいな沈黙がすごい。表情もカットも大胆な演出でした。

{netabare} エリス様との沈黙シーンはちょっと驚く時間でした。表情もいつにまして豊だし、作画もちょっと雰囲気が違いました。場面の転換もかなり思い切ったタイミングだったと思います。このセンスは「このすば」的な感じもするのですが、今までにはなかった新しさを感じました。

 この5話はかなり面白かったと思いますが、アニメのクオリティの高さも感じました。{/netabare}


6話 いいんですけどなんか物足りない回でした。

{netabare}  原作では一番盛り上がる回だし、実際本作アニメ版も悪くはなかったですが、なぜか淡泊な感じでした。
 期待では10に対して、8くらいというか。合格が7だからいいんですけど、もったいないというかなんというか。無難ではあるんですけど…うーん。

 5話は逆に期待以上でしたから、シリーズ全体が悪いというわけではないと思います。今回の演出のレベルなのか次回以降に力を蓄えたのかわかりませんが、今回はサラッと終わっちゃった感がありますね。

 まあ、やっと銀髪盗賊団が登場ということでいいんですけどね。「爆炎」は残念でしたが、こっちのスピンオフはぜひ見たいですね。{/netabare}


7話 アクアの下半身エロくない?声優さんにちょっと違和感。

{netabare} アクアの下半身の描写が妙にエロかった気がするのですが…気のせいじゃないと思います。じっくり見てしまいましたから。3期はかなり抑え気味だったのが7話はちょっと特殊だった気がします。

 それと6話よりよかったと思いますが、しかし、声優さんの演技がちょっと不思議な感じでした。
 「このすば」芸を本人が真似しているという感じというか、ほんの僅か間が悪いというか。監督なのか音響監督なのか知りませんが、ちょっと違和感を感じました。 {/netabare}


8話 ダクネスが可愛くなった半面、重くシリアス化したことの是非。

{netabare} ダクネスというキャラは1,2期は作りすぎというか少し不自然な造形というか、騒がしさがちょっとうっとうしというかで、あまり好きじゃないキャラでした。

 ただ、この3期…まあ、2期の最後の方くらいからアクアよりもキャラが自然な感じになってきて、少しずつ好感が持てるようになってきました。

 その好感が曲者で、キャラとしては非常にいいキャラだし可愛くなってきたんですけど、面白さが減ってきた気がします。貴族としての責任を背負いすぎでシリアス化してますし、カズマへの気持ちも重いです。
 その一方でめぐみんとアクアは、面白さはとんがってきているんですけど「ギャグ要員」なんですよね。

 めぐみんはそれでもまだカズマとの関係性でキャラが成立してるんですけど、アクアは少し形式化してしまった気はします。

 まあ、微妙なバランスの問題なんですけどね。カズマが面白さの中心ですし、エリス・アイリス(銀髪盗賊団)の投入が成功したので、周囲のキャラが少々ズレたところで作品としての面白さは成立していますのでいいんですけど、3人のヒロインたち…特にダクネスの変化はいいのか悪いのか。

 原作ではそれほどキャラの変化は感じませんでしたが、アニメだと結構顕著に感じました。アニメの制作陣の変更で解釈が変化した結果、増幅したのかもしれません。{/netabare}


9話 あと2話かあ。なぜコマ切れにするのかとも思いますが、飽きないうちがいいのかな。

{netabare} まあ以前見たのと同じような話ですけど、この作品なので許されるという感じでしょうね。作画も少し荒れてきた気がしますが、強引に乗り切るのでしょう。それもやっぱりカズマありきですね。爆炎を再挑戦しましたが、やっぱりそれほど面白く感じませんでした。

 噂によると11話らしいのであと2話かあ。なぜヒットする作品だとわかっているのにコマ切れにするんでしょう?ただ、ギャグは飽きがくるのも事実ですので休むのはいいですが、さすがに賞味期限が近い気もします。

 あのタヌキのしっぽって、腰から生えてたんですね。初めてしりました。{/netabare}


10話 ギャグのシリアス化にも耐えうるカズマという奇跡的なキャラ造形

 ギャグのシリアス化現象というのはどんな作品にでも起こりえるものです。本作も例外ではないんでしょう。ただ、この作品はもともとそういう厨2的なカッコつけを含めての作品なので、作風を保っているといえば保っています。

 結果的にやっぱり面白いんですよね、本作は。というよりカズマというキャラが素晴らしいのでしょう。3人のヒロインやその他のサブキャラたちのキャラ性を引き出しつつ、話の中心としてどっしりとした安定感があるキャラ造形は、ひょっとしたら作者の能力の枠を超えて奇跡的に降臨したのか、とも思えます。
 力があるキャラなので、カズマはシリアスをやっても受け入れられるキャラとしての力強さがあります。もちろん、3人のヒロインに支えられてこそ、なんですけど9話のタヌキのお姉さんの話もちゃんと面白いですからね。

 逆に言えば、失礼ながら原作者の他の作品や本作スピンオフと比較して、本作は突出して面白いということなんですけど。

 ということであと1話かな。開始前は不安でしたが楽しませてもらいました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

そうだ、冒険に出よう。

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期~第2期、スピンオフ作品と劇場版は視聴済です。
個人的には第2期と第3期の間にスピンオフ作品である「この素晴らしい世界に爆焔を!」が挟まれたことでより理解度が増した上、一層の愛着が持てるようになったと思っています。


交通事故(!?)によりあっけなく人生の幕を閉じるはずだった
ゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)
ひょんなことから、女神・アクアを道連れに異世界転生することに。
「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!

めざせ勇者!」と舞い上がったのも束の間、転生したカズマには厄介なことばかり降りかかる。
トラブルメーカーの駄女神・アクア、中二病をこじらせた魔法使い・めぐみん、
妄想ノンストップな女騎士・ダクネスという、
能力だけは高いのにとんでもなく残念な3人とパーティを組むことになったり、
借金で首が回らなくなったり、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられたり、
魔王軍幹部を討伐したり、たまに死んだり……。

そんなある日、紅魔の里から帰還したカズマたちのもとに、手紙が届く。
その内容は、王女アイリスが、魔王軍幹部を倒したカズマ達の
冒険譚を聞きたいというもの。
護衛兼教育係のクレアとレインを伴い、アクセルの街を訪れた王女アイリスは、
カズマ達パーティとの対面を穏やかに終えたと思いきや―――

「また私に、冒険話をしてくれるって言ったじゃない?」

王女アイリスが、カズマに懐いてしまった!?カズマが目を開けると、
そこはなんと王都!
アイリスに乞われて滞在するうちに、
王城でのセレブ生活に味を占め、これ幸いと居座ることを決めるカズマ。

しかし、ちょうど同じころ、王都では義賊が暗躍する事件が起きていて――!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

これまで、アクア、めぐみん、ダクネスの3すくみ状態でしたが、この均衡が少しずつ崩れて来た様に感じるのは、私だけじゃないと思います。

アクアに対する無茶振りや、めぐみんのエクスプロージョンの空打ちといったこれまでの笑いのツボは少し影を薄めた感じがします。
特にアクア…個人的には天ちゃんの演じるアクアが大好きなので、もっと活躍して欲しいんですけどね。

代わりに存在がとりわけ大きくなったのがダクネスで間違いないでしょう。
今期の作品を視聴して思ったこと…
やっぱりダクネスって、アレなんです??
好きなのかなぁ…
でも、好きじゃなきゃ越えられない一線ってあると思うんですけど、そこを悠々と乗り越えてくるのって、考えてみるとダクネスだけなんですよね。

そして、ダクネスにとって脅威…となるかもしれないキャラも登場してきましたね。
ベルゼルグ王国の第一王女であるアイリス王女…
CVが高尾奏音さんでしたが、イメージがピッタリでしたね。

高尾さんでググってみると、私にとっては新しい発見がありました。
高尾さん、元々アース・スター エンターテイメントに所属されていたんですね。
「てーきゅう」「ヤマノススメ」「世界でいちばん強くなりたい!」などの有名どころを輩出していた会社で、特に「世界でいちばん強くなりたい!」は初の30分枠アニメだったことから、自虐ネタを交えて宣伝していたのを良く覚えています。

そんなアース・スター エンターテイメントさんですが、声優・タレント事業から撤退した上、会社自身も吸収合併により解散していたとは恥ずかしながら知りませんでした。
もう「てーきゅう」の様な尖った作品は放送されないんだろうなぁ…なんて思うと少し寂しい気がします^^;

少し本題から逸れちゃいましたね^^;
今期も安定的な面白さだったので、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、Machicoさんによる「Growing Up」
このすばのオープニングと、Machicoさんの組み合わせは最早鉄板ですね^^
エンディングテーマは、アクア・めぐみん・ダクネスによる「あの日のままのぼくら」
エンディグの曲風も毎度お馴染みの…という感じが溢れていて良かったと思います。

1クール全11話の物語でした。
これまでずっと全10話だったので、今期ももしや…と思っていましたが、全11話でした。
原作は既に完結していると聞いています。
「冒険に出よう…」と言っておきながら、もしやアクセルの街で完結するんじゃ…と危惧するようになってきました。
まぁ、それはそれで面白いですけどね。
続編の発表、楽しみにしてます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
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